はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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音楽がつないだ奇跡。勇気をくれるミュージック映画!!
【賛否両論チェック】
賛:それぞれに傷ついた主人公達が、青空レコーディングを通して新たな一歩を踏み出していく様子に感動。作品を彩る様々な音楽も、聴いていていろんな感情を味わえる。
否:音楽に興味がないと、退屈なまま終わってしまいそう。時間軸も結構行ったり来たりするので、ついていくのが少し大変かも。
最初のグレタとダンの運命的な出逢いの描写が、とってもステキです。それぞれに、
「ああ、ここまで来るのにこんな苦労があったのね・・・」
というところから、まさに偶然かつ劇的な出逢いをする様子が、観ていて感動です。そんな傷を負った彼らが、自分達の音楽を通して少しずつ新しい一歩を踏み出していく姿も、非常に爽やかに描かれていきます。
また本作では、数々のステキな歌や音楽が聴けるのも魅力の1つ。その分、音楽に全く興味がないと、退屈することこの上なさそうですが。音楽性の違いでケンカしたりなど、我々一般人にはやや理解しがたいところもありますね(笑)。
何はともあれ、笑って泣けるステキな音楽映画です。是非大切な人とご覧下さい。
うたではじまった
「はじまりのうた」はキーラ・ナイトレイのこんな歌で始まる。
「絶望の中にいるわたし。いま迫ってくる、地下鉄に飛び込こんでしまおうか(意訳)」。
このうたは、同じくレコード会社を首になったプロデューサー、マーク・ラファロの耳をキャッチする。うたの力によって、どん底の二人がどう立ち直っていくのかが主要なテーマである。
ただ、それだけではなく、ニューヨークという街を象徴として現代の世相を現していた。ウォール街のような最先端の金融社会、みんなが集うセントラルパーク、名もないけれど、人の生活の匂いがプンプンするようなアパート街。いろんな顔を持っているニューヨークという街。1%の超裕福層と99%の低所得増なんて言われるアメリカだが、(それはちょっと極端にしても)99%側の視点でうまく捉えていると思った。
それは、純粋なアートとして、自分の生き方を作品(うた)に体現しているんだというキーラと、いやみんなに聴いてもらわなければ、なんにもならないだろうというレコード会社の確執に表れていたと思う。向こう側にいってしまった元カレも、これでいいのだろうかと迷う場面もあって単純に、こっちが正解で、あっちは虚飾の世界ともいえない面も垣間見える映画だった。
キーラ・ナイトレイのうたは、うまくはないけどキュートで切ない。
そう、あのカレンOがうたった「MOON SOG」みたいな手触り感のあるうたを連発していた。やっぱり歌詞がわかって聴くのと、そうでないのとは全然違うと再確認した。
そうはいっても、この映画も最新テクノロジーを抜きにしては成り立たないことがわかる。彼のことを思い出すのもiPhoneの動画だし、彼に別れのうたを送信するのもiPhoneのメール機能だし、うたを聴くのもiPhoneだったのだから。それがいいことか悪いことかは別にして、僕たちの生活に深く入り込んでいるのを再確認したのだった。
形のない音楽に触れられる
はじまりから終わりまで、あれこれあるもののずっと心地よい映画。
それは音楽だけでなく、内容そのものや出演者が織りなす音とは違う何重奏もの音楽のようで…。うまく言えないけど。
単純に耳から入ってくる音楽もものすごくいいけど、心に入ってくる音楽もものすごくいい。
久々にジワジワきた♪♪
ジョン・カーニー監督作品はこれが初めての鑑賞。
アメリカで僅か数館から、ジワジワと公開館数を増やしていったのが分かる、ジワジワとくるステキな作品だなぁ。
音楽がテーマの映画は、これぞという曲が1曲でもあれば、もうそれで★3つ4つの価値はあるもので。
「A Step You Can’t Take Back」
冒頭使われる、この曲を巡る一連の流れがもう秀逸で秀逸で。
最初はアコースティックバージョンでかかり、その後、ダンに訪れるアレンジ版がかかるまでの流れ。
この10分足らずの時間で、ガッチリと心を掴まれた。この時点で★4つ。
地下鉄に飛び込む内容の歌詞と優しい曲調も、ボロボロになった二人のはじまりのうたとして、物語とも合っていて♪ナイス。
また、物語の核となる、NYの街中でアルバムをレコーディングしていくというアイディアもなかなかステキで。
そして、勿論登場人物らの成長も描かれていて、こういう映画は好きだな。
言わずもがなだが、アルバムを即購入してしまった。
飾らないNYの街と人々が心地よい
ニューヨークの街や、登場する人々がとにかく自然で、実際に生活している人々を見ているような感覚になる、ナチュラルな映画だと思いました。NYの街を特別美しく、かっこよく見せるわけでもなく(でもいい街なのはわかる)、出てくる人も完璧なわけではなく。好感が持てます。
音楽が好きな人が、そのために苦悩する姿が音楽好きにはたまりません。時代も変わっていく、自分の環境や感覚も変わっていく、でも音楽は好きだから続けたい、という葛藤も良いです。
曲も登場人物のキャラクターに合っていて素敵です。同じ歌でもキーラが歌うときとアダムが歌うときはまた違う味があり、じわじわとはまる曲がちりばめられています。
音楽の世界に引き込まれる♪♪
試写会に当選し、観てきましたが
とても素敵な映画でした☆+*
主人公役のキーラナイトレイが音楽プロデューサー演じるマークラファロに出会い、アルバムを製作していきますがバンドメンバーが一体となって曲を作っていくところはこちらまでリズムを取りそうになるほど引き込まれていきました(*^o^*)
明るい気持ちになる映画なので、ストーリー的にも大変オススメです♪
ぜひ、もう一度見たい!
久々に、素敵な映画に出会いました。
ドイツから帰国する際に、ルフトハンザ航空の機内で鑑賞しましたが、日本での公開は来年の2月だそうですね!
本タイトルはbegin again です。
機内で何気なく見始めたのですが、サウンドが良く、どんどん中身に引き込まれていきました。
この映画の魅力は、なんと言っても音楽です!
映画の中で流れるサウンド、彼らが奏でる音楽がどれも素敵です。
キーラの歌声は初めて耳にしましたが、上手にしっとりと歌い上げています!
アダムは言うまでもなく^^
役柄では、ダン(プロデューサー)役のマークがなくてはならない存在です!
それらに加え、ストーリーも素敵です。
単なるサクセスストーリーではなく、現実味があり、だからこそ心が温まる、そんな映画です。
これから観る方の為に詳しくは言えませんが、グレタとダン、共に人生のドン底にいた二人が強力しあいながら、周りも巻き込んで、共に輝きを取り戻していく。
人との繋がりって良いな、人生って捨てたもんじゃないな、と改めて感じられた映画でした。
ラストは、やや走ったかななんて思いながらも、ずっと大切にして行きたい一本に出会えたと思っています。
2014年では一番のお気に入りになりました。
年末にこの作品に出会えたことを嬉しく思います。
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