はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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優しい映画
全編に流れる音楽は、とても柔らかで、耳にも心にも優しい。
俺もサントラ買おうかな♪
とても可愛らしい映画だった。
なんだろう…出会いから生まれる科学変化というものなのかな?
そんな可能性を提示した作品だった。
誰も特別なな人はいないように思えた。
青臭い夢物語という人もいるだろうけど、いいじゃないか。
1+1が2じゃなくても。
一瞬に生きる
日々生きていく中で、年を重ねるにつれ、感動や興奮は薄れていく。
でも、
それでも、
だからこそ、
その瞬間が訪れたときの感動は心を震わす。
足元からゆっくりと身体全体に染み渡るようにテンポよく進むストーリー、次第に揺れ動く興奮は音楽とともに弾けて踊る。
今この瞬間を精一杯楽しんで生きたい。大切な一瞬を逃さないために。
そう再認識した映画だった。
音楽も物語もよかった。
ダンとグレタがダブルヘッドホンで聞いていた、for once in my life!あのアレンジのこの曲、わたしのテーマソングのひとつ!でてきてとてもうれしかった。
スティービーワンダーのアレンジです。gleeでもアーティが歌ってたバージョンです。
シナトラやブーブレのも好きですけどね。
素敵な音楽があふれていました。
キーラナイトレイのウィスパーボイスも気持ちよかったです。
野外レコーディングも楽しくて素敵でした。
留守電に吹き込んだ別れを告げる歌がよかったです。キュートだけど悲しい歌でした。
でもでも、音楽的には、やはりやはりラストでアダムレヴィーンが歌ったlost starsがダントツ一番でした。あの声!ほんと素晴らしい!彼の本作での一番の仕事はあの曲でぐうの音もでないパフォーマンスをすることでしたね。すばらしかった。鳥肌たちました。
久しぶりにマルーン5聴き直します。
飲んだくれのプロデューサー・ダンと、アメリカに来てアッサリ彼氏に浮気されたグレタが、グレタの作った歌が縁で出会い、最悪な現状を打破してゆく物語です。
再起のストーリーはまぁよくあるかんじです。
が、よくある筋をよくあるやり方で撮り、ステレオタイプな人物が出てきてしまったら、陳腐の一言です。
本作は陳腐ではなかったです。
その要因は前述した音楽と、グレタのキャラクターだと思いました。
彼女の内面に強くフォーカスしてはいませんが、はしばしから読み取れたのは、自立していて、自分を知っていて、ニュートラルな人物像です。
デイブがいなくても1人を楽しめて、浮気を知ったらちゃんとすぐゆって、異国であろうがちゃんと距離をとる。
もちろん悲しいしムカつくから、友達と呑んだくれるけども、部屋で悪口言って歌詞を書くくらいの荒れ方。人に迷惑はかけない。
ダンとの間に流れかけた男女の匂いにも、簡単に流されない。
思春期の女の子への言葉も説得力がある。
本人はただ必死なだけでしょうが、かっこいい人でした。
そこが抜きん出ていたと思いました。
デイブのライブで、グレタは一筋の涙をこぼし、そして踵を返します。
あそこの彼女の気持ちが、すぐには分からず、帰りの道で考えました。
デイブはグレタの曲を、グレタが意図したアレンジで素晴らしく歌いました。
取られて悔しいとかではないでしょう。
元はグレタからのクリスマスプレゼントだった曲です。
デイブへの愛が溢れたからでしょうか?
違うと思いました。彼女はもうデイブへの気持ちにケリをつけていたと思います。
それではなんだったのか。
考えてもよくわかりませんでしたが、自作の曲にただ感動しただけなのかも、というところで落ち着きました。
客観的に自分の曲に感動して、自分で自分を誇らしく思ったのではないでしょうか。そして、素晴らしいパフォーマンスをしたデイブへの感謝もあったかもしれません。
最悪な現状を完全に脱した瞬間の涙だったようにおもいました。
ダンについては、最初のダメダメ部分が胸糞悪かったですが、グレタと一緒に制作を始めてからは、いい感じでした。
妻と元サヤは安易な気もしますがね、ダンは妻が好きなんですね。
本編には関係ないですが、観る前に映画好きの友達が、はじまりのうたよりストックホルムでワルツをの方が断然よかった!と言っていました。
それを聞いてからどちらもみましたがわたしははじまりのうたのほうが胸に迫りましたね。
受け止め方は千差万別ですね。
サントラ聴いてます。
うまくいかない二人が出会って音楽を通して少しずつ前に進んでいく姿は見てて力をもらえました。
特に印象に残った場面は2人で同じ曲を聴く場面。とてもきらきらしたものに見え、憧れてしまいます。
そして最後のライブのシーン、思い出の曲からはじまってそこにピリオドをうった時ぼろぼろ涙が出てきました。なんて潔いのだろう。でもこのタイミングでひげを剃ったのはせめてもの彼なりのけじめなのかなとか思っています。
追記:
個人的には元彼ver.のアレンジの高く突き抜ける声のがすきです。
曲いい。
よくも悪くも綺麗にまとまってると思った。主人公2人の人間関係は掘り下げて描いているが、家族との関係などをもっと描いて欲しかった。人生の落ち目から始まる話だが、個人的にはもっと泥臭く描いても良かったと思う。曲はよかったし、魅せ方も美しかった。カタルシスがもっとあればさらにいい映画になったと思う。
明るい気分で。
めちゃよかった♡♡♡音楽系のやつって鬱や挫折期乗り越えて、的な重い場面が多々あるけど、これはそんな場面も爽やかで始終明るい気分でみれた♪♪
二股イヤホンでの付かず離れずのドキドキ感めちゃわかるー♡(○・∀・)ノ 笑
マークラファロ、ひげもじゃでもかっこよかった(○・∀・)ノ ♡♡♡スーツをバシッと決めたとき、ギャップでめちゃきゃー♡てなってた
久々にジワジワきた♪♪
ジョン・カーニー監督作品はこれが初めての鑑賞。
アメリカで僅か数館から、ジワジワと公開館数を増やしていったのが分かる、ジワジワとくるステキな作品だなぁ。
音楽がテーマの映画は、これぞという曲が1曲でもあれば、もうそれで★3つ4つの価値はあるもので。
「A Step You Can’t Take Back」
冒頭使われる、この曲を巡る一連の流れがもう秀逸で秀逸で。
最初はアコースティックバージョンでかかり、その後、ダンに訪れるアレンジ版がかかるまでの流れ。
この10分足らずの時間で、ガッチリと心を掴まれた。この時点で★4つ。
地下鉄に飛び込む内容の歌詞と優しい曲調も、ボロボロになった二人のはじまりのうたとして、物語とも合っていて♪ナイス。
また、物語の核となる、NYの街中でアルバムをレコーディングしていくというアイディアもなかなかステキで。
そして、勿論登場人物らの成長も描かれていて、こういう映画は好きだな。
言わずもがなだが、アルバムを即購入してしまった。
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