「満たされない。」紙の月 まるさんの映画レビュー(感想・評価)
満たされない。
私は馬鹿だから、どんなに良い映画見てもドラマ見ても全部私には勿体無い、作品の価値がわからないのになんでいつも見てしまうんだろうと思います。
今回もロクな感想思いつかないけど、こわかった。恐ろしかった。満たされないことが。
根が貧乏なので、大金を使いたい。という願望がそもそも無いけれど、それでも、今年社会人になった私は学生の頃よりお金を使うようになった。
必死にバイトして将来の自分の為に溜め込んで我慢して我慢した中で少しの楽しみに使うお金はとてつもない幸せを感じた。今よりお金を使わなかったけれど、今よりずっと満たされてたな、って思った。
お金は人を狂わせる、自分の心が満たされないことにはどんなに積んだって意味も価値も無い。
私も徹夜したことがない。
ここから逃げ出して、窓から飛び出して、遠くまで走って行けたら楽しいことが起きるのかな、何か変われるのかな、って想像したりもしたけど、それを実現しようと思ったことは無かった。アホみたいに言う事聞いて、駄目なことはしないし、真面目に真っ当に生きてきて、お金を扱う仕事に就いた。
そういう私の人生は、とてもつまらなく思えるだろうし何が楽しくて生きてんの?って思われがち。
働き始めてから自分でも思うようになった。
何が言いたいのか分からなくなってきたけど、割れた窓を眺める隅さんが、今後、しあわせだな、って思うような生き方をして欲しいなって思った。
私は私が正しいと思う生き方をしたい。
隅さんはかっこいいと思ったから。
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