「家族の形はそれぞれ」チョコレートドーナツ 桜子さんの映画レビュー(感想・評価)
家族の形はそれぞれ
同性愛者が主人公という時点で興味惹かれて、鑑賞。
ダウン症を生まれ持った方が、どんな風に日常生活を送っているのかとか、そこらへんも興味があった。
観る前に予想した内容とは少し違うものだったけど、
鑑賞後に感慨深い気持ちになる良い作品。
いわゆる考えさせられる映画だった。
1970年代ということもあって、やはり「古い時代の話」だと自分の中でフィルターがかかってしまうのは仕方がない。
同性愛者やダウン症を持った人と関わりが薄い私にとって、リアリティに欠ける部分は否めなかったが、
家族の形はそれぞれあることを教えてくれた。
男性が男性を好きになろうが、
障害をもつ他人を我が子のように可愛がろうが、
人それぞれ。
私たちは世間からの体裁や、一般的な「普通でいること」をつい意識してしまう。
どんなに周りから変なやつだと言われても、
自分の信念を曲げない勇気はすばらしい。
あまり期待せず見た作品だったが、
思わずジーンとしてしまった。
心の栄養になる作品だった。
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