ヒックとドラゴン2のレビュー・感想・評価
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痛みとともに成長し自立していく主人公
日本で上映されなかったので、存在に気づくのが遅くなった2を、実写化の機会に思い出し見ることができました。
2はどうしても1に負けてしまうところがあるけれど、ちゃんと1と地続きになって作られている感じがして、さらに世界観が深まりおもしろかった。
2では1のその後のパーク島を描いている。
ドラゴンと共存する世界になってめでたしめでたし、というわけにはならないのが、すごくリアル。そうだよな、バーク島だけが世界なわけじゃないもんな。
「ヒックとドラゴン」の物語で私が好きなのが、痛みが必ずあるところ。
前作で片足を失ったように、必ず何かを得たり、成長するときに、痛みや犠牲が伴っているのが、生きるということだと教えてくれるような展開がすごく好き。
今回も前作同様「争いからは何も生まれない」というテーマを感じたが、そこは前回の方がうまく描けていたかなと思った。
ドラゴンが心を開いたように、頑なだった父親が心変わりしたように、ヒックの力でドラゴも変わってほしかったなー。
1作目は父、2作目は母との関係掘り下げる
ドラゴンと人間、異なる種の共生というテーマを、1作目からさらに推し進めている。自分たちの認識を改め、主人公たちの暮らす島ではドラゴンとの平和な共生が実現したが、ここにドラゴンを憎む島の外の人間が加わり、混沌とした世界が描かれる。共生の理想は素晴らしいが、誰もがそれに賛同するわけではない。舞台が広がり、世界の複雑さがあらわになっている。主人公のヒックの家族の物語も掘り下げられ、1作目が父との確執とわかり合いが描かれたが、この続編では母との関係が描かれるのも1作目との対をなしていて良い。
前作に続いて、勝利はするが大切なものも失う主人公が描かれている。ディーン・デュボア監督はこの辺り容赦ないというか、妥協がない。成長のためには痛みもまた不可欠だということだろう、だからこそ、ヒックの成長が頼もしく感じられる。1つのシーンに登場するドラゴンの数が1作目と比べると飛躍的に増えていなど、。CG技術も進化して映像はより豪華になった。
【”ドラゴンと通じ合える心。そして長の器。”今作は、第一作でヒックがトゥースと絆を結べた理由が分かる第二作である。今作も実写化してくれないかなあ。】
ー ”DREAMWORKS”の作品にほぼ外れなしと言われているが、今作も第一作に引き続き、そのエンターテインメントとしての面白さと爽快さを引き継いでいる。-
■第1作で、ヒックとトゥースの活躍により、憎しみ会っていた人間とドラゴンは、バーク島で平和に共存していた。
ヒックはドラゴンのトゥースに乗って、地図にない場所を探していた。やがて彼らは見慣れない島を見つけるが、そこにはドラゴンを操るドラゴ率いる悪の一味がいて、人々をドラゴンから守ると言いながら、恐怖を与える悪徳詐欺のような事を行っていた。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作では、第一作では”行方不明になった。”と言われていたヒックの母、ヴァルカが生きており、傷ついたドラゴンたちと共生する姿が描かれている。
それを見て、第一作でヒックとトゥースが憎しみを乗り越え、絆を結べることが出来た理由が分かるのである。
・だが、ドラゴに操られたトゥースは、ヒックを襲おうとしてそれを身を呈して防ごうとしたストイックは、帰らぬ人になってしまうのである・・。
それを観たヒックは哀しみの中、雄々しく立ち上がるのである。
■つい先日、第一作の実写化作品が公開され、大変に面白く鑑賞したが、この作品も実写化しても面白いのではないかと思うな。
ストイックは声優も担当したジェラルド・バトラーが、バッチリの髭面で好演していたが、ヴァルカは誰が良いかなあ。声優はケイト・ブランシェットが担当しているが、ここはひとつ、ワンダーウーマンを演じた”ガル・ガドット”姉さんでどうでしょうか!
今は、ちょっとまずいか・・。
<ついつい、妄想が暴走してしまったが、このシリーズはマダマダあるんだよね。ウホホーイ!
秋の夜長に、観て行きたい作品シリーズである。それにしても、流石、”DREAMWORKS”作品、声優が豪華ですなあ。>
マシマシ🔥
飛びます飛びます
迫力満点、構図とアングルも満点
DVDを購入。吹き替え版で見ました
前作の出来の良さに感動しました。
落ちこぼれのヒックが偶然ドラゴンと出会い、心を通じ合いながら、成長していくという王道のストーリーに、素晴らしいキャラクター、見事な映像美、そして勇躍感のあるテーマ音楽と、「こんな映画が埋もれていていいのか」と衝撃を受けた作品でした。
そして本作は残念なことに劇場未公開。
飛行シーンをぜひ3Dで体験したかっただけに、興行の「あや」とでも言うようなちょっとした流れで、未公開になったことは悔やまれてなりません。
それにしても、吹き替え版の予算ってどれくらいでペイできるのか。
WOWOWでアカデミー賞の授賞式を同時通訳で生中継していましたが、その半日後にはほぼ完パケ状態の字幕スーパー版を放送できる技術水準にあるのだなぁと、ちょっとした驚きを覚えた次第です。
だとすれば、それよりも数倍、もしくは数十倍の規模で制作されるであろう、日本語吹き替え版が、DVDスルー用に作れるのなら、単館上映とかでも、劇場公開に踏み切って欲しかった。
さて、肝心の本作品ですが、いたって当たり前に完成された続編です。
前作のファンなら一見の価値あり。美しい飛行シーンや、主人公のエモーショナルな葛藤、スケールを増したドラゴンの戦闘シーンなど、満足の出来栄え。
ですが、未公開もやむなしと思ってしまうのは、「これ」と言った着目すべき売り物が乏しかったことでしょう。
前作なしで、いきなりこれ一本で見たとしたら、私もファンになっていたかどうか…
本作には、ある別れが描かれていますが、TVシリーズ「ヒックとドラゴン バーク島を救え」なども制作されている流れから、かなり意外な展開で、今後のことが心配になるストーリーでした。
それでも、パート3は当然のように制作されるでしょうし、その時に、日本では劇場未公開の憂き目にあってしまうことが今から想像付きます。
まさか、ヒックが死んでしまったと伝えられていた母親のヴァルカに再開...
ヒックは母親似か~
個人的には1の方が良かったですが、今作もとても面白かった。 主人公...
1には劣る
息子大喜び
良作だが1作目は超えられず
アニメ作品にいい大人が何やかんやと非常に無粋ですが…
1作目が満点だったので敢えて辛めに言うと
ストーリーの部分で深みが足りず、1作目の素晴らしさが際立つ結果だった。
1作目は少年が「自分らしい生き方」を模索するストーリーで、
2作目はかつての少年が責任ある「大人になる」ストーリー。
「1」の衝撃的な展開に感心した自分としては、
「2」のそれはちょっと薄味に感じた。
ストイック父さんには悪いけど、物語上で彼の存在感がいまいち強くないせいだと思う。
どうしても前作(満点)との比較になるので辛口になるけど、
グラフィックの美しさには磨きがかかって迫力を増したと思うし、その映像だけとってみてもエンタメ性は優秀。
親子そろって観られる素晴らしい作品であることは確かです。
1に続いて…
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