「同性愛に関する意識は変わりつつあっても、日本の法律は・・・」チョコレートドーナツ いちりんさんの映画レビュー(感想・評価)
同性愛に関する意識は変わりつつあっても、日本の法律は・・・
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実の親でも子供の前で教育上よろしくない言動は日常的にあるのに、
愛情持って環境整えて、愛情持って接して、ちゃんと栄養考えてご飯食べさせて、教育支援もして、すごくよくがんばっても、同性愛は親として相応しくないという理屈がよく分からない。
今も子供の前で女装や同性愛カップルがキスをするのは教育上よろしくないとされているのかな。
この映画では、彼らが同性愛カップルだから、という偏見のせいで、
実の母親を無理矢理釈放してまで、引き取らせて悲しい結末になった。
昔の映画らしい、悲しさを強調する為の嫌味な終わり方だな、と思ったけど、
昔じゃなくて今でも日本では、実の親という理由で、とんでもない親に戻して子供が命を落とすニュースがある。
親としての素質を見ず、実の親の元に返すのが一番、という日本人の頑な偏見で、日本の法律や法に関わる人達の判断はこの映画の1970年代から進歩していない事実に恐ろしさを感じる。
というわけで、多様性よりそちらの方に意識がもっていかれてしまいました。
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