リトル・フォレスト 冬・春のレビュー・感想・評価
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すごくよかったです。 丁寧な暮らしをしたくなる、そんな映画でした。...
松岡のキャラが不快!!
日々の食と生活で人生を見つめる
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
相変わらず村の美しい四季を通して彼女の食と日常が淡々と過ぎていく。いち子の母親との関係や彼女の人生や住むべき場所への葛藤がぼんやりと分り始めて、ようやく彼女の人物像がどんなものなのかに入り込んでいけるしより共感する。大きな物語の展開は最後のほうまでないのだが、彼女の日常生活を通じて少しずつ彼女の人生に染み入っていくような気持ちになる。
橋本愛と松岡茉優
全てはらせん
いつの間にかこの作風の虜になってしまいました、味のある映画でしたね
夏・秋編に続いて、今回の冬・春編もストーリーは有って無いようなものでしたが、一季節約一時間のこのスタイルが妙にクセになると言うか、不思議な魅力溢れる作風で、今回もまたとても心癒されました。
前作のラストからようやくストーリーが大きく動いていくのかなと思いきや、蓋を開けてみればそうでもなく、いつも通り淡々とした展開だったので最初はあれ?とも思ったのですが、結局この映画はこれがいい、これがホント落ち着くんですよねぇ。
生きる為に食べる、食べる為に作る、シンプルだけど、生きていく上での必要絶対条件でもあったりしますから、だけに心にスッと入ってくるところもあったのかなと。
来年食べるものを、一年前から作り始める、農業ってシンプルだけど奥が深いですねぇ。
農家の方々が丁寧に手間隙かけて作られた食材に対して、もう少し感謝の念を持たないといけないなと、強く思わされましたよ・・・。
しかしこの映画は、飯テロ描写が半端ない!(笑)
季節季節の食材で、橋本愛演じるいち子が本当においしそうなものを作るんですよねぇ。
もう最初の納豆餅からしてやられた~大好物なんで。
中にはちょっと失敗作もあったりしたのも、お茶目で可愛かったです。
料理好きなら、即実践してみたくなること間違い無しでしょう。
それにしても、農業している橋本愛が、料理している橋本愛が、とにかく美しかった、こう言う映画で、作品と役者がこれほどマッチした映画もそうそうないのでは?
また今回は、前作では出番がそれほど無かった親友キッコ役の松岡茉優も、ガッツリ話に絡んできて、対照的な2人を堪能できましたね。
前作の段階ではそれほど親友感はなかったですが、今回は2人の間の強い絆が垣間見れて、よりストーリーに深みを持たせたなと思いました。
小森に逃げ帰ってきたことで苦悩葛藤するいち子、苦悩するいち子に対してとある感情を抱くキッコ、その構図が橋本愛と松岡茉優のキャラにピタリ嵌って、前作よりは話的にも少し見所があった後編って感じでしたね。
それと相変わらず三浦貴大もピンポイントでいいこと言いますね、リアルではこう言うタイプ正直苦手ですけど(苦笑)
まあよくよく考えると具体的なことはストーリー上ほとんど語られてない感じではありましたが、まあこの映画はこれでいいんですよね、ホント心癒されましたよ。
今回も良い!
北国の春は素晴らしいな…
自分と向き合う時間
夏・秋編と合わせてみた感想
早稲田松竹で夏・秋編と冬・春編を続けて観たので合わせてのレビュー。
四季に合わせての4部作だと思われるが、1本の映画だけては時間が足りなかったのかもしれない。言ってみれば4話完結ドラマみたいな感じかな。
厳しい自然の中で農作物を育てる大変さはよくわかった。本当に手間ひまかけるのだなぁと。そして主人公いち子が黙々とそれをやり続ける。全編通して橋下愛の語り、農作業、料理と食べる姿。ドラマは付け足しみたいなもの。
映画としてはかなり奇妙だけど、村の自然とそこで暮らすという姿を観るドキュメンタリー的要素がメインだと考えると、伝わってくるものはあった。
やはり橋下愛の存在感は素晴らしい。凛とした佇まいがこの映画にピッタリでした。松岡茉優もよかったです。
どうなんですかね。
夏・秋編と同時公開みたいな感じで見ました。
それはそれはとても美しい映画でした。
橋本愛ちゃんも美しくこの現場にとても似合っていたように思います。
こういう生活がしたくなる。それは確かにそんな映画でした。
画もビデオで撮っているのかとても生々しくてすごかった。
しかし、この映画の問題はひたすら作って食べてというそれを繰り返すだけの作品であるということです。
多少物語の展開上なのかドラマ部分を入れてきますが、この冬・春編はそれが多く、却ってこの映画の質を落している気がします。
それがなければ、飽きてしまいますがあっても問題。
ものすごく中途半端なつくりだったような。
あと春夏秋冬やるのだから、OPは全部同じカットでやってほしかった。
夏編かな?そこのOPがとてもよかった。
何かのオマージュかどこかで見た感じのOPでしたが、それでもすばらしかった。
つながったのは、最初の夏編と最後の春編のふたつだけ。
もっとやりようがあったんじゃないかなと思っています。
料理に癒されつつも身につまされる、厳しい自然の中で生きる大変さ。
【賛否両論チェック】
賛:ステキな料理に沢山出逢える作品。そんな中にも、大自然の中で生きていく大変さが如実に描かれている。
否:ざっくり言うと「ひたすら料理を作る映画」なので、興味がないと退屈極まりない。エンドロールが2回あるのも、ややしんどいか。
前作同様、美味しそうな料理が沢山紹介されるので、観た後にすっごくお腹が空きそうな映画です(笑)。ただ、決してそれだけではなく、大自然の中で暮らすことの厳しさや大変さ、そして本当の意味での喜び等がきっちりと集約されています。1つの作物を収穫するために、1年前から念入りに準備をしたりする様子なんかに、改めて「食べる」ことの尊さを感じさせられます。
是非とも、デートや家族サービスで食事をする直前なんかに、観ていただきたい作品です(笑)。
同じ手間暇をかけて作られている
欲まみれの世界から・・・・
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