「最高の映画でした!1年間に50本は映画鑑賞する自分でも間違いなく今年5本の指に入る名作。」ジャッジ 裁かれる判事 myaa1969さんの映画レビュー(感想・評価)
最高の映画でした!1年間に50本は映画鑑賞する自分でも間違いなく今年5本の指に入る名作。
最高の映画でした!1年間に50本は映画鑑賞する自分でも間違いなく今年5本の指に入る名作。
エコノミカルな冷徹辣腕弁護士が凡庸な田舎街で愛される裁判官の父を守る法廷闘争ものと思うことなかれ、涙が止まらないあらゆる角度から共感できる『家族の絆』のストーリー。
『家族』の物語の中でもっとも焦点が当たる父と息子の長年の確執、個人的な記憶がオーバーラップする。
それなりに富も築いて成功し、団塊の世代を生き抜いた父に期待が大きすぎた1人息子の私との成人以降の激しい確執。故郷を捨て、2度と戻らない!と決意し、必ず力を掴み、見返してやる!と故郷をも恨んだ若かりし日々。
和解を画策し、積年の頑なな確執父子に説得に赴いた母の増えた白髪に涙が溜まり、それに気づかれないよう『白髪くらい手入れしろよ!』と堪えながら発した記憶。そんな母を見て父に再会を決意した日を想い出し、スクリーンが涙で見えなくなった。
誰しも抱える『家族』の軋轢、結局は愛しているがゆえのミスマッチ、共感する人には涙でエンドロールを立ち上がることはできないでしょう。
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