リトルプリンス 星の王子さまと私のレビュー・感想・評価
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吹替版は小学生の学芸会、決して見るな!
•内容
星の王子様のストーリーに入ると人形劇の様な質感のアニメーションになる
星の王子様をうまくアニメ映画に組み込んで新たな世界観が見られた
が、その後の王子様をあんな風にしてしまって良かったのかは疑問だ
ま、あんな風にでもしなきゃストーリーが作れないから仕方ないと言えば仕方ない…
アメリカ人も大人向けアニメ映画が作れる様になったのか!と思ったら
製作国はフランス、イタリア合作
監督はアメリカ人、CGキャラ監修に日本人、スタッフにフランス人…なるほど納得
•吹き替え
吹き替え版は見ていけない
主要キャストにタレント、ド下手俳優ばかりで演技力、発声がないのが丸わかり
鈴木梨央、伊勢谷友介、竹野内豊、ビビる大木が下手でげんなりする
小学生の学芸会と化している
中でも吐きそうな大根演技なのが滝川クリステル
滝川ゴジラクリステルが重要なあの役で破壊力抜群に映画の質をぶっ壊す!
大人になった星の王子様
大人のアニメ
星の王子様
人生は設計より経験
アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの名作「星の王子さま」の“その後”を描いたファンタジー・アニメ。
「星の王子さま」についてタイトル名や作者名は知ってるけど、それ以外は詳しく知らないのが本音。
Wikipediaでざっくばらんに予習した上で鑑賞。
砂漠に墜落したパイロットの前に、自分の体ほどの星に住む王子が現れ…ってのが元々の話。
本筋は、母親から名門校に入る為に勉強漬けの日々を強いられる少女。ある日、隣家に住む風変わりな老パイロットと知り合い…。
“王子の物語”は度々挿入され、少女目線で話が語られ、見る側も少女と一緒になって読み語っているような気にさせられる。
少女の“現実”の物語はCG。
王子の物語はまるで挿絵が動いているかのよう。
ファンタスティックなストーリー、映像。
可愛らしいキャラクター。
一見子供向けと思うが、これがなかなか大人向け。
考えさせられる点も多々あり、子供にはちょっと難しいかも。
星の王子が出会う王様、自惚れ男、それからバラにヘビにキツネも現実社会の縮図だとか。
これはその後の本作でも受け継がれている。
徹底監理された社会、競走の世の中。
母親の言われるがままに毎日の生活も監理されている少女は、老パイロットと知り合って、多くの見解を深めていく。
それを咎めた母は、毎日毎日勉強して名門校に入れば、友達と遊ぶ事も出来る。来年の夏の毎週木曜の午後1時から1時半の間に。
は? 何言ってんの、この母親?
ある程度の人生設計は必要かもしれない。無計画よりは。
でも、度が過ぎると、息が詰まる。子供の個性を殺す。周りに居るつまらない大人になってしまう…。
人生は設計より、経験。
様々な経験をして、子供は大人になっていく。
かつて子供だった大人たちもそうだった筈。
今の子供たちへ、かつて子供だった大人たちへ。
素敵!
ディズニーやピクサーのスタッフが集結してるとはいえ制作はフランス。全体的に詩的で、ラストも白黒ハッキリしない感じがよい意味で含みを持たせたるあたりが大人向け。ディズニー王道作品のような派手さや華やかさはないので、眠いという感想の人もいるかもしれないけど、なにより登場人物の心理描写という点がしっかりしてるのでほろっと来ました。ピクサーのCGの絵柄が好きじゃないんですが、本作については現代の画一化された社会を象徴するかのようなCGと、絵本の中のストップアニメーションとの絵柄の差がとても効果的でした!アニメーションの技術的なところは詳しくないですがストップアニメーションてすごく高度なのですよね。真のアニメーション好きなら見て損はないはず!
大人になると忘れること
星の王子様の世界を色鮮やかに描き、新しく生まれ変わらせた、素敵な物語。
CG映像とストップモーション映像の、両方が美しく、分かりやすく現代と物語の世界を分けている。
CG映像では、おじいさんの家が特に明るくて綺麗だ。こんな部屋で過ごせたら楽しいなと思う、おじいさんの子どものような純粋な心が表れた家。
ストップモーションは、質感が感じられるのが面白い。キツネの尻尾が揺れる感じが素敵だ。
物語は、少し切ないけれど、笑みが零れるシーンもあり、重くなく、爽やかな気持ちになる。
目に見えない大切なものは何か、はっきりと分かるわけではないけど、月や星、緑の木々や光る水面を見たときの、心が浄化されるような、胸がキュンとなる気持ちのことかな、と思った。ただ、生産性だけを求める、大人の王子が働いていたような星の人間には、なりたくないなと思った。
大人のためのアニメ
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