グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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再視聴で忘れていたディティールを再確認し、改めて見事なエンタメと感心
主人公の顔が面白い映画NO1
タイトルとサムネイルだけではなんの映画かさっぱりわかんなかった
見た後もなんの映画か余計わかんなくなった
かなり面白かったけど、じゃあ何が面白いかと言われるとよくわかんない。まあなんかこう雰囲気が、、、としか言えない
僕のコンディション次第では全くハマらなかった可能性すらある
人に勧めにくい映画だなあ
三谷幸喜のようなドタバタコメディー?
ウェスアンダーソンは大喜利も強いと思うから笑点とか出て欲しい
レプリカ感、箱庭感、舞台感がオシャレ!!安っぽい言葉でごめん!オシャレ!
あのホテル行ったらどこで写真撮ってもインスタ映えしそう
正直ストーリーよりも画面がオシャレだなあって思ってたので、案外音を消してみても大差ないかも
ただ会話のテンポが全体的に速くて役者がずっとキビキビ行動してる
そんで主演のゼロの顔が主人公史上一番面白い顔っだった
ずっと「えぇぇ、、、」とも「なんやコイツ」ともとれる顔をしている
ロバートの山本さんみたいな絶妙な表情が面白い
臭いのダメ
まず、おしゃれ。
こんなホテル、一度は泊まってみたいものだ。
ピンクや赤の鮮やかさ、豪華なシャンデリア。
カリスマコンシェルジュとベルボーイの逃走劇
華やかなホテル時代、立場、濡れ衣、情勢などなどさまざまな背景が交差し逃走も非常にコミカルで時々クスッとさせられるテンポが小気味良い。
獄中でも変わらないコンシェルジュ魂、脱獄方、優しい囚人。脱獄後のパフュームを所望をする。とても魅力的な人物だし、香水の匂いとかダメだろ…とか思いつつもベルボーイと心を通わせた後は2人して当たり前のようにつける。
ホテルでの下からみる銃撃戦は良かったし、連携プレー。
ソリの部分はニヤニヤが止まらなかった。
そしてフォーカスされるかわいいスィーツやすぐに詩を謳っちゃうところとか好き。
何十年経っても大事な場所で原点であるグランドブダペストホテル。狭い狭い部屋。
ベルボーイから巨万の富を得た彼は何度でも当時の思い出と失ったものを鮮やかに思い出すのだろう。
猫、殺すのダメ。
色彩豊か
欧州の黄昏を見届けたホテル
アンダーソンの映画は「フレンチ・ディスパッチ」しか見ていなかったけれど「グランド・ブダペスト・ホテル」をやっと見ることができて嬉しい!とても面白くて笑えて「これでもかシンメトリー!」も楽しめてゴージャスでした。ホテル内の無人の長い廊下を見るだけで胸がときめく。
歴史ある高級ホテルはスイス。この映画で大活躍のコンシェルジュ・ネットワークでもスイスを感じた。ソレンティーノ監督の「グランド・フィナーレ」も、ダニエル・シュミット監督の「季節のはざまで」も伝統あるスイスの保養地&ホテルが舞台だった。ヨーロッパ各地のセレブ常連客が来るから英語にドイツ語にフランス語。
そしてゴージャスな俳優たち。冒頭でいきなり老婆役のティルダを見てびっくり!シアーシャ・ローナン、灰かぶりならぬ粉かぶりで、美しいお菓子を作る美しいアガサ、動きも表情もおとぎ話の主人公のようだった。レァ・セドゥはアンダーソンの映画ではメイドとか守衛がよく似合う。カイテルに会えたのも嬉しい!スキン・ヘッドで上半身だけだがまた裸だった。カイテルの裸姿にもう慣れて親しみすら覚える。
そして凸凹コンビ、ロビー・ボーイのゼロと彼を見いだしたムッシュ・グスタヴ。戦争孤児で移民のゼロは、詩と絵画とル・パナシュの香りを愛するエレガントなグスタヴからたくさんのことを習う、「アガサを口説かないで下さい」と何度も言いながら。レイフ・ファインズしかできない役でした。常連のノートン、相変わらず素敵。軍服姿のせいか元々の顔のせいか、ノートンもシンメトリーだなあと思った。
登山電車のオモチャ感と同じで余りに可愛くて笑ってしまったのが、雪上アクションの特急スピード感!ゴンドラ・リフト2台を空中停止させての人移動もドキドキ。SSのロゴも雰囲気変えつつ絶対あれだとわかる。例の絵画「少年と林檎」の後に掛けたのはエゴン・シーレ的絵画で余りに真逆で笑えた。ウェス・アンダーソンのマニアックで粘着的職人気質には敬意を払うしかない。
アートコメディ的な
監督の意図がわかってくるとますます面白い
ストーリーを楽しむタイプの人にはおすすめしない。伏線回収や考察好きな人向き。
このシーン、セリフ、映っているものにどんな意味があるのか、何のオマージュなのか考えながら見ると面白い。
話は軽快で、重いシーンをわざと軽く表現している。深刻に考えさせるようで、実は考えて欲しいのはそこじゃない、という監督の意図が見終わった後に段々わかってくる。 考察サイトを片目に繰り返しみたい映画。
グランド・ブダペスト・ホテルにこめられた古き欧州の煌びやかさと、その崩壊
ウェス・アンダーソン 監督による2014年製作(100分/G)のアメリカ映画。
原題:The Grand Budapest Hotel、配給:20世紀フォックス映画、
劇場公開日:2014年6月6日。
主に第二次大戦前の東欧においての豪華ホテルを舞台としたコメディタッチの映画。確かに、美術や衣装、デザイン等は見事とは思えた。ただ、殺人事件のミステリー的な物語展開を期待してしまって見たせいか、自分にはあまり面白くは無かった。
原案・製作・脚本・監督のウェス・アンダーソンが主に何を描いているのか、描きたいのかが、自分には十分に掴みきれなかったせいかも。ファシストの横暴、それとも若い男女の恋愛、ホテルボーイと経営者の師弟愛、おもてなしとして客と寝るホテル経営者グスタブ(レイフ・ファインズ)の数奇なドラマ、ベルボーイのゼロ(トニー・レボロリ)の出世物語、ホテルを舞台とした「シャイニング」等の映画へのオマージュなのか?
と書き進んだところで、この映画は元ネタとされるオーストリアのユダヤ人作家シュテファン・ツヴァイも含めて監督憧れの古き欧州の煌びやかさと、その崩壊を描いてるのかなと思えてきた。ただ、ゼロの妻アガザ(シアーシャ・ローナン)の頬にある大きなメキシコ形の痣の意味が、自分には大きな謎である。
キャスト
監督ウェス・アンダーソン、製作ウェス・アンダーソン 、スコット・ルーディン、 スティーブン・レイルズ 、ジェレミー・ドーソン、製作総指揮モリー・クーパー 、チャーリー・ウォーケン 、クリストフ・フィッサー 、ヘニング・モルフェンター、原案ウェス・アンダーソン 、ヒューゴ・ギネス、脚本ウェス・アンダーソン、撮影ロバート・イェーマン、美術アダム・ストックハウゼン、衣装ミレーナ・カノネロ、編集バーニー・ピリング、音楽アレクサンドル・デプラ、音楽監修ランドール・ポスター。
出演
レイフ・ファインズムッシュ・グスタヴ・H、F・マーレイ・エイブラハムミスター・ムスタファ、マチュー・アマルリックセルジュ・X、エイドリアン・ブロディドミトリー、ウィレム・デフォージョプリング、ジェフ・ゴールドブラム代理人コヴァックス、ハーベイ・カイテルルートヴィヒ、ジュード・ロウ若き日の作家、ビル・マーレイムッシュ・アイヴァン、エドワード・ノートンヘンケルス、シアーシャ・ローナンアガサ、ジェイソン・シュワルツマンムッシュ・ジャン、レア・セドゥクロチルド、ティルダ・スウィントンマダムD、トム・ウィルキンソン作家、オーウェン・ウィルソンムッシュ・チャック、トニー・レボロリ若き日のゼロ、ルーカス・ヘッジズルーカス・ヘッジズ。
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