誘拐の掟のレビュー・感想・評価
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アクションではなくドラマがメインの作品
これは大分予告のイメージとは違う内容の映画でした。
96時間ばりの救出劇を期待したのですが、重厚な駆け引きによる交渉戦と彼の心境をメインとしたドラマです。
それでも暗い過去を背負ったストイックなリーアム・ニーソンというのが珍しいのもあり、なかなか楽しめた作品。
過去を後悔しながら探偵を営む男を演じているけどいまいち演じ切れてい...
後味は何もないが、そこそこ楽しめる作品
過去の失敗を償おうとする想い
【猟奇的な誘拐犯を追い詰める過去に過ちを犯しAIに通う私立探偵を演じるリーアム・ニーソンが印象的な作品。】
■ニューヨーク市警の元刑事である私立探偵マット・スカダー(リーアム・ニーソン)のもとに、不吉な依頼が舞い込んできた。
裕福なドラッグディーラーの妻レイラが何者かに誘拐され、惨殺されたのだ。
犯人たちは警察に通報できない麻薬関係者の身内ばかりを狙って残忍過ぎる誘拐犯行を繰り返していた。
◆感想
・直接的な表現はされていないが、レイラの殺害シーンがハッキリ言ってグロテスクである。
・又、スコット・ランクによる脚本も巧く出来ていない機能していないと思う。
・脇役の黒人少年TJとマット・スカダーの関係性も巧く描かれていない。
<では、何故に私が今作に3.5を付けたかと言うと、当時60歳のリーアム・ニーソンの存在感である。ファンであるからかもしれない。
今作は、リーアム・ニーソン主演作としては凡庸な出来栄えであるが、猟奇的な雰囲気などは(個人的には好みではない。)ある種のこの作品に対しての風合を齎した作品であろう。
但し、リーアム・ニーソンの主演の作品はもう少しスカッとした後味が欲しいなと思った作品である。>
身代金を要求する事件が連続しておこる。 金を払っても被害者は殺されてしまう。 金を要求されるのはドラッグ(薬物)のディーラーばかり。 大金を持っていると目されての犯行。
動画配信で映画「誘拐の掟」を見た。
劇場公開日:2015年5月30日
2014年製作/114分/G/アメリカ
原題:A Walk Among the Tombstones
配給:ポニーキャニオン
原題は「A Walk Among the Tombstones」
「墓石の間を歩く」
ニューヨークで女性を誘拐し身代金を要求する事件が連続しておこる。
金を払っても被害者は殺されてしまう。
金を要求されるのはドラッグ(薬物)のディーラーばかり。
大金を持っていると目されての犯行。
リーアム・ニーソンは元刑事。
数年前に酒をやめた。
彼のもとに被害者の夫から犯人確保の依頼がある。
徐々に犯人像に迫るリーアム・ニーソン。
これはサスペンス・ミステリーだ。
残虐な描写がある。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
誘拐犯に告ぐ。殺したら、殺す。
安心の1本
ハードボイルドリーアム
邦題の意味とは
獣たちに墓を、探偵に穏やかな眠りを
私立探偵マシュー・スカダーを主人公にしたシリーズ小説の映画化。本作はシリーズの10作目だとか。
シリーズの一つ『800万の死にざま』はジェフ・ブリッジス主演で映画化された事もある。(むか~し、見た事あるぅ~!)
今回スカダーに扮するのは、リーアム・ニーソン。
スカダーにある依頼が。
妻を殺した犯人を探して欲しいというものだった…。
巷を震え上がらせている誘拐殺人事件。
犯人は身代金を手にすると、人質を無惨な姿で殺して送り返す異常犯。
そんな犯人に挑むスカダーも無免許探偵で、元刑事で元アル中。刑事を辞める事となった過去のあるトラウマを抱えている。
また、彼に依頼する面々も麻薬の仲介人など。
訳ありの探偵物語。
リーアム・ニーソンはいつもながらの重厚演技。
リーアムがこの手の作品に出ると、またまた無敵のアクションを期待してしまうが、派手なアクションは全くと言っていいほど無く、渋いハードボイルド・サスペンス。
意外な真犯人とか何かの陰謀とか、そういった味付けや捻りも無く、シンプルに探偵vs犯人。地道な調査で犯人に近付いていく。
なので、全体的にも控え目…いや、ズバリ言うと、地味。
勿論スリルはあるが、クライマックスなどもうちょっと盛り上がっても良かったと思う。
かと言ってつまらない訳ではなく、どんよりとした雰囲気含め、まるで70~80年代のクライム・ムービーを見ているような見応えはあった。
アクションを極力封印し、ハードボイルドの世界観もぴったりのリーアム。が、犯人相手に強気の電話交渉は、うっすら『96時間』の最強親父を彷彿させちゃう。
終始しかめっ面のような作風の中で唯一のユニークな存在が、ひょんな事からスカダーの助手(?)となるTJ。
勝手にバレバレの尾行してきたり、首突っ込んできたりの困った君だが、ホームレスで難病持ち。
それさえもバネにし、スカダーを好サポート(?)するナイスキャラであった。
先に述べたように、本作はシリーズ小説の10作目。『800万の死にざま』は5作目。
何で中途半端に映画化する?…と思うが、
例えば自分が映画の作り手だとして、金田一耕助作品を手掛けるとしたら、『本陣殺人事件』からじゃなく、特に好きな作品を映画化したいと思う。
きっと、そんなとこだろう。
テンポ良く進む
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