ジェーン
劇場公開日 2016年10月22日
解説
ナタリー・ポートマンが主演・製作を務め、ユアン・マクレガーが敵役で共演する西部劇。南北戦争直後のニューメキシコ周辺。ジェーンは夫のハムと娘と平穏な毎日を送っていたが、ある日、夫が銃弾を受けて瀕死の状態で家に戻ってきた。夫に傷を負わせた悪名高きビショップ一家の首領ジョン・ビショップの手から夫と娘を守るため、ジェーンは南北戦争の英雄でかつての恋人ダンに、わらにもすがる思いで助けを求める。ジェーン役をポートマン、ジョン・ビショップ役をマクレガーが演じるほか、ジェーンの夫ハム役を「リトル・チルドレン」のノア・エメリッヒ、ジェーンのかつての恋人ダン役を「ブラック・スキャンダル」のジョエル・エドガートンがそれぞれ演じる。監督は「ウォーリアー」「プライド&グローリー」のギャビン・オコナー。
2015年製作/98分/PG12/アメリカ
原題:Jane Got a Gun
配給:ポニーキャニオン
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2022年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ナタリー・ポートマンが製作に携わり、タイトル・ロールを自らが演じる。
ユアン・マクレガーが敵役。痛快な西部劇のにおいがする。
近ごろ、有力な女優が、自分でプロデュースも兼任し、主演を務める作品が増えてきた。ハリウッドの(まぁ、その他の資本も)新潮流で、おおむね成功を収めてきたんじゃないだろうか。
特にアクション娯楽作や、社会派サスペンス、ロマコメなんかの分野で製作・主演兼任の映画が目立つ気がする。
特徴的なのが、「のめり込み」ぶりがハンパないこと。
アクション映画では、ノースタントで危険なシーンにチャレンジしたとか、サスペンスでは過激で風刺の効いた辛口のキャラクター、ロマコメのお友達キャスティングの豪華さ、なんかが利点だと思う。
この映画、オスカー女優のポートマンが製作・主演で、ユアン・マクレガーが悪役なんて、豪華すぎる。一応スターウォーズで共演した間柄ですから、期待しない方がおかしいというもの。
で、実際見てみたら、「意外と普通だな…」「いや、かなり平凡かも…」
特に悪くないんですけど、見る前にハードルが上がりまくっていたんで、いざ見てみると、その期待に応えてくれないのね。という失望のほうが大きかった。
最後まで、ハラハラする展開で、面白いんですけど。一回見たらもういいかな。
たぶんポートマンも、シリーズ化しようとは思わないはず。
もっと面白い西部劇はたくさんある。
2017.11.6
2021年1月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
南北戦争後の荒れた時代の一人の女性の話。
ストーリーというかポイントは一つなのだか、それを2時間で表現するため、間延び感を感じる。
女は強く生きて行かなければならない、という話。
2020年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
男性中心の世界だった南北戦争時代を背景に、
女性の強さと哀愁を描いたような作品だったと思う。
いわゆる西部劇の主人公を女性にしてみましたって感じなんだけど、
製作にナタリー・ポートマン自身が関わってるってとこが味わい深いんじゃなかろうか。
ただまぁ、たった3年前の作品なのに
黒人が一切出てこないってとこにちょっと違和感があった。
トランプ、新型コロナ、そしてBLM。
この3年でひとつ時代が変わった感があるからなのかな。
見事なハードボイルドぶりだった。
西部劇が好きで、それはあからさまな男の仁義の世界を恥ずかしくないのかよ?と思えるほどの台詞とガンファイトで描き続けできたからなんだ。
しかし、この映画は女の強かさを見事に描き切ってしまった。頼られれば過去を忘れ、恨み辛みを胸にネジ込んで命を掛けてしまう馬鹿野郎。普通なら頼る女を助けはするが、命は差し出さないだろうに…男にだって明日はあるわけで昔の女になんかかまってる場合ではない。
しかし、そうできない。
なんともはや男の馬鹿さ加減をみごとに演じたこの役者は大したもの。
そして、この2人、子供2人はこれから幸せになれるのか?
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