「それにしてもちょっと泣ける。」ラン・オールナイト kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
それにしてもちょっと泣ける。
リムジンの運転手マイケル。旧知の仲であるダニーと格闘。ダニーは父親ショーンに頼んで殺人事件をもみ消そうとする。そして老いぼれたジミーもマイケルに口止めするよう頼みに行くが、父親を毛嫌いしていたマイクは聞こうともせず警察に通報すると言い張る。そこへ免許証から住所を探り出したダニーがマイクを殺そうとした瞬間、殺し屋だったジミーが見事にダニーを返り討ちにしたのだった・・・ジミーは電話で「今、お前の息子ダニーを殺した」と伝え、マイクは警察に通報する。警察に連行されるマイクを救おうと、パトカーをチェイスするカマロに乗ったジミー。このカーチェイスだけでもハチャメチャだ!(笑)。
ショーンはマイクを殺人犯に仕立てるべく、ダニーが殺した死体をリムジンに載せる。警官をも殺したジミーは頭の回転が速い。ショーンがどんな手をも使ってくることを周知していたからだ。そして、25年間ジミーを追い続けているジョン・ハーディング刑事(ドノフリオ)もここがチャンスだと感じる学校、ジミーから直接電話を受けて「助けてくれ」と懇願される。
目撃者の黒人少年レッグスを探すため巨大な団地での逃亡劇。そこではプロの殺し屋プライスも絡んでくる。さらに伯父エディ(ニック・ノルティ)の元を訪ねるが、エディはマイクにいとこのビリーを殺したのも父ジミーだぞ!などと真実を晒す。
マイクだけは生かしてくれとの最後の直接交渉も無駄に終わり、ショーン流でやるぜと宣言するジミー。ついにはショーンを射殺するも、この辺りにいい心理描写ガソリン代なかなか伝わってこない。湖にある別荘にマイクの妻と娘たちを匿い、なんとか逃げおおせて自首する覚悟ができたのに、そこに執拗なまでも追ってくる殺し屋プライス。もう意地でも殺してやるってのが伝わってくる。
あくまでも息子マイクに引き金を弾かせないって信念が伝わったのか、親子の和解が銃撃戦のあとに訪れるわけだが、ジミーもプライスに撃たれ死んでしまう。最期のふんばりでプライスを射殺するが、マイクも父親に似たのか銃さばきが上手くなってるのが疑問点。まぁボクシングをやってたからでしょうか・・・
〈ほぼ備忘録〉