「21世紀に、「捕鯨」の映画を作る、ということ自体が奇跡」白鯨との闘い みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
21世紀に、「捕鯨」の映画を作る、ということ自体が奇跡
欧米の捕鯨に対する反感は、ものすごく強いらしい。
そんな現代に本作を超大作としての予算、キャスト、スタッフで作ったコト自体がスゲえな。スポンサーたちはよくカネ出したね。
欧米人にとっては、100年以上前の出来事とはいえ、自分たちの祖先が捕鯨をしていて、それが原因でクジラが激減した、というのは「不都合な真実」なのでは。(まあ、そういう「反省」を踏まえて、保護に取り組んでいる、と主張するのかも)
「白鯨との戦い」という邦題もイマイチ。
クジラとの戦いは主題じゃないじゃん。
主人公たちに課される「課題」というか「災害」の一つに過ぎず、
主に描かれているのは、男たちのサバイバルでしょ。
主題がボヤけてしまい、何を言いたいのか分からない作品になっている。
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