ブレイン・ゲームのレビュー・感想・評価
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時折見せる、ジョンの悲しげな笑顔。
安楽死の是非という答えの無い問いに、サスペンスと超能力を上手くプラス。アンソニー・ホプキンスの穏やかな演技で、変なB級のサイキックバトルにはならない。捜査、逮捕を目的の警察&医師 vs 殺人者。
要所要所でカットインする過去と未来。その断片的な映像を組み立てながら、推理と展開を予想するのが楽しい。
コリン・ファレルの登場はかなり遅いが、サイコパスに見せる演技はさすが。アンソニー・ホプキンスは相変わらず?に、感情と表情が表に出ない役柄だが、その理由も徐々にわかる展開も良い。
未来の読み合い、起承転結の配分、脚本次第ではかなりの作品になり得たかも。だが、ラストは全く予想していなかったので、単純に驚いてしまった分、評価。
原題『SOLACE』の意味は"慰め"。
何に対する言葉なのか、考えさせられる。
もっと早く観ればよかった(笑)
脱ハンニバル
アンソニー・ホプキンスが変質者の汚名をそそぐ為に作った映画としか思えない。
若いFBIの女性捜査官を絡めるなど、「羊たちの沈黙」ファンなら気になるようなシチュエーションを匂わせてエスパーものとは・・、うすうす二番煎じとは思っていたがこんな趣向とは恐れ入りました。
先ずミステリーで超能力を持ち出したらタネの分かっている手品を観るようで興醒めだと言うことが分かっていないのは致命的でしょう。デスノートばりの予知合戦、吹っ切れたパロディならまだしも安楽死殺人と言う重たいテーマを絡めて社会派ドラマを狙ったのでしょう。プロットで怖がらせるのではなく誰もが抱える難病への恐怖心を利用しようとする魂胆も卑劣千万、事件解決のカタルシスすら褪せてしまった。
まあ、それでも名優アンソニー・ホプキンスさんの背負ったダーティなイメージは御気の毒、少しは気が晴れるなら良しとせざるをえないでしょう、原題:Solace(慰め)はダブルミーニングかも。
おもしろい
人の未来が見えるジョンに手を借りて連続殺人犯を探し出していくストーリー。
未来を予測しながら犯人を探し出し、いつか訪れる凶の未来がいつくるのかひやひやした。
調査を進めていくうちに被害者が全員病気持ちで、犯人は病に苦しむくらいならいっそ一思いに殺してしまった方が助けになると言っていて、少し納得してしまう部分もあったが、最後ジョン自身も犯人と同じく娘に手をかけていたのにはゾッとした。
超能力バトル
前情報無しで観賞。
騙し合い、腹の探り合い、相手の裏をかく等の謀略合戦を期待してたがまさかの超能力バトルですか。
自分の上位互換の能力者との対決。結局犯人の思うがままで終わるのがちょっと残念だったな。出来て不意打ちが精一杯ってのも悔しい。
ただ、犯人の殺害動機はかなり独善的だがちょっと考えさせられる。
苦しむ本人の了承を得てから殺す嘱託殺人とは全く違う一方的な慈悲殺人。犯人はただただ優しいだけなのかもな。救いの手段が殺害ってのは倫理的にアウトなんだけど、殺された人達が自分の未来を知った場合どんな選択をしてたのかな?とか考えてしまう。
『マジック』や『ハンニバル』等の代表作を見た後だとアンソニー・ホプキンスの演技がちょっと物足りなく感じるかも。ミステリアスで役にはまってて良かったけどね。
犯人現われるまでのほうが面白い笑
おおざっぱにはおもしろい。
映画作品という感じではなく、テレビシリーズみたいなおもしろさ。テーマよりキャラクターで進んでいく内容。霊視?あり前提のキャラクター設定というマンガでもありそうな感じ。
しかし、わりきった演出にしているので、観る方も迷うことがない。もう、それはアリの世界観なのね、ということでこっちも入るしかなくなるから。
安楽死というテーマもあるにはあるけど、ま、この娯楽作品のパーツとして扱われている程度でしょうね。単純に痛みからの解放で捉えているし、スピリチュアルな深みがある扱われ方ではない。
実は犯人現われるまでのほうが面白い笑コリンファレルが悪いわけではないと思うが。。
序盤からわくわくと引き込まれ超能力心理戦
タイトルなし
安楽死を題材に扱うなど中々楽しめた。犯人役コリン・ファレルが出てくるのが遅い。予知能力者同士の戦い。アンソニー・ホプキンスが実は娘を安楽死させたのは驚き。将来病気で苦しむとわかったものを苦しまないように先に殺すという究極の愛の行為、コリン・ファレルのはまり役。
まとまりがない
面白かった!
羊やセブンを超えるのは無理か…
【観やすいサイコスリラーに文学チックな見所も加わり】
・アンソニー・ホプキンスさん主演でコリン・ファレルさんも出演しているサイコスリラー映画。監督は、アフォンソ・ポヤルトさん。
・触った人の未来や過去が見えるアナリストであるアンソニー・ホプキンスさんがFBI捜査官に依頼されて連続殺人事件を追う、という物語概要。
・連続殺人犯が「なぜ殺すのか」という部分が観ている人を考えさせる要になってきます。犯人には、アンソニーさん以上の優れた能力があり、両者の駆け引きも見所。単純に両者の能力によるバトルが山場になってきますが、ラストで明かされる驚きの事実と、それと共にアンソニーさんのしぐさが観ている人の善悪という観念を一瞬ぐにゃっとしてくれます。それによって、観た後に「何が正しいんだろう」という考察をさせてくれるある種の文学チックな見所もありました。
・コロナで自粛時期に観れた映画としては満足した一作でした。ありがとうございました。
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超能力を小道具に使った倫理観
アンソニーホプキンス主演&最後に明かされる真実で不思議と作品から重厚感が滲み出ているけど、どっちかというとB級寄り。
病に苦しんで死ぬより苦しむ前に殺してやるという犯人の倫理観も分からなくもないけど、赤の他人に突然殺されたくはないよね。
少なくとも闘病期間があれば死ぬ方も残される方も覚悟や心の準備ができるから。
闘病の辛さや苦しさを経験した事が無いから言えるキレイごとだけど…。
アレハンドロ・ゴンザレスならどう撮っただろう
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