劇場公開日 2017年5月20日

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「渋い」夜に生きる ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0渋い

2017年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジョー・コフリン(ベンアフ)は子供のころ、オペラ鑑賞の帰りに遭遇した強盗に両親を殺害されていた。
孤児となったジョーは執事に育てられ、表舞台では悠悠自適な富豪として暮らしていたが、街の平和を守るために自警団として犯罪者を私刑に処する裏の顔を持っていた。
やがてダークヒーローとしての活躍が自分や周囲の人間をも脅かしていく。そう、これは『夜に生きる』ことを決めた悲しい男の話であった…🌙

というウソはともかく、本作は禁酒法の時代のギャングの話🔫
法律なぞどこへやら、街ではマフィア・ギャングがしのぎを削り、一般人にまで被害の出る始末。
いつどこでだれが死ぬかもわからない時世の中、ベンアフも静かな凄みで夜を生き抜こうとする男を演じきりましたが、さいしょの緊張感が徐々に薄れてきてしまい中だるみを感じる映画でしたね😪

序盤は酒と男と女と銃と、って感じで裏切りと疑惑の錯綜する雰囲気にドキドキしたのですが、実のところ攻めより受けでしぶとく生き残る男の話であって、自然と地味な感じに。
ジョーの寡黙で落ち着き払ったキャラに対して、ディオン(C・メッシーナ)の飄々とした印象が対照的ではありますが、もーっとディオンがうるさいやつだったらよかったかなぁ📢

ただ衣装や美術はものすごく目をひかれました。
サスペンダー姿のベンアフですとか、壁紙やらがいちいちステキ。
エル・ファニングの透明感のある少女っぽさと白を基調とした衣装の相性とかも。

あ、悪役としてすごいバカがいるんですが、そいつの着ていたニットベストの色と柄がかわいくて字幕をムシして見つめてました🎽
バカだからどうせ大したセリフしゃべってなかっただろうし、たぶん問題なかったはず、うん。

カーチェイス中にも(車ピッカピカに磨いてあるなぁ…。もっと砂埃とかで汚れてるもんじゃない?)ってのも気にはなったんですけど。
変なとこばかり観てたなぁ💨笑

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ゾンビ