「マッチョマン達のオヤジ祭り」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
マッチョマン達のオヤジ祭り
ならず者の傭兵達の活躍を描く『エクスペンダブルズ』シリーズの第3弾。今から10年程前の作品ながら、80年代から現在も一流のアクション俳優として活躍するオヤジ達、総出演によるアクション大作。本作も監督こそパトリック・ヒューズが務めたものの、原案・脚本・主演は、もちろんシルベスタ・スタローン。アクションの面白さを知り尽くした彼だからこそ、観る者を魅了する。
本作の凄味は、派手なアクション・シーンは勿論だが、スタローンの呼び掛けに集いし、あまりに豪華な出演者にあると言える。まずは、ステイサム、ラングレン、クートゥア、クルーズ、リーの、いつものエクスペンダブルズのメンバーに加え、シュワルツネッガーも、負けじと派手に機関銃をぶっ放す。また、新たなメンバーとして、『ブレイド』のウィズリー・スナイプス、『デスペラード』のアントニオ・バンデラスも参戦。前回までのCIAのチャーチ役のブルース・ウイリスに代わって、何とハリソン・フォードまでもが、物語のキーパーソンとなって登場。そして、そして今回の強敵の武器商人役と言うのが、メル・ギブソンと言うのだから、このメンツを観ているだけで、男臭さ満載のイケイケなオヤジ大祭り作品だ。
本作のミッションは、悪の武器商人を仕留めこと。しかし、これまでのチームは解散し、バーニーが若手のメンバーを集めて、敵地に乗り込んだ。その彼らの前に現れたのは、嘗てエクスペンダブルズの一員で、悪の道に走った為に、バーニーによって殺されたはずのコンラッドだった。一旦は彼を捕まえることに成功したが、敵の奇襲で、若手のエクスペンタブルズのメンバーが囚われてしまう。そこで再び、オヤジ達が集結して、コンラッドを仕留め、若手メンバーの奪還のミッションに立ち上がる。
クライマックスの戦闘シーンは、圧巻!機関銃、手榴弾、戦車砲、戦闘ヘリコプターからのミサイル、と弾丸、砲弾の雨あられ。そして、廃墟ビルの大爆破。ここまでやるかと思えるほどの度肝を抜く、戦闘シーンが次々と映し出される。とにかく出演料も、アクション費用も桁外れな作品に間違いない。あまり深く考えないで、観終わった後の爽快感と、豪華な出演者を楽しむ作品だ。
カール3世さん(^^)確かに最新作は、これまでの豪華俳優陣に比べて,出演者に物足りなさは感じました。MEG2もラジー賞に入っていて,ステイサムは散々ですね。でも、何も考えないで楽しめる本シリーズは個人的には好きです。