チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
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目に涙
はじめから終わりまで、ずっとうっすら目に涙が浮かぶような映画でした…
いい映画だった〜と
満腹になるような。
切ない結末なんだけれども、切ない部分は淡々としていて、不思議と見終わった後、ほっこりとしている。
心からの笑顔は人を幸せな気分にさせるね!
途中の幸せな場面は、この幸せはずっとは続かないなと予感させるような雰囲気があって、不思議に思った。
散々、アメリカってまだこんなに偏見あるのかしらね〜と言いながら見て、終わりでタイプライター?が出てきて、映画の舞台が70年代だということに気づくというミス(笑)
物語の読み聞かせが大切だと再認識。
観終わった後も
観終わった後も、ずっと考えてしまった。
どこにもぶつけようのない怒りと悲しみが込み上げてきて切なくなった。
予想を超えたバッドエンドで、
思わずうわって声が出てしまう程だった。
映画の後半部分では、
マルコ達の幸せな日々が描写されない為、
もう一度幸せな生活を覗きたくて、
連続で二回鑑賞してしまった。
この映画は忘れない。
友人に勧めまくっています。
実話に基づく‥‥
人間が好きなだけで良いんじゃないのかな?
別にゲイだって、それはそれで人間が好きな訳だし、ダウンちゃんだって人間です!
happyendを期待しただけに、この時代は許されないし、理解がないのかな‥‥
ちょっと悲し過ぎで、涙が止まらない(笑)
人間の愚かさの象徴
なんて人間というのは愚かな生物なのだろうか。
主人公がゲイバーで働いていたのは、ゲイバーで働くぐらいしか自分がゲイであることを隠さずに生きて行くことができなかったからであり、それが原因となりマルコは死んだ。
ただただ自分たちとは違う部分を持っていて、その違う部分を理解できないが故差別するということを人類は歴史上何度も繰り返してきた。
共通点の多さには気付かず、互いのささいな違いに嫌悪して、差別を繰り返したくさんの人が死んでいった。
こんな事件があっても、あの判事や弁護士たちは何事もなかったかのように仕事を続けていくのだろう。
このような映画を見るたびに同性愛者への差別がいかに原始的で理論的でない下劣な行為であるかがよく分かる。
同性愛者を差別するような人にはなるまい。
観ない事が偏見かも。
1970年代でマイノリティをテーマにしたヒューマンドラマ。
もう触れ込みはいかにもで、かなり嫌悪感と言うか偏見を持って観ました。
これがどうして久しぶりに心揺さぶらる映画に出会いました。
後から知ったのですが監督が「17歳のカルテ」のトラヴィス・ファインと知って納得。
ポケットに仕舞っておきたい大切な映画になりました。
現在でもあまり変わらない
映画館で公開中に観ました。
Cummingの視線は女性そのもの。
正直私は誰にも感情移入出来ませんでした。同性愛だろうと障害者だろうと、迷惑かけずに幸せな家庭を築いているのだから、わざわざ壊そうと干渉してくること自体が理解出来ません。どうして他人の幸せを邪魔しようとするのか、自分の価値観を押し付けて他人を評価するのか。生きにくい世の中が描かれていました。
理解できない相手を理解しようとする努力
辛すぎた。。。
救いようのないエンディング。誰も幸せになれない。
結末知ってたら観なかっただろうな。
この映画が2014年に作られたっていうのが印象的。こんな差別があったんだよ酷いよね、で終わらせちゃいけないよっていうメッセージを感じた。こういう時代があったことを知っておかないといけない。「世の中の大勢と違う」ということが、その人を差別する正当な理由になった時代。数十年の間に世の中はずいぶんいい方向に変わったんだということも。ルディとポールとマルコが今の時代に生きていたら、どれだけ伸び伸びと人生を謳歌できただろう。誰か彼らを今の時代に連れてきてよって思う。
悪役として描かれた2人の判事、マルコの公選弁護人、ポールの上司。権力を持っている人間こそ柔軟でなければならないのに、現実はそうはいかない。鑑賞中は本当に胸糞悪かったけど、自分は絶対にああじゃないって言い切れるかどうか本気で考えると、自信が持てない。もし自分がこの時代に生きていて、ゲイじゃなかったら、それでもちゃんと公平な思考回路を持てただろうか。
当時の世の中において「ゲイ」ってどんな存在だったんだろう。
理解できない存在?道理に反する存在?異常な存在?
そのどれであったとしても、あそこまで激しく嫌悪して人格否定する理由にはならないと思うんだけど。どういう思考回路だろう。
例えば今、私が裁判官の仕事をやっているとする。
そこに“明らかに周りと違う” 二人の人間が現れて、この映画と同じことが起こったら、私はどういう風に感じるんだろう。
極端に言えば、シューシューって青い煙を吐き出しながら逆立ちして歩く人間だったら?
あるいは去年まで火星に住んでいた、石を食べる人間だったら?
例えが悪くてよくわかんなくなったけどとにかく自分の常識が全部ひっくり返るほど見たこともない相手だったら?
驚く。固まる。あまりに理解しがたい状況だから警戒もするし、きっとものすごく慎重になる。でも、即座に全権利を否定するようなことはしちゃいけないって踏みとどまるだけの理性は持っていたいと思う。それって、想像以上にすごーーーーく難しいことなんだろうけど。長い物には巻かれた方が楽だし、たぶん今の私は往々にして巻かれてる。それ故きキープできてる平穏もある。日常生活ではそれでも構わないかもしれないけど、流されていることを自覚しておかないと、無意識に心ない差別をしてしまうのかも。
そんなこんなで、この映画を観て私が感じたのは、「世の中には本質的にクソな人間がいるから人生はうまくいかない」ということじゃなくて、「いったん根付いてしまった考え方や風習に逆行して生きるのは本当に難しいことなんだ」ということだった。悪役の人たちも根本的に嫌な奴なわけじゃないと思うんだ。逆行するという選択肢を持ち合わせていなかっただけ。
差別って今もいろいろ残っていると思う。国会で黒人は奴隷民族だとか言った議員もいたし(あの人嫌いじゃなかったのに幻滅)、女性にだけ離婚後100日間の再婚禁止の法律があるし(妊娠の可能性があるから?だったら男性にも責任があるんだから平等に禁止すればいい)。それでも今は世の中の人の多くが、型に嵌らなくてもいい、人と違ってもいい、という考えを持っている。多様性が許されている社会どんなに貴重かを思い知らされた。
しかし、辛すぎてきっともう二度と観ないよ。。。
愛の物語
そこにあるのは深い深い愛。強い魅力的な人間の物語。愛らしいマルコ、愛し合う恋人たち。どうして自分たちと比較して、違いを攻撃したり、蔑んだりしてしまうのか。何が正義で愛なのか、そして家族や幸せについて考えさせられる物語。
性同一性、ダウン症について…
性同一性障害のゲイカップルがダウン症の子供を保護する物語です。
自分自身、それらに対して偏見を持っていました。しかし、映画を見終わって考え方が少し変わったかも。
実際に性同一性障害に関して、世間ではタブーとされていると思います。最近ではテレビなどの露出で理解が深まってきているけど…
でも、ゲイの人っていろんな事乗り越えてるからあんなに面白いんだよね。多分テレビで見てるのは強い心を持った人で、実際は多くの人が悔しい思いをしているんだろうなー。そんな彼らだからダウン症に対する理解も深くて、あんなに優しいんだろうね。
愛
エンドロールが流れ終わっても嗚咽と涙が止まらない、見終わってしばらくしても、思い出したら涙が出てくる。
「お話を聞かせて。ハッピーエンドね」
ハッピーエンドが大好きだった、マルコ。
ヤク中の母親に放置された、ダウン症で、ひとりぼっちのマルコ。
だけど幸せな時はにっこり笑って、
悲しい時は泣く、純粋な、純粋な男の子。
この映画を見れば誰もが、
マルコに恋をしてしまうと思う。
物語の主人公が自分だとすごく喜ぶ。
二人の前で一所懸命に歌う。
二人の"父親"の絵を描き、
ハロウィンは仮装をしてはしゃぎ、
海に行けば走って喜び、、、
あげたらキリがないほどの彼の表情、行動が
走馬灯のように蘇る。
切ない、とかじゃ伝えきれない、
美しくて、残酷で、はらわたが煮えくり返る映画です。
素敵な映画。
マルコが大好きだったハッピーエンドであってくれたら…
ハッピーエンドが好きだったマルコ
「正義なんてない」
マルコが幸せだった時間を返して欲しい。
幸せに暮らせる手段があったにも関わらず、力でねじ伏せられた。理由は両親がゲイカップルであるってだけで。
この作品が実話を元に作られてあるからこそ、こみ上げる感情がリアル。切ない怒りに駆られる。
ただの家族の話でした。見た後に心が切なくも暖かくなるそんな家族の愛...
ただの家族の話でした。見た後に心が切なくも暖かくなるそんな家族の愛のお話し。
ただ、両性愛者の親でダウン症の子というだけでした。
自分を偽ることなく人を愛せる強さがここにありました。
There is no justice. That don't mean we stop fighting for what's right.
ルディのマルコへの愛情や執着が、どこから来るのだろうと最初は思ったけれど、彼自身がマイノリティで偏見や差別を受けているからこそ、同じくマイノリティであるマルコを放っておけなかったのだろうし、そこからマルコの笑顔や純粋さを見て、本当の愛情を育てたのだと思う。偏見や差別は、している側は、することが正しいと思っていることも多い。後半に弁護士が"There is no justice. That don't mean we stop fighting for what's right."と言った言葉が、全てだと思った。マイノリティへの差別をなくすべきだ、とただ言うのは容易い。けれど、している側にも信じるところがあって、それはそう簡単には変えられない。道義的に正しいのがどちらか、ということだけでは片付かないことばかりだ。それでも、戦うしかないんだ、ということなのだと思う。自分が信じたものを信じて、戦うしかないのだ。また観たくなるかも。
最近同性愛モノが多いなあ・・・
アラン・カミングはさすがの演技&歌唱力。
でも、肝心の3人の絆があっさり描かれていて
感情移入できるほどではなかった。
法廷部分をもっと短くすれば良かったのに・・・
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