「日本劇場未公開に決めた奴、出てこいやッ!!(#`皿´)」ヒックとドラゴン2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
日本劇場未公開に決めた奴、出てこいやッ!!(#`皿´)
待望の「ヒックとドラゴン」続編!
前作はレンタルで見たのだが、あまりの面白さに次は劇場で観よう!…と思っていたのに、まさかの日本劇場未公開。何ですと!?
とりあえず見れたからいいや…なんて考えは冒頭で吹っ飛んだ。
開幕早々のドラゴン・レース。
そして、ヒックとトゥースの空中飛行。
このスピード感、空を飛ぶ疑似体験…やっぱり劇場3Dで感じたかった!
ドラゴンたちと分かり合い、共に暮らすようになって5年。
平和なバーク島に、ドラゴンを操る悪党ドラゴの魔の手が迫る…!
この悪党との戦いがクライマックスの見せ場だが、それ以外にも見所沢山!
まず、ヘタレからちょっぴり逞しくなった主人公ヒック。
変わらないのは、純粋な優しさ。
これが終盤、大きな感動を呼ぶ。
わだかまりあった族長の父と打ち解けたと思いきや、長の座を譲る父の申し出に悩む。
前作とは違うものの、前作から続く父子関係に目頭が熱くなる。
ドラゴを説得しようと旅立った道中、思わぬ人物と再会する。
死んだはずの母。ドラゴンたちと暮らしていた。
ヒックのドラゴンへの優しさは母譲り。
父と母と子、昔のようにまた暮らせる時が戻ったと思ったのも束の間…
バーク島民全員がドラゴンに乗るようになり、多種多様のドラゴンが登場。
中でも、ボスドラゴンのデカさに圧巻!
二頭のボスドラゴンが戦うシーンは怪獣映画の迫力!
ドラゴによってトゥースも操られる。
牙を剥くトゥースにヒックは呼び掛ける。
ドラゴンを倒す事しか頭に無かった父を変えた。ドラゴンたちと共に暮らすようになるまで島を変えた。
人とドラゴンの関係を変えたヒックとトゥースの友情が、今また試される!
これだけ詰め込みながら全く破綻する事なく、巧くテンポよくまとまっている。
スケールも迫力もスリルも感動も前作増し!
ジョン・パウエルの雄大な音楽がさらに盛り上げる。
オスカーは「ベイマックス」じゃなく本作に受賞して欲しかった。
ドリームワークス・アニメーションとしても、「シュレック」「マダガスカル」より本シリーズこそ代表作!
絶対見て損ナシ!
これほどの傑作が劇場未公開とは…
未公開に決めた奴、出てこいやッ!!(#`皿´)