「秋の肉弾祭り!」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
秋の肉弾祭り!
いい意味でスタローン映画は今回も何も変わってないし期待通り楽しいお祭りだった!
見所はやはり新メンバーの投入とその活躍ぶりなんだけど、意外だったのが若手の増員だった。「消耗品軍団」とは役柄だけでなく演じている役者の人生ともダブっているあたりがこのシリーズのお約束だと思っていたけど、役者としてはまだまだ消耗されてない若手の投入には違和感があった。
しかし結局美味しい所は全部スタローンをはじめとするオールドメンバーが持っていくので最終的にはあまり気にならないものとなった。
新加入のウェズリースナイプスは期待通りブレイドなアクションを魅せてくれ、もはやヨボヨボじいさんのハリソンフォードもハンソロばりにヘリのパイロットで大活躍!ラストには「ひとつ貸しだな」なんてセリフも言ってくれてサービス満点!
今回のカッコよすぎる悪役のメルギブソンはさすがの存在感!ロッキーとの初対決は短かったけどそのツーショットに興奮!
しかし最後までムムムだったのが、陽気なスペイン野郎のバンデラスが僕には終始ミスタービーンことローワンアトキンソンにしか見えなかった。このキャラ設定はこれで良いのかと思わずにはいられなかった。
新メンバーの加入により旧メンバーの見せ場が減ってしまったのはいたしかたないが、ジェットリーのカンフーが無かったのは個人的には寂しかったなと。
ただ全体的にはユーモアにとんだスタローン節も健在だし、80〜90年代に見られた単純明解なストーリーと肉弾アクションにはただただ安心して楽しめた。いまやこーしたスタイルの映画ってスタローンぐらいしか作れないよなって思った。
エンディングでの登場人物同士のやり取りではみんな生涯現役を宣言しているようで今後にも期待が膨らむ。
次こそはセガールに登場願いたい!