「男なら劇場へ行け!」エクスペンダブルズ3 ワールドミッション harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
男なら劇場へ行け!
まずは当初から出演予定だったウィズリー・スナイプスに「お帰り」と言いたい!
冒頭、挨拶代わりのリアルな自虐ネタ、『ブレイド』オマージュネタがニクいね!スタローンのウィズリーに対する気配りを感じる。
主役級のスターがこれでもかというほど顔を揃える、他に類を見ないエンターテイメント。
そのメンツをどういうバランスの配役にするかだけでもかなり頭を痛めると思うのだか、本作は前2作と比較しても一番バランスの良い配置になっていると感じた。
今回登場していないブルース・ウィリスの存在をも思わせる作りは見事だ。
その分面白さもかなりアップしている。
本作は真面目に眉をしかめて観てはいけません。
エンターテイメントとして〈年寄りアクション祭り〉的に楽しむものですが、同時にスタローンの場合は比較的分かりやすくメッセージも込めてくる。
ただでさえ主役級の人たち。
一人で十分主役張れるのに、その人たちを集めて1つのチームにする。
観ている側は夢のような競演を楽しむと同時に「仲間の大切さ」や「若い世代との協力」「一人ではムリでもチームとして1つになれば最強になれる」みたいなメッセージを受け取る。
本作でも一瞬『ランボー』的にワンマンで行くのかと思わせてからの[仲間]の存在ですからね。「よっ!待ってました!」と膝を打って喜んでしまう。そしてラストは文字通りの《大団円》!
もうたまらん!
[自分の仲間以外みんな敵!]とも受け取れるのだが、そこはまぁ上手く咀嚼しよう。
今からでも遅くない、男だったら仲間に入れ!と言いたい!
日頃のことは忘れて2時間ドップリ男祭りを楽しもうではないか!
特に中年以上の映画ファンの方々、スタローンとイーストウッドには映画ファンとして最後まで付き合おうではないか!?
ラクな人生など無いのだ!
俺たち男は所詮『エクスペンダブルズ』なのだから!