「【T.S.スピヴェット君、好奇心のままに大陸横断の旅に出る。ジャン=ピエール・ジュネワールドを堪能する。】」天才スピヴェット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【T.S.スピヴェット君、好奇心のままに大陸横断の旅に出る。ジャン=ピエール・ジュネワールドを堪能する。】
T.S.スピヴェット君の家族構成を彼の言葉で記す。
父:100年遅れて生れて来た、純度100%のカウボーイ。西部劇博物館のような部屋で、45秒毎にウィスキーをストレートに飲む。
母:昆虫学者、クレア博士 人生の大半を昆虫研究に費やして来た。僕の想像力や科学的興味はママから引き継いでいる。
姉:ハリウッドスター、もしくはパパラッチに追い駆けられるアイドルになるはずが、モンタナ州のド田舎に生まれた事に本気で腹を立てている。
弟:二卵性双生児の弟。明らかにパパ似で、僕との共通点はゼロ。
という家庭で育ったT.S.スピヴェット君にある日、スミソニアン博物館から電話が入る。彼が発明した磁気車輪が栄えあるベアード賞を受賞したのだ・・。
弟が不慮の事故で亡くなってから、スピヴェット家の繋がりは希薄に。学校でも孤立しているT.S.スピヴェット君は一大決意をして、スミソニアン博物館のあるワシントンへ向かい大陸横断の旅に出る・・。
孤独な心を堪えながら、一人で旅立ったT.S.スピヴェット君が旅先で出会う面白く、優しき人々。
様々な経験を経て成長する様をジャン=ピエール・ジュネ監督ならではの、拘りのつまった装飾品やセットの数々を背景に描き出す。
<ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品をまた日本で観たい・・・。>
<2015年2月28日 劇場にて鑑賞>
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