「先読み出来ない密室サスペンス」フライト・ゲーム harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
先読み出来ない密室サスペンス
『エスター』はいい作品でした。
当サイトのレビューにも書き込みましたが、ゾーッとしたのを覚えています。
本作はその『エスター』の監督最新作なんですね。
やっぱり上手いなぁという感想です。
展開も読めなかったし、オチも全く想像がつかなかった。
ハラハラドキドキしながら、引っ張られて前のめりになりながらラストまであっという間でした。
主役のリーアム・ニーソンが嵌められてるっぽいことは何となく分かったけど、あとの登場人物は皆怪しく感じて全然読めませんでした。
この手の映画ではキャスティングでオチや真犯人が分かってしまうということがしばしばあるけれど、本作ではそのようなこともない上手いバランスで名のある俳優を配しているて、その辺りも本当に上手いと感心させられた。
全てが明かされてからは「その動機良くわかんないんだけど、弱くない?」とか「トイレのアレは?」とかの疑問も湧いてきましたが、ディテールのことを言い出すとこの手の映画は観れなくなってしまうので、それを割り引いたとしても本作は良くできていて面白いと思う。
リボンの伏線も感動的でした。
『エスター』の時ほどの衝撃があるかと言えば、そこまでは無いけど今年観た映画の中でも結構良い方に入れたくなる作品でした。
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