「壮絶」白鯨との闘い U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
壮絶
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「白鯨」の元になった話。
という設定ではあったが、当時の捕鯨ってとてつもなく原始的で、まさに戦いで一方的な狩りとは全然違ってた。
人の欲は、ホントに上限を知らない。
それに反撃する「白鯨」なのだが…恐ろしい。生物としての人間は、か弱い。
戦いにすらならない。太刀打ちできない…。
自然災害に立ち向かっていってるような、虚無感すら覚える。
その生き様に、何事も安易であるはずがないと思えた。生存競争のただ中にいるんだと。
そして、ネットの普及により世界は狭くなったと感じてたけど、まだまだ世界は広かった。水平線に囲まれた視界で味わう孤独感とはどんなものだろう?発狂する事さえ諦めそうだ。
そして壮絶なダイエットにも果敢に挑んだであろう俳優たちに拍手を!
主役の方の体型を見るだけで、過ぎた時間を想起させられた。
見事…。
執念すら感じてしまう。
「白鯨」を読んでみようかなと思えた作品。
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