ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
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フォーシーズンズを知らなくても楽しめる!
全くフォーシーズンズを知らずに見ましたがとても良い作品でした。サクセスストーリーと転落劇という
ありきたりとも言える内容なのですがとても感動する作品です。
話の度に歌われる歌がとても心に残ります!
特に「君の瞳に恋してる」の場面ではフランキーの
家族のことがあったとわかった上で聞くととても感動しました!
歓声をあげたくなる
才能と才能が出会って、その光が広がっていく歓びと感動、友情。良いものです。
いろいろあっても、その瞬間の輝きは永遠だもの。
拍手したり歓声をあげたくなる素晴らしい歌唱と見せ方は、映画的というよりは舞台的な印象。ブロードウェイで活躍する俳優さん達をスクリーンで観れるのも、良いものでした。
フランキー・バリとフォーシーズンスがつながった
今迄別々に知っていただけで目から鱗でした。
エピソードもそれなりに楽しく、懐かしい曲が映像で再現されるのがとても嬉しい。
ついCDを買ってしまいました。
彼らの歌声に恋してる
「君の瞳に恋してる」「シェリー」などの名曲で知られる60年代の伝説的ポップスグループ“ザ・フォー・シーズンズ”の栄光と挫折を描いたブロードウェイ・ミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化。
某老舗映画誌では2014年間1位に選出。この某老舗映画誌、やたらとイーストウッド贔屓が鼻に付き、何だまたかよ…とうんざりすらしていたが、悔しいかな、好編だった。
エピソード的には至ってシンプルだ。
無名時代、名曲誕生秘話、成功、確執、再起…。
下手すりゃダイジェスト的になりがちだが、イーストウッドの特徴とでも言うべきシンプルながらも真摯な演出で、正直曲は知っていてもほとんど知らなかった彼らの軌跡がすんなり伝わってくる。
加えて、イーストウッドの演出は彼ら若者への眼差しそのもので、優しく温かい。
打って変わって、ステージでのパフォーマンスとエンディングのミュージカルは、極上の高揚感。
知ってる曲が流れると、胸躍る。
特に「君の瞳に恋してる」は、その誕生秘話も含め目頭を熱くさせる。
“ザ・フォー・シーズンズ”を演じるのはブロードウェイ版と同キャスト。
映画界では無名だが、そのまま彼らのサクセスストーリーとなった。
それにしても、吹替ナシの生の美声には本当に魅了される。
彼らの後見人で地元マフィアのボス役、クリストファー・ウォーケンは言うまでもなく貫禄たっぷり。(実はミュージカルもイケるウォーケン、エンディングだけちょこっと披露)
栄光に挫折はつき物。
それでも、音楽への熱い思いが彼らを一つにする。
数々の名曲がそれをひしひしと感じさせる。
イーストウッドが見つめるのは、華やかさではなく、彼ら個々のドラマ。
音楽映画にまた一つ佳作誕生。
思ってた以上に好編であったが、さすがに自分個人の年間ベスト!…とまでにはならなかった。
もういちど、もういちど、唄いたくなる。
良くあるサクセス&フォールな話かと思いきや、なかなか歯ごたえのある脚本で思いの外楽しめる。ビフ・タネンも真っ青の老けメイクは凄い(そこかw)…と思わせておいて、終盤の事件とそこからの展開。「あの曲」がかかったところで不覚にも落涙。いい作品。
主人公の漢気にシビれた!
評判どおり、とても良かった!
ひとつのことに人生を捧げた者だけが味わえる幸福とその代償を、ぎゅっと濃縮した映画らしい映画だと思った。
クライマックスからエンディング、そしてスタッフロールにかけての演出が最高!
ああ、いい映画を観たなー、と素直に実感した。
簡潔王道なストーリー。でも、そこまで天使の歌声か?
苦悩と成功の両側をバランスよく散りばめてあり、一辺倒に人生が進んで行かないことを感じさせてくれる。
時の流れに沿ってストーリーを進めて行くので。ポップシーンのスタイルの変化や、当時のドラッグなどの社会問題が主人公を通して体現できます。
後半に行くにつれ盛り上がって行く音楽、ストーリーの構築の素晴らしさ。映画、音楽ライブの楽しさを詰め込んだ素晴らしい作品だと思います。
ただ、主人公の歌声が劇中で大絶賛されているが、正直主人公よりバンドメンバーの方が上手かった気がします…
そして、作品全体のバランスが良すぎて捻くれた私には意外性が感じられず、そこにはほんのちょっと満足してません。
大瀧詠一さんに見てほしかった!
ミュージカル映画はほとんど見ることもなく、あのレミゼラブルも録画したものを見始めても途中までしか見れていない私ですが、
昨年お亡くなりになった大瀧さん経由で大好きになったフォーシンズンズを扱った映画という理由で見に行きました。
そしてその結果は大感動でした。大瀧さんが生きていたらどんな感想を言ってくれたかな、聞きたかったなあと思いました。
ぜひともお薦めです。
なんて素敵な映画なんだろう!!
ああ、なんて素敵な映画なんだろう。
これを観たら「アナと雪の女王」さえ、かすんで見えてしまう。
ああ、なんて素敵な音楽映画なんだろう。
監督は、あの人です。
もう、映画界の巨匠と言っていいでしょうね、ここまで来ると。
クリント・イーストウッド監督であります。
クリント監督は「ハズレ」が、まあ、ほぼ、ないんです。
クリント監督の作った作品なら、どんな作品でもそれなりに面白い。
感動したり、泣けてきたり、複雑な感情を、いともたやすく映画の中に絶妙なブレンドで溶け込ませてくれる。
それは、とびっきりうまい、香り高いコーヒーを飲む時のよろこびや、極上のお酒をチビリとやって「うまいなぁ~」と舌を鳴らして感嘆する。そんな極上の時間を演出してくれるのです。
僕は以前、映画館で本作のチラシが置かれているのを観ました。
棚の下の方にひっそりと置かれていました。
チラシの片隅に四人の若者達。
暗がりの中、路上で、スポットライトを浴びてコーラスしている。
全然目立たない、これで宣伝用のチラシなの? と疑うような地味なチラシでした。
手に取ってみると、小さな文字で「監督 クリント・イーストウッド」とありました。
「うそでしょ?!」
もっと派手に宣伝しなさいよ! と思いました。同時に、これは絶対に観に行こうと思いました。
結果。観て損はありませんでした。
もう一度1800円払ってでも「もう一回観たい!!」と思わせてくれました。
僕みたいなヘタクソな物書きの感想文読んでる暇があったら、さっさと映画館へ鑑賞しに行ってくださいませ。
この映画を観るには、出来れば、とびっきりお洒落してゆくといいですよ。恋人やご夫婦で観るもオススメです。
観終わったら、美味しいワインでも傾けながら、この映画をお二人で語り合う、なんてのもいい趣味ですね。
本作は1950年代から60年代にかけて、まさにアメリカン・ポップスを席巻した「ザ・フォー・シーズンズ」というコーラスグループの結成のいきさつから、その解散、そして現在までを描いたものです。
2時間あまりの中に、それだけの内容を詰め込むのは無理があるのでは? とお思いでしょうが、そこはアナタ、巨匠「クリント監督」なんですよ。
脚本は抜群の出来。ストーリーは実によどみなく進みます。しかし、重要なポイントはじっくり描かれてます。
メリハリが効いてるんですね。だから、観ている観客は全然疲れない。
「ザ・フォー・シーズンズ」のメンバーはニュージャージー州の、ありふれた田舎町の不良少年でした。
どっかから、くすねてきたグッズを売りさばいては、それで遊ぶ金を稼いだりしている連中でした。
ただ、彼らの幸運は、たまたまメンバーだったフランキー・バリ(ジョン・ロイド・ヤング)の声が、実に「イカしていた」ことです。
彼の甘ぁ~い裏声(ファルセットといいますね)は、クラブの女の子達を虜にしちゃいます。誰もがうっとりする歌声。その声を聞いて、これも一人の才能あふれるピアノ弾きの若者が「ぜひ、こいつと組んで、バンドをやりたい」と思いたちます。こうして結成されたのが「ザ・フォー・シーズンズ」
やがて彼らはメジャーデビューを果たします。
レコードは売れる、売れる!! テレビ、ラジオには引っ張りだご。コンサートのチケットは即「SOLD OUT!!」
お金が入ってきます。
高級車も買った。群がりよってくる女の子は選び放題。
まさに、アメリカンドリーム、これこそ、サクセスストーリーの王道!!
と、思いきや、彼らにある災難が降り掛かります。それは彼らのグループ活動はおろか、人生を狂わせるほどの、深刻な事態でした。グループはあわや解散と言うところまで追い込まれるのですが……
本作を観ていて、ぼくはまるでコンサート会場にいるような錯覚を覚えました。本作で使われる音楽はまさに極上。
クリント監督は、自身でも作曲するほどの音楽好きで知られていますね。
音楽への造詣が深い、それも映画音楽について熟知している。
どこでどんな音楽を使ったら、この映画はもっと「美味しくなる」のか?
それをクリント監督は、もうねぇ、知り抜いてるのね、この人。
だからこれだけ素晴らしい音楽映画を作れたんですね。
アメリカンポップスを題材にした映画と言えば
ジェイミー・フォックス主演の「Ray」やマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画「THIS IS IT」などがすぐに想い浮かびます。
これらがお好きな方には、本作はきっと受け入れられるでしょう。
どうぞ映画館で、素敵な4ビートの”ヨコノリ”で、スウィングしちゃってください。楽しい作品ですよ、
ミュージカル系かと勘違い
音楽を映画館で聞くと迫力あって素敵。
その点では満足。
知ってる曲も多くて単純に音楽は楽しめた!
でもストーリーが甘く、特に冒頭、設定に関してはちょっとな〜
君の瞳に恋してる、あの曲か!って思った笑
名曲沢山聞けて大満足!
あぁ!これ聞いたことある!!
っていう曲だらけで、ジャージーボーイズのことを知らなかった私としては、ビックリでした。
ミュージカル映画好きなので、
沢山音楽聞けてとにかく楽しかったです!
ドリームガールズより好きかも。
オールディーズ、バットグッディーズ
アメリカのフォー・シーズンズというグループの始まりから成功、そして晩年までをメンバーがそれぞれを語るというスタイル。
元はミュージカルだったものをクリント・イーストウッドが映像化。正直最初は、ミュージカルって滑ると寒いからなあと思ってたし、特に「レ・ミゼラブル」という成功作があったのでどうなのよと思っていたら、実に面白い作り方をしていた。またオリジナルの舞台キャストを起用したりなど、キャストにも目を配るクリント流がここでも当たり非常に観やすい映画だった。使われているフォー・シーズンズの楽曲は一度は聴いたことがあるナンバー。これが物語にうねりを付けている。
フォー・シーズンズの話ではあるが潤色があり、これはある意味クリント御大の「アメリカン・Bサイド・グラフティ」という趣きの作品だったと思う。
ジャージー
クリストファーウォーケン以外は知らない俳優。にもかかわらず素晴らしい。もはやイーストウッドは最上のミュージカルをさらりと撮ってしまう。まるでマキノ正博のように。一点階段上のフランキーの幼かった頃の娘を捉えたショットがあまりに平板でなんか引っかかっていたら、のちの展開でなんだそういうことかと深く納得。そして最後ジョーペシの偉大さ!
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