「製作、脚本、監督、主演。」夜に生きる mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
製作、脚本、監督、主演。
アカデミー作品賞をとった「アルゴ」以来のベン・アフレック監督作品。
禁酒法時代のボストンからタンパベイが舞台のノワール的作品。
対立するふたつの組織のなかをうまく立ち回ってみせるジョー・コフリン(ベン・アフレック)。
その顛末やいかに。
カーアクションや銃撃戦の演出は、おそらくは一級品。こっち方面をもっとフィーチャーすれば傑作になったかも。
だが、この分野は偉大な先達がたくさんいるので、どうしても比べられてしまう。
映画の雰囲気はけっして悪くない。作り込んだというのがうかがわれて好感がもてる。
問題は、ベン・アフレックの芝居だ。
彼は、自分の監督作のときは監督に専念したほうがいいのではないか。
ただ、ベン・アフレックはあまり観ることができない分野の映画を作ってきている気がするので、このまま作り続けてほしい。
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