ジェーンのレビュー・感想・評価
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これ見たかったんだよなぁ…
ナタリー・ポートマンが製作に携わり、タイトル・ロールを自らが演じる。
ユアン・マクレガーが敵役。痛快な西部劇のにおいがする。
近ごろ、有力な女優が、自分でプロデュースも兼任し、主演を務める作品が増えてきた。ハリウッドの(まぁ、その他の資本も)新潮流で、おおむね成功を収めてきたんじゃないだろうか。
特にアクション娯楽作や、社会派サスペンス、ロマコメなんかの分野で製作・主演兼任の映画が目立つ気がする。
特徴的なのが、「のめり込み」ぶりがハンパないこと。
アクション映画では、ノースタントで危険なシーンにチャレンジしたとか、サスペンスでは過激で風刺の効いた辛口のキャラクター、ロマコメのお友達キャスティングの豪華さ、なんかが利点だと思う。
この映画、オスカー女優のポートマンが製作・主演で、ユアン・マクレガーが悪役なんて、豪華すぎる。一応スターウォーズで共演した間柄ですから、期待しない方がおかしいというもの。
で、実際見てみたら、「意外と普通だな…」「いや、かなり平凡かも…」
特に悪くないんですけど、見る前にハードルが上がりまくっていたんで、いざ見てみると、その期待に応えてくれないのね。という失望のほうが大きかった。
最後まで、ハラハラする展開で、面白いんですけど。一回見たらもういいかな。
たぶんポートマンも、シリーズ化しようとは思わないはず。
もっと面白い西部劇はたくさんある。
2017.11.6
何かが足りない
男性中心の世界だった南北戦争時代を背景に、
女性の強さと哀愁を描いたような作品だったと思う。
いわゆる西部劇の主人公を女性にしてみましたって感じなんだけど、
製作にナタリー・ポートマン自身が関わってるってとこが味わい深いんじゃなかろうか。
ただまぁ、たった3年前の作品なのに
黒人が一切出てこないってとこにちょっと違和感があった。
トランプ、新型コロナ、そしてBLM。
この3年でひとつ時代が変わった感があるからなのかな。
女にとって生きる為には愛より頼る人間が必要なんだ。
見事なハードボイルドぶりだった。
西部劇が好きで、それはあからさまな男の仁義の世界を恥ずかしくないのかよ?と思えるほどの台詞とガンファイトで描き続けできたからなんだ。
しかし、この映画は女の強かさを見事に描き切ってしまった。頼られれば過去を忘れ、恨み辛みを胸にネジ込んで命を掛けてしまう馬鹿野郎。普通なら頼る女を助けはするが、命は差し出さないだろうに…男にだって明日はあるわけで昔の女になんかかまってる場合ではない。
しかし、そうできない。
なんともはや男の馬鹿さ加減をみごとに演じたこの役者は大したもの。
そして、この2人、子供2人はこれから幸せになれるのか?
予想に反し
女性主役の西部劇って、聞いたから、西部劇大好き人間の私には、不安ばかりで見ましたが、予想に反して、ひじょーに良かったです。西部劇に出てくる女像の格好良さが 、無茶苦茶出てました。これはやはり、ナタリーの演技のたまものですかねー!
「シェーン」のリメイクじゃないのね💦
タイトルがうっとうしい‼️w
南北戦争直後の西部劇。夫と娘の3人で暮らしていたジェーン。ある日夫が深傷を負い帰って来た。相手のビショップ一家が後から襲いに来るという。夫が役に立たない為、かつての恋人ダンに助けを求めるが、、、。
西部劇女性主人公版という今の時代だから作ってもらえる様な内容。しかし、ハメを外す訳では無い女性ジェーン設定(凄いガンマンでも無い、頼りが必要)により、「女性の弱さ」も見え隠れした良い塩梅な西部劇となっていました。(ポスターだと1人で全部出来ちゃう女性ガンマンに見えるから損してますよね😓)
だけど、1番不便なのは元彼氏のダンである。
旦那と娘がいる元彼女を助けるんだけど、後々になるとやりきれない立場ですわコレはw
企画内容勝ちだと思います。夜のシーンが暗くて良く見えないのが残念かな。
良西部劇を観たい方はどうぞ。
けっこうハラハラ
西部劇にしては撃ち合いがおとなしめ。そのぶん、一発に重みがあって緊張感はむしろ高い。派手な撃ち合いでバッタバッタと敵を倒していく浮世離れした退屈なシーンはない。それがよい。ナタリー・ポートマンは気丈でかっこいいが、活躍しすぎないのもリアルで〇。
戦争によって引き裂かれた二人が別々に過ごした時間の残酷さを回想シーンがうまく表現している。終盤まで陰鬱で救いがないまま進んだぶん、時間を取り戻した二人のラストには胸を打たれた。
1871年南北戦争後、スケール感のない普通の西部劇
戦うのはあくまで男で勇ましいジェーンが活躍する話ではない。
みどころはメアリーを失ったと分かって慟哭するナタリーポートマンくらい。
家のTVでは罠大炎上はそれほどでもなく。
同じ女を愛する男2人。
暗闇の中の銃撃戦は地味。暗くてよくわからん。
ユアンマクレガーもジョエルエドガートンも面影なし。
最後こそ賞金を手に西部劇らしいけど・・・それでいいいの?
希望の地、カリフォルニアへ向かう幌馬車。
紆余曲折あって監督もキャストも変わりまくったため、ギャビンオコナー作品とはいいがたい。
西部劇では珍しいヒロイン
主人公(ナタリー・ポートマン)は娘と暮らしていたが、夫が撃たれて帰ってくる。
夫から敵が攻めてくることを聞き、娘を知り合いに預け、助っ人を探しに行く。
登場人物の説明が遅めなので、最初のうちはなにをやっているのかよくわからない。
主人公の過去が明らかになり、一気に面白くなる。
予定調和の西部劇
殆ど全くひねりのない、至極オーソドックスな西部劇であった。
アウトローな助っ人、極悪非道の悪役、少人数対多人数、壮絶な撃ち合い、砂漠・・・といった、ウエスタン特有の背景に、一人の女性を中心とした悲恋モノに仕立てているので、ある意味安心感がある。
そしてその安心感のとおりの展開と結末を迎えるので、エンドロールの際には、いつもの定食をいただいて満足した・・みたいな感じを味わえる。
ただ、いい意味での「驚き」がないのも確かで、その点は少し減点か・・。
ナタリーポートマンのための映画
ナタリーポートマンのための映画。
事前に知っていたあらすじはこう。
「捨てた元カレに、自分の家族を守ってもらうために助けを求めに行く。」
つまり、都合いい女の映画。
でも映画を観て、止むおえなかった事情ややるせない状況がひしひしと伝わって、どの時代にでもあてはまる事だなと感じる。
ナタリーポートマンが可愛かったからラストまで見れた気がする。
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