グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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ある意味泣ける映画です
レトロでキッチュな世界、やや暗いです。第一次世界大戦に設定した陳腐な物語です。そこに唯一光ってるのが不変的な愛の記憶。メタファー手法やトリビュートのシーンが多い。原作者のシュテファン・ツヴァイクはユダヤ人で欧州の伝統文化の擁護者。ナチスドイツに迫害され、最期はブラジルで催眠薬によって自殺した。グランドブダペストホテルとはヨーロッパ伝統文明の衰亡史、ユダヤ人の流亡の記録です。
贅沢の極み
事実は小説よりも奇なり――。
そんな George Gordon Byron の言葉が脳裏を過る。
(そもそも、勿論 本作は“虚構”であるのだが…。)
史実と幻想、熟練手練演者達の配役、芸術性、そして捲し立てる台詞が織り成す舞台演劇の様な演出が見事に犇めき合い、心地好く、dopamine が、体 内 を 、 駆 け 巡 る゜゜・。゜゜*`。。゜
監督 Wes Anderson は さぞかし楽しかったに違いない(想像)
そしてその喜びを味わえる私達も至上の贅沢やぁねぇ~♪♪
日本国内の古来建造物の筆舌に尽くし難い美しさも素晴らしいが、Gorltz の御洒落な街並みも是また美味で御座いました◎
たのしい!
もう一度見返したくなる映画!
途中、さらりとグロいシーンも登場するが、程よいコメディと軽快な音楽とシリアスなお話の強弱がちょうどよく、見ていて飽きない。
ストーリーの構成も、メタ的な昔話のさらなメタ的な小説の中身だったという形。
映像も薄いピンクと赤があらゆる場面にバランスよく散りばめられていて美しかったなぁ。
今度は小さな映画館で見たい!
エキゾチックな古き良きヨーロッパ
ウェス・アンダーソンらしい「箱庭世界」
3つの時間軸の違いをアスペクト比で表現(1930年代がスタンダード・サイズ=1.37:1、1960年代がワイドスクリーン=2.35:1、1985年がアメリカン・ビスタ=1.85:1)した事を含めて、ウェス・アンダーソン監督らしい色彩鮮やかな「箱庭世界」が満載。
全体的に面白かったのだが、台詞が多くて疲れたせいか、どうにも入り込めないまま終わってしまった感じ。この辺は、こちらの体調による所もあっただろう。いずれ再見してから、再度評価したいと思う。
グランド・ブダペスト・ホテル
アンダーソン・ワールドはミュージカルではないが、音楽は軽快。
舞台ではないが、シェーナ・グラフィカルでカラフルだ。
そして、今回は架空の国ズブロッカ(酒ではない国の名)が舞台となるドラメディ(コミカルドラマのこと)。
「グランド・ブダペスト・ホテル」はハンガリーの首都ではない。
ドイツアルプスのまっただ中に建つ超高級リゾートホテル。
そのホテルを仕切る執事とベルボーイが殺人犯に仕立てられ、国中を逃げ回るロードムービー。
いや、例によって場所よりも乗物が面白い、プレイスよりヴィークルだ。
ドラメディであるからコミカルではあるが、今回は一段とシリアスでもある。
そのシリアスさはネタバレしたくないので説明できないが、超高級と名の付くものは、いつでもどこでもアンエクスプロアード。
注:この記事のカタカナ語の多用はボクのせいではない、アンダーソン・ワールドだ。
時代に殺された、かつての輝き
豪華キャストの面白紙芝居
喝!
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