チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
全333件中、21~40件目を表示
皮層的な共感に浸るなら、ベトコンを味わって、死ぬにはいい日和なの‼️❓
なんだか、啓蒙しようとするために、わざと汚い晒し方をするのは、ある意味、インテリの独りよがりだと思う。
汚いから、リアルだとも限らない。
誰しも、マイノリティな部分はあり、尊重されるべきだと思う。
でも、衆人環視に晒すのが、主義者としての使命かとゆうと、どうだろうか。
辛気臭いのは教訓臭いから。
だから、愛が伝わらない、そう感じるのは、私の偏見だろうか。
君の名前で私を読んで、には共感したのだが。
このような映画に水を差す気はないが、品質的にはレベルが低い、そう感じたい。
この手の作品は正直苦手、好きではありません。最近の多様性を認める人...
この手の作品は正直苦手、好きではありません。最近の多様性を認める人はいい人、という風潮も少々違和感を感じます(認めてない訳ではありません)。
本作も開始10分くらいで、大丈夫かなとか思いました。ところがその後、どんどん引き込まれてしまう自分がありました。素晴らしい作品でした。本当の愛とは何か、そんなことを考えさせられました。
いろんな感じ方があるのは仕方ないし、それは当然なのですが、人としての権利を制限することだけはあってはならないと思う。
劇中の歌、素晴らしかった。
そういえば大好きなリトグリまなかさん、大丈夫かな。しっかり休養してまた素晴らしい歌声を聞かせて下さい。
マルコが戻りたかった場所
嘘がなくストレートに愛を表現するルディ( アラン・カミング )の慈しみに満ちた表情、切々と情感豊かに歌う姿に魅了された。
ダウン症のマルコ( アイザック・レイヴァ )の無垢な笑顔が切ない。
子供は親を選ぶ事が出来ない。その事実は、時に残酷だと改めて感じた。
ー恥を知る事ね
NHKを録画にて鑑賞 (字幕版)
不必要なセンセーショナル
本作では知的障害を持つ少年をゲイカップルが保護し、家族として暮らす…という物語からいわゆるLGBT差別的な展開を見せます。
広告でも「1970年代アメリカであった実話を映画化」などとしていますが、その実態は「ゲイが同じアパートのネグレクト男児を保護していた」程度のもので、本作の大部分は創作のようです。
本作が何をテーマにしているのかは正直わかりません。
LGBT差別を問題にしているのであればもっと正しい描き方はあったと感じます。
ひたすらに邪悪に描いた母親や社会と比較してゲイカップルが優れているなんてそれこそ差別意識全開だと私は感じます。
ゲイへの偏見に塗れて悪意のある質問を繰り返す検察。
子供のことを顧みない薬物中毒の母親。
育ててくれているゲイカップルを慕い、施設から脱走する少年。
悲痛な訴えも聞き入れてもらえずに少年と家族になれなかったゲイカップル。
ありとあらゆる悪意と悲劇を作中にこれでもかと投入します。
脚色と演出からは「酷いでしょう?悲しいでしょう?憤りを感じるでしょう?」という作り手側の意思を感じました。
正しいはいつも間違える
悔しかった。何も誰も悪くないのに、なんでっつらくて悔しかった。正しいのかもしれないけど、その正しさで誰かの人生が蔑ろにされてしまう可能性を、ちゃんと考えないといけない。正しいは全てでも、正義でもなんでもない。
私も、ハッピーエンドが好きです
多くの映画レビュアーさんたちが口をそろえて「素晴らしい映画だ」と言っている本作。日本公開時に1館のみでの上映しかなかったところ、映画コメンテーターのLiLiCoさんが積極的に働きかけて全国140館規模にまで拡大したそうです(LiLiCoさんご本人が語っています)。
作品のざっくりとしたあらすじだけ知っている状態での鑑賞でした。
結論ですが、非常に素晴らしい映画でした。
今以上に性的マイノリティ(LGBTQ)に対して差別的であった1970年代のアメリカで、ゲイのカップルとダウン症の男の子が疑似的な家族として一緒に暮らす物語。血のつながりや戸籍上の関係は無くても、そこには何者にも断ち切れない強い絆があります。ラストの展開は思わず涙がこみ上げてくるほどに悲しく美しい終わり方でした。ラストの展開に対しては「胸糞」と言っている人もいらっしゃるみたいですが、私は「胸糞」というより、とにかく「悲しい」という印象でしたね。
・・・・・・・・
同性愛に対しての偏見が強かった1970年代のアメリカ。歌手を夢見ながらショーパブでパフォーマーとして働いていたルディ(アラン・カミング)は、客として来店していたゲイであることを隠して検事局で働くポール(ギャレット・ディラハント)と恋仲になった。ある日、ルディはアパートの隣室に住んでいたダウン症のマルコ(アイザック・レイバ)が母親から育児放棄されている現場を目撃。そしてその母親が薬物で逮捕されてマルコが独りぼっちになってしまったのを知り、自分が親代わりとして彼を守ることを心に決めたのだった。
・・・・・・・・
この映画を観て真っ先に思い浮かべたのは、2020年に公開された草なぎ剛主演の名作映画『ミッドナイトスワン』でした。「トランスジェンダーの主人公」「育児放棄された子供」「疑似家族として絆を深める」「トランスジェンダーであるが故の社会からの偏見」などなど、共通する部分が数多くありました。公開順で言えば『チョコレートドーナツ』の方が6年も早いので、『ミッドナイトスワン』は本作の影響を色濃く受けてるのかもしれません。冒頭は「展開が似ているからストーリーも同じ感じかな」と思っていましたが、ストーリーが展開していくにつれて『ミッドナイトスワン』とは全く違う展開になっていったので、新鮮味を感じながら鑑賞することができました。
前半はルディ・ポール・マルコの三人が、社会の偏見がありながらも家族として絆を深めていく非常に美しい展開です。私はこういう「疑似家族モノ」に弱いので、ほっこりしながら鑑賞していきました。マルコを演じるアイザック・レイバの表情の演技が素晴らしく、彼の笑顔を観るとこちらまで笑顔になってしまいますね。
しかし後半、彼らの絆を引き裂くような重く悲しい展開が待ち受けています。社会制度や偏見によって、幸せに思えた関係が唐突に終わりを告げます。マルコはルディとポールから引き離され、釈放された母親に預けられ、母親は相変わらずクスリと男遊びばかりの育児放棄。マルコは自分の家を求めて町を彷徨い、最後には橋の下で……。前半の幸せが嘘のような、あまりにも悲劇的な展開です。
ルディとポールが迎えに来てくれるのを楽しみにして、荷物をまとめて待っていたマルコ。母親に引き取られた後に「おうちじゃない」とずっと言っているマルコ。思い出すだけでも涙が出てくるようなシーンですね。
最後にポールが裁判官や検事局の元同僚に対して手紙と新聞の切り抜きを送るシーンも観ていてキツかったですね。手紙を受け取った彼らも自分のやったことに多少の罪悪感を抱くことになったでしょうが、「こんな悲しい復讐劇があるか」と、なんとも言えない悔しい気持ちになりました。
前半の幸せな展開から後半の悲しい陰鬱な展開への落差があまりにも大きくて、これが「胸糞映画」と言われる所以なんでしょうね。『セブン』みたいな胸糞映画とは違うタイプの胸糞。個人的にはどちらかと言えば「儚く美しい」って感じの印象を抱いたので、あんまり「胸糞」には思えなかったですけど、元気な時に観ないと数日引きずるタイプの映画でした。
もしかしたら観ていて辛く感じる人もいるかもしれませんが、絶対観て損しない素晴らしい映画でした。私が今年観た映画の中で間違いなくベスト3に入ります。オススメです。
ハッピーエンド
あまりにも切ない物語。
ずっと胸が苦しくて、ハッピーエンドを迎えるための準備だと思いながら鑑賞。
予想外に悲しい終わり方をした。
愛には人それぞれ形がある。
この映画を観て、愛に対する偏見が無い、本当の愛について考えられる人が増えればいいと思う。
やるせない
不幸が、不運が重なって本当にやるせない。
みんな一生懸命やってるじゃない。
ハッピーエンドにならなくて辛かった
ショーダンサーのルディのオカマっぶりが申し訳ないけど気持ち悪かった。無精髭は剃ってほしかった。
良かったけど、なんくせもつけたくなりました。
鴻上尚史さんの人生相談でタイトルが出てきたので手を出しました。
面白かったです。満足。マルコくんかわいい…!!
しかし、なんくせをつけたくなる部分も。
「偏見はよくない」と訴えたかった映画なのでしょうが、
「障害児の養護施設はろくでもないところ」「麻薬依存症者は結局立ち直れない」も、
これまた別の偏見にならないかな?と。
当時のアメリカの障害児養護施設の状況を私は知りませんが、
現代日本の健常児の養護施設に関しては、
某小説やら某コミックエッセイやら読んで、
「劣悪な環境の家庭に比べれば、まっとうな施設ならば、後者の方がいいに決まってる」と思うようになりました。
ま、「両親」ふたりが築いていた温かい家庭に比べれば負けるかもしれませんが。
そして麻薬依存症者については、立ち直るのはかなり難しいかもしれませんが、
ただ現在努力して断薬している人も少なくはないでしょうし。
切ない
同性カップルだからといって、あんなに親権を認めてもらえない場合がある。
温かく優しい親の顔になった二人と少年がいつまでも穏やかに過ごすラストを期待していたのね、まさかのエンディングに悲しくて…
子供の幸福を一番に、子供に愛が注げる人が親になれるような柔軟な制度が確立されたらいいのに…と思いました。
短い期間だったかもしれないけど二人は本当に素敵な親でした。
切なすぎる
ハッピーエンドにするべきでしょう!
麻薬中毒の母親から子供を保護というと、「しあわせの隠れ場所」を思い出す・・・親が州の保護下の場合、親の同意なしに後見人になることができるので、申請によって後見人になった話だったが・・・時代が違うので同じようにはいかないかもしれないが、何らかの方法によって、3人が一緒に住めるだろうと期待していたので、ややガッカリの結末だった。マルコはハッピーエンドが好きだったのに、皮肉なことに現実は真逆の結果になってしまった。
<印象に残ったセリフ>
-裁判に負けた後-
(ポール)正義などないんだな
(黒人弁護士)法律学校でまず
そう教わらなかったか?
それでも戦うんだ
生みの親より育ての親
たまたま好きになった相手が同性で、そのカップルがなぜ子供を育ててはいけないのか、ボクには全く解らない。
どんなことでもだけど、多くの人たちが共有している価値観、少数派=異質なものに対する精神的ハードルは、その行いが「正しい」か「正しくない」か、本人たちが「幸せ」か「幸せでない」かに関わらず、また本人たちがまわりに迷惑をかけている訳でもないのに、それを許さない。
子供の幸せは、育てる環境よりも愛情のほうが多くの場合、重要と思うけど、その当たり前のことさえ許さない世の中の不条理が悲しい。
マルコが死んでしまった原因を作ってしまった人たちが、マルコの死を伝える手紙を読んだとき、どう感じたのか聞いてみたいと思った。
良い映画でした。
24-024
なんとも言えないエンディング
40年ほど前、LGBTや障害者が今ほど社会に認められてない時のことですね。ハッピーエンドで終わるのかなって思ってたら、想像とは違ったエンドで、何とも言えない心に残るエンディングでした。もう一度みたい。
全333件中、21~40件目を表示