「フィクションじゃないかと思えるくらい良く出来た話」ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
フィクションじゃないかと思えるくらい良く出来た話
サッカー世界ランキング最下位の米領サモアのチームが、初勝利を目指して奮闘するドキュメンタリー。
0対31という史上最高得点で負けた記録を持つチームというところから、新監督がやってきてチームが成長していく過程なんかは、まんまフィクションでありがちなストーリー。しかも、第3の性と言うトランスジェンダーのオネエさんがいるというキャラ立ちもまして、ドキュメンタリーを見てるのかフィクションを見てるのか分からなくなってくる。
だけど、本当に皆の頑張りと団結していく過程の描き方が上手くて、面白くて、1点取った時、初勝利した時の感動も凄い。
皆、他に仕事があって、アマチュアで、人口も6万人程度くらいの小さなところだけど、熱い心を持っていて、とても勇気付けられる。
オランダ人監督も、厳しい中にも人懐っこい温かみがあってすごく信頼できそうなところがあって面白い。監督の娘が若くして事故死して心は癒えてないけど、子供が23人出来た気持ちだって、本当に偽りないことだって思えてくる。
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