「装わない不器用な家族がイイ!」天才スピヴェット ほにゃららさんの映画レビュー(感想・評価)
装わない不器用な家族がイイ!
すごく陰鬱になりそうな話を、安易に暗く描いていないのが良かった。
アメリカが舞台というのは、この監督では珍しいと思うが、映像はより明るく色鮮やかで、キラキラ輝いて美しい!
3Dで鑑賞したが、派手な演出ではなく、飛び出す絵本をじっと見るような映像も新鮮だった。
パッと見、明るく楽しげな雰囲気だが、何処となく寂しさや切なさを感じたのは、映像の中にほとんど人が出てこないせいだろう。
少年の旅立ちとその後の冒険にワクワクし、秘められ思いにジーンときたが、クライマックスが少し物足りない印象。
もう少し大きな試練と、それを乗り越える家族の奮闘が見たかった。
少年の発明品は、失ったモノの裏返しかな?
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