劇場公開日 2014年6月6日

「ウェス・アンダーソン監督のシンメトリーへの拘り」グランド・ブダペスト・ホテル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ウェス・アンダーソン監督のシンメトリーへの拘り

2019年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

ウェス・アンダーソン監督独特の世界観を醸し出している一つの要素にシンメトリーへの拘りがあると思う。

「ダージリン急行」では、それが顕著に観られたがこの作品でも、随所にシンメトリーに拘った画が出てくる。

この後の作品の「犬ガ島」を想起させるスキー滑降シーンなど、ウェス・アンダーソンワールドに揺らぎはない。

自らの作風に固執しながらも、多くの映画人の評価の高い稀有な監督の一人である。

<2014年6月7日 劇場にて鑑賞>

NOBU