「ウェス・アンダーソン監督のシンメトリーへの拘り」グランド・ブダペスト・ホテル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
ウェス・アンダーソン監督のシンメトリーへの拘り
ウェス・アンダーソン監督独特の世界観を醸し出している一つの要素にシンメトリーへの拘りがあると思う。
「ダージリン急行」では、それが顕著に観られたがこの作品でも、随所にシンメトリーに拘った画が出てくる。
この後の作品の「犬ガ島」を想起させるスキー滑降シーンなど、ウェス・アンダーソンワールドに揺らぎはない。
自らの作風に固執しながらも、多くの映画人の評価の高い稀有な監督の一人である。
<2014年6月7日 劇場にて鑑賞>
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