「音楽は世界だ!」ジャージー・ボーイズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽は世界だ!
タモリ倶楽部のテーマ曲「ショート・ショーツ」がボブの曲だった!ボーリング場でさえ音楽発表の場だった時代、裏方でバイトしてボブをトミーに紹介したのが後のジョー・ペシという面白さ。トミーが引退してからはペシのマネージャーをやってるなんてのも洒落ている。
ストーリーテラーとして、トミー、ボブ、ニック、フランキーと順に語っていくところも面白いし、余計なレコード会社移籍なんてのは排除して、トミーが借金まみれになっているところが一番盛り上がるところ。それをメンバー全員で返していくんだ!というジャージー魂。フランキーの娘が死ぬところよりも感動的。
序盤ではボブが加入するシーンも、音楽をやってる者にとっては感動的。これは『ベニイ・グッドマン物語』でライオネル・ハンプトンがバンドに加入するセッションシーンと同様、涙ちょちょぎれるところ♪そして、終盤の「君の瞳に恋してる」が最高♪悲しげな表情から振り返るフランキー(ヤング)の演技はここが一番!
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