「ワラを使った納豆が登場するが、あれは本当に美味い。」リトル・フォレスト 冬・春 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ワラを使った納豆が登場するが、あれは本当に美味い。
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ワラを使った納豆が登場するが、あれは本当に美味い。発砲スチロールの箱に入った納豆とは比べ物にならない。ところが、都会のコンビニには売っていない。僕はわら納豆を探した事がある。売っている所は、デカいデパ地下の食品売り場だった。そして!物凄く高いものだった。さぁ、だから『田舎暮らしでわら納豆を作って食べよう』となるのか?
ワラ納豆のワラは見た目では分からない。汚染されている可能性が高い。放射能ばかりてはなく、農薬を指摘している。そう言ったワラがないから、デパ地下で高く販売されているのだ。
ここで作る嗜好品は、時間ばかり浪費するコストパフォーマンスが低い物ばかりだ。彼女の努力は認めるが、これでは、ソロキャンプと同じ。生活感が伴わない生活はサバイバルでしかない。一年二年と継続出来る事ではない。
この映画を鑑賞して、田舎暮らしを始めようとする方は少ないと思うが、もし、始めたら、軽装備で冬山に行く様な物である。
都会で無理せず生活をして『たまに田舎へ行く』で良いと思う。無理する事は無い。まぁ、この映画の結論もそうなっていた。それだけは評価したい。
やはり、現在の農業政策(社会政策)では、若者はこう言った所へは定着しない。では、どうしたら良いか?僕はわからないが、少なくとも、食料の自給率を上げた農業政策を取るべきで、今迄取ってきた減反政策など、もってもほかである。また、一年に一度のお神楽だけで、地域振興はしない。
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