劇場公開日 2014年4月19日

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チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価

全332件中、61~80件目を表示

4.0ルディの歌が良い

2020年9月19日
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くまこ

5.0We Shall be Released!!

2020年9月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

勇気をもらえる映画だった。何か社会の理不尽/基本的人権が尊重されていないところを変えていこうとしたら、この二人のような努力がいる。極端に言ったらキング牧師やボビー ケネディーのように暗殺されてしまう。この映画でこの努力には特に大きな悲しみ(マルコのこと)があったが、ルーディー{Alan Cumming }が『 ふたりはいやされるだろう』と歌ってこの映画を締め括っている。二人が癒されるのには時がかかるが、これは人生において、この場合、この体験がルーディーとポールの絆、二人の生き方などにおいて貴重になっている。それがまた、社会に及ぼす影響力となると思う。

人権問題が希薄化している日本にもきっと、このように戦っている人がいると思う。でも、特に、政府や社会が『自己責任』を重視してくるとこの映画のような話題は困難化するだろうけど。

それに、この映画は当時、主に、米国のLGBTQ+の映画祭で賞を獲得している。公民権運動と同様、基本的人権を守るためのものなので、もっと、一般人に受け入れられる サンダンス映画祭(?)、トロント映画祭(TIFF)などや、米国のアカデミー賞のようなところで、ノミネートされる映画であって欲しかった。
この映画は1970年代の物語(事実も入っていると)らしいが、ニューヨーク州で、2003年に州法でLGBTQ+の雇用契約破棄などは禁止されたり、学校教育での差別の禁止されたり、結婚も可能になっている。私の職場でも、結婚している人たちや、子供を養子縁組している人たちは数えられないほどいる。でも、これらが認められていない州の方が多い。このところが大きいと思う。

最近のLGBTQ+の映画にはこの当たり前の権利(私見)が認められているかいないかより、二人の愛の葛藤について描いている映画が多いと思う。
この映画の良さは、基本的人権が認められていなかったニューヨーク州の問題を私たちに教訓にしている。それも、何十年もかかって、この法案が通ったわけだし。米国でまだまだ認められていない州が多いから、このような映画が繰り返し製作上映されることにより人々に『意識化』『気づき』が生まれ、結局は人間一人一人は同等の権利があり、大切なんだよと社会に認めさせることになる。

マルコの児童放棄や、母親がシングルマザーで障がい児を育てること、社会での職業の貴賎、LGTBQ+にたいする偏見などなど、たくさんのみなさんがここに感動したコメントを書いている。これが見せかけでなく社会を変えていく原動力になっていく。

私はこの映画で弁護士の職を解雇されたポールの目から、主に、この物語を観察していた。なぜかというと、現状で誰が私の個人の生活に近いかというと 三人の中でポールだと思う。彼はなぜ離婚をしてワシントン州のワラワラから、ロスに引っ越してきたかの理由を『世界を変えるため』と言った。そして、弁護士として働き始めて、『??社会正義のための良い戦いをしている???』とは思えないかと濁しているが否定してる。弁護士という勝負の世界で社会正義のための戦いをするには程遠いんだなと私は感じた。そして、ベッドでルーディーのことを『素晴らしい』というシーンがあるが、私はこの意味がよくわかる。自由奔放に生きて、怖いもの知らずに行動や言動できるが、それが、正義と善意と完全に結びつき自然な姿だからなのだ。その時、音楽が聞こえてくるそれが、『もしあなたが信じるように私も信じられれば。。。』この曲がポールの心情をよく表している。泣けるね。ポールは自分の思ったような人生を歩んでなかったんだよ。仕事を失った時、ルーディーが『自分に戻る時』だと言った。そして、ドアを蹴って叩き壊して世界を変えるために何かしろと。その時、ポールは初心にかえった。私もこの人生においてふと我に返ることがある。今まで何してきたのと。シングルマザーなって生活は人前にできるけど、え?と気づいた時があった。

ここからのポールは強くなっている。特に、公民権運動の弁護士と敗訴した法廷結果を話している時、この弁護士が、『あなたも、弁護士なら、弱いものや社会正義のために戦って裁判で負けてしまうことを知ってるだろう。それでも、挫けずに立ち上がるんだというようなこというシーンがある。この弁護士の言葉は彼に力を与えた。私も力をもらった。同じ弁護士が社会正義のため戦っている!ここから、もうポールは引きさがらなく、正義に向かってまっしぐら。自分を隠さず生きることが脆弱な人々を助けることにつながるから。その時、助けられなくても社会を変える一歩になっていくから。

ルーディーはステージで、ポールを見て、『私の愛する人よ、約束できるよ。私たちは癒される』ということを。『I 』じゃなくて
『We 』shall be released. でうったえて、締め括っている。

I Shall be Released.
https://www.youtube.com/watch?v=JUpOT4060AE アラン カミング
https://www.youtube.com/watch?v=E0pkHBVznLA ボブ ディラン

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Socialjustice

5.0彼がいつも求めるのはハッピーエンド

2020年9月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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ニック

3.5マルコのお父さんはどこに。

2020年8月28日
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この終わり方でよかった、見た人にこの偏見と差別をドンと伝えてくれたと思います。

論点がズレますが
マルコのお母さんは、爆音で麻薬をし、釈放された後も男を連れ込んでマルコを放置。
たしかにひどいが、シングルマザーで子供を一人で育てることも大変なのに、さらに障害を持ってる子だという。
このお母さんを100%責めることも出来ない。

このお母さんにも支援は必要だった。
このお母さんがもっと幸せに、心に余裕があれば麻薬なんてやらなかったかもしれない、分からないです。

ゲイの差別もひどいし、シングルマザー、シングルファザー
子どもを育てるということはこんなに大変なんだ
そして、どんな影響があり、慎重にならなきゃならないことなのか
っていう命の重さを改めて感じるべきです。

この映画は、一見マルコのお母さんが悪者に見えるし
たしかに良くないけど
そもそもシングルマザーって時点でいろんな苦労があって
普通に頑張ってるシングルの親は、どれだけ頑張っている超人なのかというのをみんなに理解してもらえたらいいと思う。

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ももせ

4.0邪魔な偏見。

2020年8月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

同性愛に悩むパフォーマーと弁護士の二人と、母親が麻薬依存者でネグレクトされている子供の間に家族としての愛が芽生えるが、世間や常識がそれを許してくれない物語。
時代は1970年代のアメリカともあり偏見や差別が露骨に溢れている。裁判で「同性愛者は異常だ」と平気で発言し、特段問題ないような感じで裁判が続いている。
とはいえ現代でも性差別は無くなっていないし、なんなら自分だって気付いていないだけで差別をしているかもしれない。何十年後かに「こんな差別があったんだ」と思うような時代を生きているのかもしれない。
それでもその時の常識に囚われず、本当に大切なことを見極めなければいけない。難しいけど。
マルコの望んだハッピーエンドを目指して。

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パンダマン

4.0正しいことがまかり通らない歯がゆさ。

2020年8月16日
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カシミール

4.5チョコレートドーナツを頬張るマルコの満面の笑み

2020年7月27日
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泣ける

悲しい

難しい

ゲイのカップルがダウン症の子供を育てるという話。
可哀想だなぁなんてつい思ってしまいがちですが、普通と何も変わらない愛の物語です。
そもそも普通って?何?
ゲイのカップルなのに、まるで男女の恋愛を見ているかのようで、むしろ男女の恋愛以上に2人の強い愛を感じました。
そしてマルコの可愛いこと。
ダウン症の子ってなんか可愛いですよね。
アラン・カミングさんやギャレット・ディラハントさんの演技も素晴らしかったですが、マルコ役のアイザック・レイヴァさんも新人とは思えぬ演技力。
彼の他の作品も観てみたいと思いました。
普段、健常者として、性的マジョリティとして、生きている身としてはなかなか知れない彼らの悩みや苦しみを分かりやすく勉強することもできました。
ゲイだというだけで世間から冷たい視線を送られ、裁判でも不条理な証拠を作られてしまう。
ハロウィンは仮装だろ。
そもそも女装しようが、ゲイバーに行こうが何が悪い。
近年はようやくLGBTの考え方が浸透してきましたが、冒頭にも書いたように、最初は誰でも自分や周りと違う人を分けて考えてしまうと思います。
こういう映画がたくさん作られて(勿論、本人たちとの交流が1番ですが)、お互いをよく理解できるような社会になるといいんですが…
ラストは衝撃的でした。
マルコの好きなハッピーエンド。
現実が優しい世界になりますように。

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唐揚げ

3.0いい映画だとは思った

2020年7月25日
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asa89

5.0最高の映画

2020年7月18日
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モニエ

5.0家族の形は…

2020年7月17日
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家族とは、愛するということとは、人が人を裁くということとは、いろいろ考えさせられました。
ルディの歌声がいつまでも耳の奥でこだましています。
法律ってなんなんだろう。
今の日本ではこういった偏見まだまだあるんやろなぁ。
次の人生では幸せになってね。

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chiakky

4.0主人公がとても美しかった

2020年7月4日
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泣ける

悲しい

難しい

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ジェネリック

2.0衝撃の結末。 こんなあからさまに差別する時代があったのかと悲しくな...

2020年7月4日
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あかね☪︎ *.

5.0魔法が使える少年の話の続きは語られない。

2020年6月27日
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あまりにも悲しすぎる結末。それは本編を見ている中でもいくつかの伏線で示されていた。特に一番分かりやすかったのが、魔法が使える少年マルコの話だ。
ハッピーエンドのお話が聞きたいマルコに語りかけるルディが話を始めるシーンが本作で2回ある。ここでルディは話し始めるが、昔々で終わってしまう。なぜならハッピーエンドが待ってるはずがないからだ。あまりにも悲しく切ないエンディング。涙が止まらないに決まってる。何度も見たいが二度と見たくない話。人生で一度は全人類に見て欲しい話。

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金木研

4.0切なさがやたらと記憶に残る映画

2020年6月26日
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泣ける

幸せ

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めるこ

5.0愛しい息子を守る為、戦う映画

2020年6月13日
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lanachama

5.0その子にとって本当の家族は誰か

2020年5月24日
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たろう

5.0血のつながりなんて関係ない。

2020年5月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

たまたま隣同士に住んでいた、ゲイのルディとダウン症の少年マルコ。
ある日、マルコの母親が薬物所持の罪で連行されてしまいます。
ルディはそんな彼に愛情を持って、家族として一緒に生活をする決断をしますが、
世の中は法律も含め、彼への偏見で二人の関係が悪影響だと保護施設行きが妥当だとします。
この不利な状況で戦うゲイカップルの愛情溢れるお話です。

今でもLGBTQの差別偏見を無くそう。
現在、世間がその垣根が低く感じていて色々な生き方を受け入れようとしているが、
本作品は、1970年代のお話で実話がベースになっています。
この話は色々なメッセージがあると思う。
まず、差別という問題も大きなテーマであると思う。
そして、子供は親を選べないという事。
世の中で苦しんでいる子供が沢山いるんだと思うと辛い。
毎日の様に流れる虐待のニュース、何も罪がない子供が亡くなる現実。
色々と考えさせられる映画だった。
ゲイの映画だとか先入観と偏見を持たずに是非とも見て頂きたい。

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April

3.5『幸せを大切にし、それを守ろうとしたのに守れなかった』大人たちの物語

2020年5月12日
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Bigmouth

4.0悲しすぎる

2020年5月11日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

すごく感動するんだけど、あまりに悲しすぎる。
この作品を見る前と見た後、ものの見方が変わりそうな衝撃を受けた。

テーマとして似ているのは「万引き家族」と「わたしは、はダニエル・ブレイク」だろうか。
法の隙間みたいなとこにいて、いわゆる常識じゃ守れない人たちを描いた作品。

幸せって人それぞれのものだから、
誰かが決めた”普通”じゃ叶えられない人が出てきちゃうわけで。
それって、たとえば法律とか常識とか
そういう巨大な力に踏みつぶされそうになったとき、どうするかっていう。

マルコの“ It's not my home."が、もう涙なしじゃ見てられない。

社会がどうのとか言うつもりは無いけど
家族の幸せ、子供の幸せと、自分の幸せを同じ線上に据えていきたいと強く思った。

最後にもう一度。
作品として素晴らしいのはもう脱帽するしかないくらいなんだけど
もうちょい救いを残してくれても良かったんじゃないの、とは思う。

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mar

4.0差別、偏見は良くない。けれどそれぞれの正義もまたあるのかも。

2020年5月3日
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泣ける

悲しい

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映画好き