「まあまあ」天才スピヴェット みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあ
ここのところ、かなりつまらない映画が続いたので、私自身の要求度がかなり下がっている。久々にまともな映画を観た感じ。通常の状態だったら、☆3つ半くらいかな。
まずは、家族全員が個性的なのがいい。遺伝的に、姉だけがちょっと浮いてるかな。軽妙なテンポに影を落としているのが、弟の死。その責任を一身に感じてしまっているスピヴェットが、家族を再構築していく話なのかな?場面場面でほっこりしたり、涙したりということはあるのだが、全体としてはスッキリしない。最後はざっくりハッピーエンドになったが、弟の死は一体なんだったのか?腑に落ちない観があったのは、私の理解不足か?
スピヴェットの天才ぶりは胸のすくものがあった。将に、役者としても天才かと思う。個人的には、それをもっと全面に押し出した方が良かった。
コメントする