「一つ一つが小さくも大きな変化」紙の月 あーちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
一つ一つが小さくも大きな変化
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真面目な銀行員の女性と夫との心のすれ違い。
男子大学生と行為に落ちてしまう過程。
若い仕事仲間の自由な思想に揺らいでしまう様。
「紙幣」というニセモノに魅せられた末の横領。
そこから始まった「いつか終る」が追随した「ニセモノの自由」。
そしてある種の美しさがあった彼女の横領が崩れていく…。
このような、心情や状況の「変化」の描き方が良かったように思いました。
ただ登場人物が少ないからか場面の動きが少ないからか、映像的な面白さがあまりなかった気がしたのが少し残念です。
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