「単調なストーリーに光る、己を信じて生きていくことの儚さ。」夜に生きる 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
単調なストーリーに光る、己を信じて生きていくことの儚さ。
【賛否両論チェック】
賛:混乱の時代の中で、自分の信念を貫こうと奔走する主人公の硬派な姿に、人生の儚さを見るよう。
否:展開はただストーリーを追うだけの単調なものなので、興味がないと眠くなってしまいそう。
戦後の混乱期にあって、自らの信念でアウトローを貫き、やがて成功を収めていく主人公の姿が、ニヒルに描かれていくのが印象的です。
そして後半では、どこからか徐々に道を違えてしまった主人公が、傷ついた1人の少女との出逢いから、また己の信じる道を歩み始める様に、生きていくことの厳しさと儚さを垣間見るようです。
ただ悪く言うと、単純にストーリーを追うだけの展開で、非常に淡々と進んでいくので、特に感慨もなく眠くなってしまうかも知れません。
良くも悪くも、結構重厚な作品ですので、気になった方は是非。
コメントする