劇場公開日 2014年9月6日

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「レトロな雰囲気」フライト・ゲーム えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0レトロな雰囲気

2014年9月6日
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単純

興奮

『フライト・ゲーム』を鑑賞。
「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン主演の最新作。

NY発ロンドン行きの航空機内で航空保安官ビル(リーアム)の元に15000万ドルを振り込まなければ20分おきに乗客の誰かを殺すとの脅迫メールが届く。乗客乗務員含めた146人全員が容疑者となった。果たして犯人を突き止める事はできるのか。

飛行中の航空機内を舞台にした密室サスペンス。
ある意味実にハリウッドらしい作品であり、既視感が半端ない。ほとんどのシーンで「どこかで観たことがある」と感じてしまうのではないだろうか。
何より航空機に乗り込む前から乗客たちが怪しすぎて思わず笑ってしまう。
とにかく懐かしい作風である。

映画としての奥行きなどは感じられず、先に記した乗客の怪しさや、主役の行動の大雑把さが現実味を完全に奪っているので、一種のファンタジー作品として気楽に楽しむのが良い。

テンポは良いので上映時間である107分間、航空機内でのドタバタ劇を最後まで飽きることなく楽しむことができる。最後の着陸シーンの迫力はなかなかのものである。

一昔前の雰囲気を楽しみたい方にオススメ。

えのきち