インヒアレント・ヴァイスのレビュー・感想・評価
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二転三転の展開に振り回される妙味
誰にでも隠れた瑕疵はあります。ヒッピーにも彼女にもアメリカという国自体にも。それにつけても「テキーラゾンビ」っていうカクテルはとてもファンキー。試してみたいです。あと、喜一郎のホットケーキも。
ピンチョン
元彼女が乗る羽根つきオープンカーが通り過ぎて、カンのvitaminCが流れて、タイトルin。トンプソンのラスベガスをぶっとばせとか、テリーギリアムじゃなくて、PTAの方が適役だったんだなと、ブギーナイツ見て感じた思いが更に増した。アメリカ相変わらず偉大だな
クセ者揃い
役柄も演じる役者も原作者も監督も魅力溢れる異端者ばかりでストーリーは複雑か否か。 E・ロバーツ演じる不動産王失踪がメインかと思えば多種多様なキャラが絡みつつ話は脱線していく。 "トマス・ピンチョン"挑むべき作家。 60年代後半サイケデリックな映像に雰囲気が最高で人の良いトボけたヒッピー探偵、J・フェニックスが愛嬌のあるキャラクターを巧く演じている。 J・ブローリンのアイスキャンデーの場面は卑猥ながらも最高に笑える。
ファッションがいい
話はよくわからんが、、 とにかく世界観とファッションがいい。 ホアキンのむんむん醸し出される男臭さとヒッピーバイブスが心地よく、ダメダメなんだけどどこか色気を感じる。 浮世離れした世界と汚い現実を垣間見れ、ちょっとトリップしたような感覚になれる。 余韻が続く映画。
Too many creepy characters
I was curious about the hippie period and tried watching it but there were a plenty of mysterious characters , most of all are dopes even the main person " Doc " so it was pretty hard for me to keep up with the story so sometimes went to Wikipedia and checked what we going on right now well I can't give it a good reputation sorry , Enjoy
かなり好きな雰囲気
とても好きな雰囲気の映画で、映像や色彩にうっとりでした。 曲者揃いの役者が次々出てきて、特にジョシュ・ブローリンは素晴らしかったです。 ただ、とにかく本編長い。 好きな役者がチョロっと出ておしまい。 これが残念。
PTAの『三つ数えろ』
このケバケバしいノワールは『ロング・グッドバイ』と同じ匂いがする。そこで思い出すのは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の献辞「ロバート・アルトマンに捧ぐ」。ポール・トーマス・アンダーソンは異端児たり続けた師匠の影を追い続けているのだった。グルーヴィ 物語は複雑で明確な結論も避ける。キャラクターやシーンの魅力で興味の持続を保とうとする構成(だと個人的には受け取った)。つまりこれはポール・トーマス・アンダーソンの『三つ数えろ』(もしくは『四つ数えろ』)ということになるんだろう。ただそれなら『ビッグ・リボウスキ』の方が好きかな 『ビッグ・リボウスキ』はコーエン兄弟のコメディ版『三つ数えろ』やけんな ポール・トーマス・アンダーソンの作品はすべて傑作っていう前提でいうけど『ザ・マスター』以降ちょっと落ちてきよるかな 『インヒアレント・ヴァイス』には鳥肌が立つ画が無い。こんなことポール・トーマス・アンダーソンの今までの作品には考えられなかった。思うに彼には会話劇は向いてないんじゃない?もちろん死ぬほど高いレベルでの話やけど
探偵“迷”物語
「ザ・マスター」に続くポール・トーマス・アンダーソンとホアキン・フェニックスの2度目のタッグ作は、トマス・ピンチョンの小説を映画化した異色の探偵ミステリー。 この作者についてはまるで知らなかったが、それも当然。アメリカ現代文学の巨人と評されながらも、公には一切登場しない謎多き覆面作家なんだとか。 異端の作家×強烈個性の監督&主演俳優なのだから、真っ当な作品である筈がなかった。 ヤク中のヒッピー私立探偵ドックは、元恋人の依頼で不動産王の調査をするも、巨大な陰謀に巻き込まれ…。 あらすじはまともな探偵映画のようだけど、これが非常に難解。 あっちにふらふら、こっちにふらふら、脱線エピソードも多く、人間関係も複雑。 元恋人の依頼が事の発端。元カノをヤクと例えるならば、そのヤクでラリって、出口の見えない迷宮に迷いこんでしまったような。 おそらく自分の頭じゃ半分も理解出来なかったが、単につまらなかった!…と切り捨ててしまうほど嫌いにはならなかった。 気に入った点、魅了された点が幾つかあったのも事実。 ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ…出るわ出るわの個性派が、一癖も二癖も三癖もある登場人物を怪演。 フェニックス、ブローリン、デル・トロの三人が顔を合わせるワンシーンなんて、贅沢なくらい濃い!(笑) 元恋人役のキャサリン・ウォーターストンがその美貌と魅力で見る者を惑わす。 ヒッピー、ヤク、エロ、犯罪、陰謀…混沌と怠惰の70年代カルチャーがクセになる。 選曲センスも抜群で、坂本九の「上を向いて歩こう」が流れたり。 これまでの監督作で言うと、「ブギーナイツ」の雰囲気と「パンチドランク・ラブ」のオフビート・ユーモア。 非シリアス作品でもアンダーソンが一筋縄ではいかない手腕を発揮。 初見なら誰もが煙に巻かれる事必至。 何度か見返したくなる、ある意味映画好きの為の作品。 さて、また迷宮に迷いこむとしよう。
スキヤキ
70年代が舞台というより、70年代の映画のような雰囲気を持った映画だった。 話のわかりにくさとか、狙ってるのかわからないコミカルなシーン、終盤繰り広げられるバイオレンスシーン、無駄なおっぱいなど、70年代探偵映画リスペクトの映画だった。 それにしても、グッドナイトムーンのジェナマローンちゃん、初めは彼女だと気づかなかったよ。
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