はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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咬みつけ!咬み殺して!キーラ・ナイトレイ
Keira Knightley
ルックスと「キーラ・ナイトレイ」がこれほどしっくりくる女優はほかにはいない。
まさに、狂った狂犬。
咬みつけ、キーラ。戦え、ナイトレイ。
原題「Begin Again」
このテイラー・スウィフトな原題とBegin Againなシチュエーションなんか全く縁のなさそうなキーラ。
しかし、これが実にいいのだ。
彼氏アダム・レヴィーンに新曲を聞かされ、表情がみるみるかわるなり、くそビンタ。今のレヴィーンにビンタできる女は確かにキーラしかいないんじゃないか、と思わせるほど、説得力がある。
俺もビンタもらいたい。
本作、音楽映画としての風貌ではあるが、実は音楽で成功するとか、路上でアルバムをつくるとか、そういう部分は結構描いてなかったり、適当だったりする。
つまり、体はファンタジー。
この辺を映画的に欠点とみることもあるかもしれないが、これはもう作り手が、意図的に、キーラのかわいいところ、かっこいいところ、咬みつくところしか興味がない、ぐらい、キーラ萌え。
そのスタンスなので、リアリティは全く必要なし。
もちろん、それなりにバランスも配慮し、ラファロの娘の参戦には、それなりにシンプルなガールズポップで楽しませり、最近のレヴィーンの匂って来るような臭い歌声とアレンジを半分自虐的に笑いに結び付けたりと、なかなか楽しい。
特にイヤホン分配器での、互いのお気にいりのプレイリスト公開と互いの音楽談義とダンス、といささか中学生の青臭いドリームを照れも臆面もなくやってくれるところがいさぎよくって、鼻で笑うを通り越して、ほっこりする、っていう、中二病感も満載。
それだけだったら、中学生なのだが、ラストの、キーラの、ラファロを、まさに噛み切り殺しそうなあのまなざしと、エピローグの分配器。
最高である。
さらに、ラストのキーラのチャリンコ。
泣くな、キーラ。その涙を咬み殺せ。咬み殺した微笑みがまた美しい。
追記
ここまでヒロインにヤラレてしまったのはホント久しぶり。ラストのチャリンコ姿や、エピローグの内容からして、これ、続編イケんじゃねえか?
お願いですので、イってください。
追記2
「音楽」映画は今年もたくさんあるけど、これと「きみが生きた証」は導入部から表向き非常によく似ている。ある意味、どちらも雰囲気映画ではあるのだが、あちらは「音楽」映画ではない、というのが決定的に違う。
ニューヨークをぐるぐる回ってレコーディングするという、なんてすばらしい!
旧友のスティーヴはちょっとそこらにいない素晴らしい人で、私もこんな友達欲しい。
トラブルガムも、こういう人をナイス・ガイっていうんだなと思った。
現実にはなかなかいないこういうタイプの人間に出会えるから映画ってすばらしい。
路上で録音だ!と決まってから、どんどん展開していくのにとてもワクワクした。
バイオレットがギターを弾くシーンは、はじめ恥じらってたのに、ギューンと入った途端にノリノリになって、超キュートでカッコ良かった。
キーラ・ナイトレイは歌も素敵だが、頭も切れるお姉さん役で「まず、その尻軽な服装をやめなさい」にはシビレタ。そして「ショッピングする?」と来たもんだ。完全に惚れるね。私も学生の頃にこんなお姉さんに出会いたかった。
イヤホンで街を歩き回ったり、パソコンでやっちまうとことか忘れられない。
自転車で風切って、ドアップがうれしそうで、一緒にうれしかった。
これは撮影された場所をめぐりたいよね~と思ったら、ちゃんとこの映画の撮影場所案内図が作られてた(笑
あ~ニューヨーク行きたい!
ルーフトップ・コンサート・イン・N.Y。 堂々たるニューヨーク映画!…良くも悪くも。
落ち目の音楽プロデューサーと傷心のシンガーソングライターとの出会いと交流、そしてそれにより生じる変化を描いたミュージカル・ドラマ。
監督/脚本は『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー。
恋人と別れ失意の中にいるシンガーソングライター、グレタ・ジェイムズを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ラブ・アクチュアリー』のキーラ・ナイトレイ,OBE。
零落したかつての有名音楽プロデューサー、ダン・マリガンを演じるのは「MCU」シリーズや『グランド・イリュージョン』の、名優マーク・ラファロ。
ダンの娘、バイオレット・マリガンを演じるのは『トゥルー・グリット』のヘイリー・スタインフェルド。
グレタの友人、スティーヴを演じるのは『ガリバー旅行記』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の、名優ジェームズ・コーデン,OBE。
ニューヨークを舞台とした大人の悲喜交々。主人公の一人であるグレタを演じたキーラ・ナイトレイがとにかく美しい✨彼女×N.Yという組み合わせの時点でもう勝ち確みたいなものである。
ワシントン・スクエア公園や地下鉄、エンパイア・ステート・ビルが見えるルーフトップなど、ニューヨークの名所の数々を美女がバックバンドを連れて歌い回る、というわかりやすいほどにわかりやすいニューヨーク観光映画。おしゃれで洗練されていて煌びやかで、それでいて品が良い。この映画を見れば誰でもニューヨークに足を運びたくなるだろう。
美女とニューヨークとマルーン5。基本的にはこれだけで出来ている映画であり、ストーリーなんてものは無いに等しい。登場人物はどれも書き割りのようで、まるで生活感というものが感じられない。
各キャラクターそれぞれの悩みも薄っぺらいし、それが解決するまでのプロセスにもあまり共感を見出せなかった。
この映画の締めの部分もなんだかなぁ…。レコードレーベルを通さず、自分たちでアルバムを売ります!でも大物ミュージシャンのコネは使います!値段は1ドルです!1日で1万枚売れましたが、売り上げはバンドメンバー全員で折半します!…甘ったるい寝言みたいな話だなこれ。この頭の中お花畑感には、どんな御伽話でも敵わないだろう。
グレタが歌うライブハウスのシーンから映画は始まり、その後このシーンを終着点としたダンとグレタの、それぞれの長い回想が始まる。これがまどろっこしいというか、物語が全然前に進んでいかないというもどかしさを覚えてしまった。しかも、映画の頭とダンの回想の終わりで、同じグレタのライブシーンが2回も映し出される。そりゃ2回目にはダンの想像する伴奏がついているんだけど、前回その歌を聴いたのは15分前な訳だからね。そんなに短いスパンでおんなじ場面を見させられるというのはダルいし、作劇としても鈍重に過ぎる。
普通にダンのパートから映画を始めれば良かったと思うし、グレタの破局の件なんてそんなに尺を取って描くべきことだとは思えなかった。そんなことより、もっとダンとグレタが音楽的な価値観の相違でぶつかり合ったりしながら、次第に絆が芽生えていくような友情構築のドラマをしっかりと見せて欲しかった。
クライマックスは、マルーン5のボーカルであるアダム・レヴィーンが演じるデイブのライブシーン。
マルーン5のファンからしてみればそれで良いのかも知れないが、彼のことをよく知らない門外漢の自分からしてみれば「お前の歌なんか知らねーよ浮気男😡!!」というのが素直な感想。
そこをフィーチャーするのなら、グレタのルーフトップ・コンサートがクライマックスで良かったんじゃない?とか思ってしまう訳です。
ダンとグレタのラブストーリーになるのか…?と思わせておいて、そこには着地しない。この抑制が効いたストーリーテリングは上品だと思ったけど、もしこの2人がデキちゃったらそれはそれで問題がある。ダンは一応既婚者だからね。
不倫映画になっちゃったらそれこそ物語がしっちゃかめっちゃかになっちゃう訳で、そういう風に考えるとそりゃこの映画の結末はこうせざるを得ない。無難な着地ではあるのだが、そこに面白みがあるかと言われると微妙である。
正直、ストーリーには全く乗れなかったのだが、とにかくキーラ・ナイトレイが美しく、そしてニューヨークの華やかな街並みには心が躍った。ニューヨークのPVとしては完璧な出来であり、そういう意味ではこの作品は堂々たるニューヨーク映画であると言えるだろう。
下手に中身が無い方が良い!ただ街を綺麗に撮ってくれればそれで良い!それが「I ♥ NY」!!…なのか?
意味分からんかった・・・
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音楽のプロデュースに夢中で、家庭に問題をかかえるおっさん。
恋人と共に音楽での成功を夢見るも、恋人のデビュー確定後に捨てられた女の子。
この二人が出会い、おっさんが女の子をプロデュースする。
そしてゲリラ的に街中でプロモーションビデオを撮影する。
女を捨てた男の方はそこそこ成功し、ライブを開催する。
そこを女が見に行く。
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まさに上記のような内容。意味不明なまま突然終わる。
ここでの評価を見る限り、多分良い映画なのだろうとは思う。
でもおれには全くもって意味が分からんかった。
報われない美女と自業自得の野獣がタッグを組んで新しい息吹を奏で幸せを求める、素敵な音楽映画
公開当時評判が高かった「ONCE ダブリンの街角で」(2007年)が長い間気に掛かって未見のままでしたが、そのジョン・カーニー監督の今作を観る機会を得ることが出来て、とても気に入ってしまいました。公私共にパートナーとして売れっ子歌手デイブとイギリスからニューヨークに来たシンガーソングライターのグレタという若い女性が、レコードレーベルの創立者で二度のグラミー賞の実績を持ちながら長いスランプに陥り、家庭も崩壊した音楽プロデューサーのダンという中年男性と偶然に出会って化学反応を起こす音楽映画の、その語り口の巧さ、演出の呼吸がいいことに感嘆しました。タイトルバッグを兼ねる唐突なプロローグのライブバーのシーンから、そこに至るまでの説明がほぼ前半部分を占める長尺なのに弛みが無く、一寸いかがわしく、同時に明け透けながら、人間味とユーモアが感じられる演出タッチが観ていて、とても心地良く楽しめたのです。そのストーリーの意味合いや流れを暗示する曲の歌詞がまた、観る者の想像力を掻き立てます。主役二人を対照的な(報われない美女)と(自業自得の野獣)に意図した設定も、脇役との関係性で補足していて説得力があります。例えばデイブとグレタが2年間の付き合いと睦み合うものの、デイブファンから写真を頼まれる様子があり、レコード会社での扱いも、スタッフ用のコーヒーの買い出しするグレタがアシスタント並みの扱いと見せます。そこからデイブの裏切りをビンタ一発でお返しする展開の無駄の無さ。また親友スティーヴが路上ライブで熱唱した後の白けた視界の先からグレタが現れて再会を喜び合うシーンと、スーツケースと自転車を引っ張りながら無言で近寄るグレタをまるで恋人のようにスティーヴが抱きしめるシーンの描き方の見せ方。ギャシャーンと倒れる自転車にグレタの心情が表れています。この自転車の扱いの巧さ。ダンが娘バイオレットを迎えに行くシーンも良い。飲んだ酒の瓶を隠し、口臭を誤魔化し嘘を付くところから、父親の良いところを見せるつもりで会社に乗り込むも無様な姿を晒す羽目になり、家まで送ると妻の容赦ない全否定の愚痴に襲われる。ただ、家の中まで入って来たダンにバイオレットが食べ物を上げるカットで、そんな父親を嫌いになれない娘の気持ちが推し量れます。脚本と演出を兼ねたジョン・カーニーの巧みに計算された映画的な表現力に感心しました。
後半の見所は、正式な録音スタジオが使えず、苦肉の策でニューヨークの街中で強行するライブ録音の臨場感含めた音楽作りが生き生きと描かれて見惚れてしまいました。ただ本来あるべき音楽の音への拘りからすれば、このユニークさを邪道と感じる人がいてもおかしくありません。予期せぬ騒音や風などの自然音が混じってしまい、喧騒の正体が気になる繊細な音楽愛好家もいるでしょう。制作費を抑えたいダンのこのアイデアは、あくまで映画のストーリーとして創作されたフィクションと捉えるべきと思います。それでも偶々裏道で遊んでいた子供たちがコーラスを担当するところなど良い味わいですし、地下鉄ホームのゲリラ録音の可笑しさ、摩天楼に囲まれた夜の屋上のロマンティックな雰囲気での盛り上がりなど印象深いシーンが続きます。このアルバム作りが進む中で、グレタの恋人デイヴとの復縁への期待やダンの家族の再生の予感を織り交ぜた脚本も、巧みに練られていて素晴らしいと思いました。それとセントラルパークのシーンでは、ジョージ・シドニーの「愛情物語」で名シーンになっていたベセスダの噴水が登場しています。ロケーションとしてはありふれた場所なのでしょうが、優れた音楽映画の優しさを想起させるカメラワークに一寸嬉しくなりました。
主演のキーラ・ナイトレイは、音楽家として自立するグレタの内面の葛藤を等身大に近づけて表現していました。無名のシンガーソングライターのグレタ役には新人の女優か音楽家が最適だったのではと思いますが、このナイトレイの地味な演技に彼女の真摯さが感じられて、良かったと思います。才能が有りながら運に恵まれないダン役のマーク・ラファロは、汚れ役と言っていいキャラクターを愛嬌あるユーモアを醸し出しながら丁寧に演じていました。妻ミリアムのキャサリン・キーナーとの相性も良く、変な夫婦像を演出と共に構築していて面白かったです。個性が光っていたのは、娘バイオレットを演じていたヘイリー・スタインフェルドの若さ溢れる演技。今この瞬間の存在感がありました。音楽家のアダム・レヴィーンとシーロ・グリーンについては何の知識もありませんが、作品に合った演技を全うしていて、俳優陣全体のまとまりのある音楽映画になっています。役柄で驚いたのが、ジェームズ・コーデンが演じたスティーヴの人の良さでした。女性にはモテそうもないですが、優しい心を持った善人でグレタには恋人以上に必要な男性です。世の中に、こんなお人好し男性が意外といるものです。
これら俳優への演技指導も含め、初めて観るジョン・カーニーの映画的な手腕には感心するところが多く、近年の作品の中では私好みの良作と評価したい。演出の息遣いと音楽愛が一つになったカーニー監督の秀作。温もりを求め街に生き音楽を奏で幸せを願う物語が、とても素敵な映画になっています。
キーラ・ナイトレイ この映画に費やした準備の熱量には舌を巻く
TVを録画して見た。
面白かった。キーラ・ナイトレイは、こんなにプランを立てて演技ができる人だと思わなかった。すごかった。誰かモデルがいるのかなあと邪推してしまった。
でもこの映画に費やした準備の熱量には舌を巻く。
主人公が、訣別の為(自分の心の清算の為)の曲に、元カレが感動してよりを戻そうとするシーンは良い!!!
男だから分かるわ!女の気持ちも分かるわ!(そうされてきたから)男と女の違いを浮き彫りにしている。
でも、ストーリーは、面白いちゃー面白いのだが、日本のアニメ風の、自分の利益を度返しして、感動させるやり方は、安易である。主人公が際立ってる部分は、利益の度返しである。
日本アニメの「どうして命を懸けて僕を助けてくれるんだ!」「だって、俺たち、友達だろう!」的な
(この例えは言い過ぎだが)
1ドルで売り飛ばすシーンは、感動するし、物語が締まるが、
もっとリアリティがあるアナザーストーリーが良かった。2ドルの提案に乗るのもなんだしなあ?
彼女には、メジャーになる力も容姿もある、元カレを歌で引き寄せる力もあるが、それを簡単に捨ててしまうかっこ良さに、リアリティーがないと言っているのだ。(捨ててないのかもしれないが、音楽のシステムが分からないから、あれは成功なの?)
この映画の軽さにもつながるのだが、だから悪くはない。そこに主人公のエゴイズムを入れると、かなり重くなって台無しになる可能性もある。
おんがくのちから
ソングライターのグレタをキーラ・ナイトレイが魅力的に演じる。
音楽プロデューサーのダン( マーク・ラファロ )と二人、同じ曲を聴きながら夜のニューヨークを愉しげに歩くシーンがいい。
グレタの恋人デイヴを演じたアダム・レヴィーンが歌う「 Lost Stars 」が余韻を残す。
ラストがちょっぴり切なく善き。
ー平凡な風景が意味のあるものに変わる
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
地味に素敵
いきなり飛び込み自殺の歌かよと疑心暗鬼、ダンもどん底だったから身に染みたのか奇妙な巡り合わせがおとぎ話のようなサクセス・ストーリーに花開く。
キーラ・ナイトレイさんは音楽では素人だし目つきがきついのでダンが持ち上げるほど素敵には思えなかったがオープニングの歌のリピートでバイオリンやピアノ、チェロが入ったアレンジを聴くと別物のようになり驚いた、ダンの音楽プロデューサーとしての才能を端的に表す名演出シーン、NYの街角でのライブ録音も良いアイデア、単にアルバムをリリースするのではなくネットで流すラストのひねりも今風、業界への痛烈なインパクトでしたね。
冒頭の飲酒運転や恋人の裏切りなどあったものの登場人物は基本、善人揃い、グレタを家に泊めるスティーブだが一線を越えなかったのはひょっとしてゲイだったのか・・、こんな男女の親友関係があっても不思議ではないが妙に気をまわすのはB級映画の見過ぎかもと恥ずかしい。
心を病んだ暗い映画かと思わせて気恥ずかしくなるようなベタなハッピーエンド、久々に気の晴れる映画を観ました。
イヤホンスプリッターのエピソードも素敵、ウォークマンが流行った頃はこんなカップルも多かったでしょう、音楽がつくと普段の街並みの風景が一変する効果は同感でした。
プレイリストを知られるのは恥ずかしいと言っていたがグレタのお気に入りに「カサブランカ」のテーマ曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」が入っていました、オールドファンには痺れる小ネタでしたね。
楽曲も良く元気をもらえる映画
少しチープな内容かも、と思って観始めたが、なんのなんのすっかり魅了されてしまった。
良い楽曲のオンパレードに、ニューヨークのおしゃれな街並みと日常、そして心暖まるストーリー。テンポも良い。運命の出会いでもあるオープニングシーンを、それぞれの視点から何度か描いたのも、すごく凝っていたと思う。
気付けば観ながら自分もステップを踏んでいたり、すっかりハッピーな気分に!
気分が沈んでいる時には、是非お勧めしたい作品だ。
音楽って本当に素晴らしい。
改めてそう感じさせられた作品。
音楽って、聴けば踊りたくなったり、或いは涙が出てくるもので。
聴くタイミングやその人の人生に寄り添い、時に鼓舞してくれたりするようなものなのだなぁと、しみじみと感じられた。
2人が街中をお互いのプレイリストを聴きながら練り歩き、遂には踊らずにはいられなくなり、クラブの中でイヤホンを付けて踊り出すシーンは、まさに見事。
それと、NYのあらゆる場所で音楽を奏で録音しようという考えはめちゃくちゃ素敵だなぁと思った。
すぐにサウンドトラックを聴きたくなった。
映画の最後にマーク・ラファロと彼の奥さんが2人でベンチで音楽を聴くシーンより、全然キーラ・ナイトレイとの方がジーンときた。
彼の娘が好きな男を振り向かせたくて必死で露出度の高い服を着ていて、それをキーラ・ナイトレイが否定せず別の方向に導いてくれる所もニヤニヤしながら見てたし、その後その子がアルバムに参加しようって話になり、両親ふたりは無理だと決め付けていたが、親が思っているより、子供はやれば出来る事があるというのを表現していたシーンも素敵だった。
最後のキーラ・ナイトレイの選択には驚く半面、納得してしまう部分もあった。
マーク・ラファロの最後の素っ気ない態度も気になるが、恐らくキーラ・ナイトレイに恋をしていたのか。
また見返したくなる素晴らしい作品だった。
音楽
恋人に裏切られ、失意のままライブハウスで弾き語りをしていたグレタと、会社をクビになり自暴自棄になっていた音楽プロデューサーのダンが出会い、一緒にアルバムを制作することになる。
音楽によって周囲との繋がりや絆、感情が生まれ、また2人の人生が始まっていく。
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冒頭、グレタがギター一本で弾き語りをするシーン
酔ったダンが空想の中でどんどん音を合わせていくところで鳥肌が立った。
また、ニューヨークの街中でレコーディングを行なっていく中で、電車や車の音、街の喧騒、時には子供も参加したりして、みんな楽しそうで、なんて素晴らしい音楽だと思った。
イヤホンのスプリッターで音楽を共有しながら街中を歩くシーン、
屋上のレコーディングで親子・夫婦の距離がまた縮まるシーン、
音楽によって何気ない風景が意味のあるものになるというセリフ、
デイブがグレタに見せたかった光景。
とにかくワクワクが止まらない映画だった。
ラストや2人の関係性も心地良い。
音楽と映画が好きなので、本当に心に残る作品でした。
元気になれる良作
ミュージシャンの彼氏に裏切られ失意のドン底の主人公が、偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーと出逢い、アルバム制作を通して互いの人生を再生させていく物語。
よかった〜!音楽もよかったけど、主人公グレタの服装もワンピースやシンプルな服装が可愛くて、互いの音楽をシェアしながらNYを歩き回るシーンもオシャレで素敵でした。
恋仲になりそうでならなかった絶妙な2人の距離感もよかった。
音楽があれば何てことない風景もドラマティックに変えてしまう、って言うのも分かるなぁ。
爽やかな心地よさが残る良作でした。
lost stars
本当に大好きな映画。
まじでベスト1。
プレイリスト交換するシーンが素敵すぎる。
曲も全曲好きで速攻ダウンロードしました。
セリフもヒロインの服装も親友も、
食い逃げされても一発殴って"ごめんな"って一言謝る
だけな店員も本当に大好き。
人を幸せにしてくれる素敵な映画です。
観れば観るほど良い。
キーラナイトレイの歌が素敵
ミュージシャンが主役だとわりとスーパースターにのし上がっていく
物語が多いけど、主人公グレタはいい曲を趣味範囲でできれば儲けなくてもいいって
いう人。
なので映画全体にガツガツした欲望塗れになるような展開もなく、
音楽が好きな人たちの日常プラスアルファな世界観が良かった。
ちょっとした失恋、離婚危機、いい仲間。普通の人たちのありきたりな悩み。
人の生活というものが爽やかに描かれている。
グレタが歌う声はとってもいいんだけど、どうもキーラ・ナイトレイ本人が
歌っているらしい。とても素朴で心に響く声をしていたのでびっくり。
派手な展開や、のし上がったり、戦ったりはないけど
テンション低めの時とかはおすすめかもしれない。
音楽をまた好きになるきっかけに
シンガーソングライターの女性と音楽プロデューサーが人生のどん底に陥っ行った所から物語が始まります。
まだ、誰も気づいていないだけ、才能に出会い再生していく話で音楽だけでも充分素敵でした。
二人で一つの音楽を聴いたり、みんなで街中の至る所で音楽の撮影をしたりそんなシーンが印象的で良かったです。
幸せな時がずっと続けばって強く願ったりしていてもいずれどこかで挫折を味わう事もある。
そん中でも今の自分に一番大事な事は、「これだって!」思える事に対して真っ直ぐに続けていけばいい方向に変わっていく。
ぼくにとっては、そんな事に気付かされる映画でした。
心が重い気分の時に見たりして、明日から頑張ろって思えました。
曲がとても良い✨✨
登場人物の心情を、言葉ではなく音楽で表現しておりとても素敵な演出でした✨
音楽を通して、人間関係、仕事、価値観が好転していき、観ていて清々しい気持ちになりました。
なにか嫌な事があっても無理に自分を騙したりせず、隣人にさらけ出し、音楽を聞いたりして前を向いていこうと思いました。
最後、主人公達が利益目的ではなく、純粋に音楽を楽しむ為に、アルバムを世に送り出したところは、とても趣深かった!
音楽の魔法
NYを背景に極上の音楽と大人の事情で魅せてくれる。
イヤホンデートのシーンは最高に盛り上がる。そして、ありがちな展開やハッピーエンドでもない所が素晴らしい。なんともお洒落でホッコリする、音楽の魔法にかかる映画だった。
アダム・レヴィーンの歌は言うまでもないが、キーラ・ナイトレイの歌声が良い。サントラ手に入れようと思う。
終わり方があと少し
パイレーツオブカリビアンで知ったキーラ・ナトレイとアベンジャーズ のハルクで知ったマーク・ラファロが出ていたので鑑賞。
内容としては、普通に面白かった!
1番最初にニューヨークの街中で収録した曲は
すごく良かったし、楽しかった。
グレタの恋人がめちゃめちゃ歌上手いなぁ。
と思って後で調べたら、Maroon 5のボーカルだったとは!!
Maroon5大好きでよく聴いてたのに
なんか聴いたことある声だなって全然気づかなかったけど、あんな顔してるんですね…(いい意味)
グレタの裏切られた後、それを乗り越えるが如く
這い上がろうとする様はすごく良かったし、
一緒になって一つのものを作り上げていくうちに、
ダンの人生も光を取り戻していくのが気持ちよかった。
1番最初のダンがグレタを見つけるシーンも
グレタが見ていた世界と、ダンが見えてる世界で
こうも違うんだと魅せ方が上手いと感じた。
ただ、最後の終わり方が欲を言えば
もう少しグレタの描写が欲しかった!
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