「雰囲気素晴らしい」インヒアレント・ヴァイス takkvonさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気素晴らしい
ピンチョンらしく人物相関が込み入っていて途中から脱落したが、音楽、衣装、演出などなど雰囲気は素晴らしかった。小説は未読だけど、ピンチョン小説に頻出する分かる人には分かるネタみたいなものも所々含まれていた気がする。ストーリー的には探偵なり何なりが事件を追っていくうちに自分が巻き込まれていくという競売ナンバー49の叫び(これは読んだ)に近くピンチョンとしては読みやすい部類に入るものだと思う。エンドロールで知った、音楽はまさかのジョニー・グリーンウッドであった。ニール・ヤングの曲もHarvestに加えJourney Through the Pastという激レア音源が使われていてこれだけでもかなりすごい。ピンチョンがカメオ出演しているらしいが、そもそも今のピンチョンの顔を知らないので分かるはずもなかった。全体感としてはアメリカン・ハッスル思い出したので、スティーリー・ダンのダーティー・ワーク聴きながら帰った。
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