「There is no justice. That don't mean we stop fighting for what's right.」チョコレートドーナツ rireさんの映画レビュー(感想・評価)
There is no justice. That don't mean we stop fighting for what's right.
ルディのマルコへの愛情や執着が、どこから来るのだろうと最初は思ったけれど、彼自身がマイノリティで偏見や差別を受けているからこそ、同じくマイノリティであるマルコを放っておけなかったのだろうし、そこからマルコの笑顔や純粋さを見て、本当の愛情を育てたのだと思う。偏見や差別は、している側は、することが正しいと思っていることも多い。後半に弁護士が"There is no justice. That don't mean we stop fighting for what's right."と言った言葉が、全てだと思った。マイノリティへの差別をなくすべきだ、とただ言うのは容易い。けれど、している側にも信じるところがあって、それはそう簡単には変えられない。道義的に正しいのがどちらか、ということだけでは片付かないことばかりだ。それでも、戦うしかないんだ、ということなのだと思う。自分が信じたものを信じて、戦うしかないのだ。また観たくなるかも。
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