「至上最高のお祭り始めようぜ!!」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション りんご大福さんの映画レビュー(感想・評価)
至上最高のお祭り始めようぜ!!
至上最高には悲しみもまたある。
無敵でどんな仕事も出来るはずなのに、失敗した。仲間が犠牲になる。チーム解散の危機。その時のバーニーの気持ちは複雑だけど解散した旧メンバーの姿が素敵。
歯をくいしばるガンナーの銃を撃ちまくる姿、ドクのベッドより床に布団を敷いて床に寝る姿、クリスマスのテレビ掛けっぱなしでソファーにな寝そべる姿など全員やりきれない姿の全員がいい味出してる。シーザーの仇を取りたいなのにバーニーはチーム解散させたその行き場のない怒りが好きだ。また曲もいい。"Ticking Bomb"
和訳の部分でもチームの雰囲気出してて彼らの心情を表してて凄くいい。「全世界が時限爆弾の上に座ってる」それはやり切れない感情の渦彼等を包み込んでる。
それに対してのバーニーのやり返す準備をしてる。
それは負けたくない終わらせなきゃ終わらない自分の責任。そう囚われながら肝心な部分を見落としてしまい。他にも犠牲を出して、たった一人になったバーニー。
そこに現れるガルゴ。「片道切符があるだけまし、今の俺にはそれすらない」その言葉は刺さった。そして可愛い可愛すぎる。孤独も知り辛さも失う気持ちも知り、誰かの痛みをわかる分。どんな時も陽気に話…いや少しうざい奴くらいの彼の姿。そこには秘密が後にわかる。元々マスクオブゾロが好きだったから、お調子者のバンディランス好きなんだけど、あのウザさはチーム嫌がるわな笑。
それで最後は大騒ぎのお祭り騒ぎ。ネタも相変わらず。良い意味でカッコいい。格好いい奴らは年取ってもカッコいい。ハゲもチビもカッコいい欠点すら美点に変わる。その姿に男女問わず恋する。カッコいい。
いたずらも派手でギャグもセンスいいし。
これがあの映画の良さであり
一言で表すなら「至上最高の同窓会」
相変わらず壊すし、消すし、吹っ飛ばすし、殺すし、死者数半端ない。そしてガンナー可愛い。戦車の駐車の仕方分からず突っ込む感じ好きだ。やりたい放題。でもバーニーたちの《向こう(映画世界)から使い捨てにするなら、俺たちから出てってやるよ。》で始めたような自由度の高いストーリーだったのが、今作の新人アクション俳優女優に道を開けるような、優しさを見せてて、応援して次を送り出すかっこよさ今作はエクスペンダブルズ至上1番好きな作品だ。本当にかっこいいやつはいざって時はこうやって道明け渡すんだろうな。そこがいい。カッコよくなりたいでは無く、かっこよくいたいが1番かっこいい。それを見せられた作品。好き嫌いはあるが一度見て欲しい。これはだれでもない彼等の同窓会でもあっても、もう二度と見れなくなる人たちもたくさんこの先出てくるだろう。目に焼き付けときたい。
エンディングの曲もいい。
"オールドマン"これもいい。泣きそうになる。だからまた見たくなる。そんな映画だった。