「同性愛者とダウン症」チョコレートドーナツ つぶろんさんの映画レビュー(感想・評価)
同性愛者とダウン症
観終わって最初に、なぜルディとポールはあんなにも優しく、マルコを窮地から救いだそうと思えたのか、という小さい疑問が生まれました。自分なりに、同性愛者であることで、世間から差別や偏見を感じていたであろう二人は、同じく弱者の立場にあったマルコに共感し、愛情を抱いたのではないかと勝手に考えてしまった。
作品としては、同性愛に対する差別や偏見は思っていたより描かれてはおらず、逆に理解を示す人も当時の世の中にも少なからずいるんだ、という肯定的な印象が作品全体から伝わってきました。
ただ、それだけに悲しい(実話を元にした話だと知ってさらにそう感じる)ストーリーでもありました。
観るものに何かを突きつける作品です。
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