バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のレビュー・感想・評価
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神墜ろしの鐘が鳴る
DCコミックの2大ヒーロー・バットマンとスーパーマンが対決するアクション超大作が、万を持して公開!
『アリvs猪木』的な世紀の茶ば……ゲフッ、ゲフン、盛り上がらないファイトにならないか
心配だったが、そこはコミック原作ものを得意とするザック・スナイダー監督。
2大キャラをいかに同じ世界観にまとめ、対決させるかという点をバッチリ仕上げてきた。
特に前作『マン・オブ・スティール』は「スーパーマンのせいで人死に過ぎ……」と非難されたが
(自分もそこでレビューのスコアを大きく下げた1人)、
本作はその点を反省しつつも無かったことにはせず、きれいに今回の展開に組み込んでいる。
両者の見せ場の配分も良く、スーパーマンの葛藤とバットマンのアクションを交互に描きつつ、
クライマックスの大バトルシーンへと繋ぐという上手い流れを作っていた。
(後々考えると?な展開もあるが、まあそこは勢いがあったので気にならず)
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全体的なスケールは前作よりやや小さくなったが、(大富豪で発明家で超マッチョだが一応)
常人バットマンと超人スーパーマンを同じ土俵に立たせる上ではしようがないだろうね。
日本で言えばゴジラVS月光仮面みたいなもんだしね。
むしろこの対決カードでこれだけのスケールを維持した事を誉めるべきかも。
それに、バットマンのアクションは、アナログチックでゴリゴリとした感じがすごく良い。
バットモービルでの大破壊チェイスやクライマックスでの対集団戦はファンタスティック!
肝心のスーパーマンとの対決も、
クリプトナイトで弱体化したスーパーマン VS 極限メカニカルドーピング・バットマンという展開で、
互角のぶつかり合いを見せてくれる(攻防逆転のところが若干コントみたいだけど)。
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2大巨頭の対決に無理なく入り込んできたワンダーウーマンも悪くないし、
過去シリーズよりもやさぐれてる執事アルフレッド(笑)もかなり好きだが、
やっぱ強烈だったのは、ひとり異次元テンションで喋り倒す仇敵ルーサー。
'78年度版とは完全に別者。ヘラヘラナヨナヨしているが、頭は回るし心底邪悪。
スーパーマンを嵌める為の大量虐殺シーンには衝撃。ホリー・ハンターとTAOに何て事をっ!!
彼の企みは今回明かされないままだが、 ジョークと隠喩だらけの猛速トークの端々からは、
彼がこの世界の総てを憎みまくっている破滅主義者である事を窺わせる。
神の失墜そして「空より来る」悪魔の台頭。それがルーサーの目的か。
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はい、ここまでほぼ褒め倒しですがね、その割には判定3.5 は低いですよね、はい。
かなーり楽しめたのだけど、不満点もそれなりに多いのでしてよ。
冒頭の『スーパーマンのせいで人死に過ぎ』問題は辛くも回避されたが、
今回は別の問題が頭をもたげる。『バットマン、人殺し過ぎ』問題である。
バットモービルでのチェイスで容赦なく悪党どもを爆殺・轢殺していくバットマン。
悪夢(あるいは次作への伏線?)のシーンでも、夢の中とはいえマシンガンで人間をバスバス射殺。
(実銃撃ってるバットマンて初めてじゃないかしら)
スーパーマンを殺す気なのは分かるけど……そこはちょっと違わないかね……。
“殺さず”を徹底する従来の彼の流儀が好きな自分には、今回のバットマンは違和感が大きかった。
それと、スーパーマンの“死”。
自分はそこまでスーパーマンに思い入れは無いし、ロイスとの別れとかも感動的で良いんだけど、
次回作での復活は明白なのに、なぜわざわざ悲愴で面倒な展開を選ぶのかと。
『エンタメだから悲しいシーンを無くせ』と言う訳じゃないんよ。必要性があればそれも良いのよ。
けどスナイダー監督って、悲愴で無慈悲で面倒な展開にむやみやたらに流れるきらいがあると思う。
今回も、前作ほどじゃないが、どうにもスッキリさせてくれない。
あ、あとラストのドゥームズデイ戦が、前作ラストよりアッサリと決着する点もやや拍子抜け。
超常バトル過ぎてバットマンも殆どアタフタしてただけだったし……。
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以上。
アクションスケールは減じたが、前作ほどには無慈悲な展開では無くなった点は好みなので、
評価としては前作からほぼ横這い。ただ、リブートに当たる前作より新鮮味は薄れるので
少し下げての3.5判定とした。
いよいよ本格始動したDCコミック映画化シリーズ。
『ジャスティス・リーグ』まではまだまだ長そうだが、
悪党大集結の『スーサイド・スクワッド』にまずは期待。
<2016.03.26鑑賞>
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余談:
バットマンのアクションがゴツゴツしてたり、
ラスト0.5秒の見せ方が『インセプション』ぽいのは
やっぱ製作総指揮クリストファー・ノーランの意向なのかしら。
暗い!重い!長い!
スーパーマンが人質を取られて簡単に言われるがままになったり、
いきなりワンダーウーマンが登場したり、
宇宙での核爆発で死んだかと思ったら生き返ったり、
# 最後の一瞬のシーンも棺桶から生き返る布石か?
# だとしたらバケモノも生き返るのでは?
ストーリー的には疑問を感じるところも多いが、
カメラワークやアクションシーンはかなり監督の拘りを感じるし、
面白くない訳でもない。
ただ、ヒーローものでは重い人間ドラマは求めていないし、
もう少し軽いノリが欲しい。
ジェシー・アイゼンバーグは個性的な俳優で存在感があり、
なかなか悪役も悪くない。
期待値は低かったもののそれは超えた
やはり、人間ドラマはセリフや状況描写も含めて面白いがバトルが始まった瞬間、ヒーローたちのセリフもほぼ無いしヒーローの感情の描写が全くと言っていいほど無い
あとバトルシーンのテンポが良くないのも劇場で見た誰もが思った
でも、バットマン以外はほとんど人間ではない様なもんなのでしょうがない部分もあるかと思います笑笑
この方向性のままMCUに勝つのは難しい様に思えるが、MCUがディズニーの傘下になってから(よりいっそう)子供から大人まで世代を問わずに見やすい映画になったが、DCCUはMCUにはない様な(残酷と言ったらわかりやすい様な)シーンが含まれていて独自の世界観を貫いていく姿勢があるのは評価に値するとは思う
マン オブ スティールの続編としてみるべき
マン オブ スティールをみてないと、わからないところが多くありますので、是非みてからいくとよいと思います。どっちが勝つか?すごく気になる広告戦略がとられてますが、純粋なアクション映画、マンオブスティール2としてみたほうが良いと思いました。映像はすごいと思いますが、ちょっと間延びを感じました。
これで大丈夫かDC
前作『マン・オブ・スティール』は個人的には大好きな映画だったので今作も期待していたのだけど、至る所で目にする酷評、酷評、酷評。期待の度合いをかなり下げて鑑賞したつもりだったのだけど、それでもダメだった。これはひどい。
端的に言うと、自分の仲間を殺した憎き相手を「母ちゃんの名前が同じ」というだけの理由で許して仲間になっちゃう映画。
以下、主に後半に関する愚痴。
母親をファーストネームで呼ぶのは無理あるのでは。
スーパーマンが「マーサが~」って言ってバットマンが「(マーサ!? 俺の母ちゃんと同じ…だと…!!??)」ってなるだけで頭おかしいのに、ここぞとばかりにバットマン母の墓標に刻まれたマーサの名前や死ぬ直前に父がマーサの名前を呼ぶシーンをフラッシュバックさせる演出、どうでもいい描写もいちいち時間かけて撮ったアーティスティック()な俺カッケーなカットの連続と相まって鬱陶しさが限界突破。そもそもそんな理由で喧嘩やめるくらいなら最初から戦うなよ…
綺麗な映像と派手な音楽で誤魔化そうとしてるけど、都合のいいカットが多い気がした。
あんな目立つ所に発信器つけてバレない訳ない…ってそれはむしろレックスが上手く逆手に取る伏線だからいいとして。
ロイスの、例のクリプトンキラーな槍を深い水溜まりの中に落とすという行動に必然性の欠片も見当たらないから凄い。
それをスーパーマンが命からがらサルベージした後、化け物相手に仲間2人が命懸けで戦ってるのだからさっさと助けに行ってやればいいものを、丹念にイチャラブするスーパーマンとロイス。まあ母ちゃんの名前が同じっていう程度の絆だもんなそうだよな。
クリプトンキラーな槍の効能でスーパーマンは弱体化してて、それによって化け物倒す時に心臓一刺し食らって死んじゃうスーパーマン(そもそも化け物の右手攻撃を剣で切らず躱してれば剣の形状にはならなかったの、あれだけ戦ってればさすがに気付くよなワンダーウーマン)。何か今までやたらスーパーマン恐いとか家族返せとか言ってた奴らが手のひらクルーして彼の死を悼んだわけだけど、スーパーマンが死ぬ訳ないって観客みんな知ってるから悲しくならないし、ラストのラストで棺桶に乗った土がふわりと宙に浮いても何も驚きはしない。
後半に関するものだけで1000字近い愚痴をぶちまけたものの、どうして前半の愚痴が無いのかというと、それは上映時間が長すぎて、前半の内容をあまり覚えてないから()
こんな無理矢理で必然性の欠片も無い描写を並べ立てるくらいなら、長すぎる尺をもう少し短くする努力をしてほしかった。
褒めるべきポイントがあるとすれば、冗長とはいえ一応綺麗だった映像、入場者特典としてクリアファイルがもらえること、そしてジェシー・アイゼンバーグに坊主頭は似合わないという事実を大きなスクリーンを使って示してくれたこと。髪、次回作までに伸ばそうな。
壮絶バトル!
今回の話は日本人には馴染みある、戦隊ヒーローやウルトラマンがビルを壊しまくってる疑問に通ずるものがありましたね。
バットマンは、ちゃんと観たことがなく、あまり知りません。
普通の人間だけどテクノロジーを駆使し、鍛え上げた肉体で活躍する金持ちヒーローだと思ってたのですが、少年時代にコウモリに包まれ飛翔していく姿を見るに不思議な力も宿ってるのかな?
「マン・オブ・スティール」は大好きなので話が繋がってることが嬉しかったですね。
お父さんを思い起こすシーンで流れるBGMは最高です。
この曲はかなり好きなので要所要所でちゃんと押さえてあって良い曲だなと改めて思いました。
お父さんの姿が見れたのも嬉しいサプライズ。
今回の悪者は「エージェント・ウルトラ」で主役をやってた人ですね。
あの時とはまた違い、少しぶっ飛んでる感じのキャラクターを上手く演じていたと思います。
スーパーマンがバットマンを殺す様な、夢か別の未来なのか、ちょっと不思議なシーンがあり、それを観た時にバットマン VS スーパーマンとか言いながらまさかこれで終わりじゃないだろうなと思いましたが、しっかり喧嘩もしてくれて、その後のバトルも迫力があって面白かったです。
そして謎な女戦士。
終わってから家に帰って調べちゃいましたよ。
ワンダーウーマンっていうんですね。
めちゃくちゃ強く、美味しいとこ持ってったなという感じでした。
バットマンファンには申し訳ないですが、あのメンツだとバットマンだけがかなり必死に頑張ってるように見えて、ちょっとコントの様に見えてしまいましたね。
棺のふわっと浮いた砂は、やっぱり続きがあるよってことなのかな。
アベンジャーズの様にヒーローが増えそうな展開ですが個人的にはスーパーマン単体の作品が観てみたいです。
近年まれに見る
物凄い金をかけた「東映特撮ヒーローvsモノ」。
IMAX3D字幕版で鑑賞、3D効果は非常に薄い。
とにかく瞬間の映像が命、話は二の次な一本。
「エクスペ2」のチャック・ノリスばりに唐突&乱暴なワンダー・ウーマンと、嫌味な悪役を120%出しきったジェスの魅力がすべての評価。
後はもう「ザック監督だモノね~」ですべてが片付く。
全編通して「ビジュアル命!」。
目先のやりたいことに追われてストーリーがおろそかになるのは、われらが愛すべきロド監督も一緒だが。
笑えない分、たとえ「アメコミ愛」があったとしてもコチラの方が厳しいのは仕方がないのかな。
確かに物凄くカッコいいんだけれども…「アヴェンジャーズ」のように愛するに至らないのはそこが問題。
BvsSの決着もまさかのお粗末さで肩透かしもいいところだし、そんもそも半病人のBの逆恨みじゃないですか、これ。
当然続編も付き合うけれど、このままでは諸手を挙げて歓迎は出来ないな…としんみりしてしまった作品。
ノーラン監督の引いたシリアスな路線が、妙にいびつにゆがんでいるのが問題なんだよな。
そういうことですか…
IMAX鑑賞
そういうことですか~とニンマリw
途中、驚きで2回は身を乗り出しての鑑賞。
ただ謎が少し残ります。消化不良的な…
『マン・オブ・スティール』鑑賞は必須かと思います。
バットマンシリーズの方は、どうしてバットマンが誕生したのかを知っていれば大丈夫。欲をいえば、ジョーカー編も観といた方が楽しめる感じですが、なにせ役者陣が違うので、あまり過去作など見過ぎると、特に執事のアルフレッド役はノーラン作品(ダークナイトetc.)でのマイケル・ケインがあまりにも神執事だったので違和感を覚えるかもしれません。
IMAX しかもエグゼクティブシートを取るほど楽しみにしてたのですが、期待度は超えず…
しかし、アクションや新たな展開など楽しめることは間違いなし!
特にワンダーウーマンは最高です!!
まぁアメコミ王道メタバースヒーローもの鬱展開だけどチョット気負い過ぎ
カッコイイ。これに尽きる。
キャラクターはもちろんの事、アクションの演出がとてもカッコイイ。ストーリーの回収にやや腑に落ちない部分もあったかなと思いますが、それを抜きにしても見応えありました。クライマックス、ワンダーウーマンの登場シーンには1番鳥肌が立ちました。BGMもかっこよかったです。
二大ヒーローの対決には興奮も、肝心な部分が雑すぎだったような
特別アメコミファンではない私でも興奮するこの構図に、期待せずにはいられない本作でしたが、見終わってみると、思いのほか満足度は低めで・・・。
引っ張って引っ張って、肝心のバットマンVSスーパーマンの対決が全く納得できないあの状態では、それは満足できませんよ。
まあクライマックスバトルはザック節全快のアクションシーン炸裂で、十分見応えは感じられましたが、それ以外の多くは消化不良気味で、否多めの賛否両論も納得の内容だったかなと。
勿論、DCコミックスファンではない故に、私の理解力不足な面も多分にあったのだとは思いますが、いくらなんでもこれだとバットマンの魅力無さ過ぎじゃないですか?
あの対決シーンだけ切り取ると、どうにもバットマンがバカにしか見えない。
「マン・オブ・スティール」からの流れでスーパーマンが今回のような扱いになるのは何となく想像通りだったので、後はバットマンの描き方次第な流れだったと思うのですが・・・。
しかも心変わりする見せ方が微妙すぎて、苦笑いするしかなかったです。
過去作を見ても正義へのアプローチが全く違う2人でしたので、題材的には面白かったのですが、全てにおいて中途半端、まあ正直知識豊富なDCコミックスマニアの方々が、自分で話を補正構築しながら楽しむ作品だった印象ですかね。
そんな中でもいい味出していたのは、レックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグでしょうか。
重たい正義を振りかざした対決を尻目に、一人トチ狂った雰囲気が、今までのレックス・ルーサーやジョーカーなんかともまた違ったジェシーならではの雰囲気を醸し出していて、妙に印象に残りました。
結局何をしたいのかはいまいち伝わり難かったですけど(苦笑)
ワンダーウーマンも、ビジュアル的には最高でしたね。
ガル・ギャドットには「ワイルド・スピード」シリーズ以降も何か当たり役があったらいいなと期待はしていたのですが、来ちゃいましたね。
今後に向けた唐突感はアリアリでしたけど、最後はおかげで楽しめました。
しかし結局のところ、前半の被害者達の気持ちは一体どうなっちゃったのでしょうか・・・正義の基準ってホント難しい。
今後は更にDCコミックスのヒーロー達が大集合するんでしたっけ?大丈夫なんでしょうか・・・かなり不安です。
本当の正義とは
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