ジゴロ・イン・ニューヨーク

劇場公開日:

ジゴロ・イン・ニューヨーク

解説

「バートン・フィンク」「オー・ブラザー!」といったコーエン兄弟監督作品や、「トランスフォーマー」シリーズなどでも知られる個性派俳優ジョン・タトゥーロが監督・脚本・主演、ウッディ・アレンを共演に招いてニューヨークを舞台に描いたコメディ。今にも潰れそうな店をなんとかしたいと悩むブルックリンの本屋の店主マレーは、花屋を営む友人フィオラヴァンテをジゴロに仕立て上げ、男娼ビジネスを始めようと思いつく。戸惑うフィオラヴァンテを説き伏せジゴロビジネスを開始すると、予想外に好評を博し、裕福な女性たちが次々と虜になっていく。ところが、そんなジゴロがある未亡人と恋に落ちてしまい……。アレンがカメオ出演を除いて自身の監督作以外に出演するのは、「ヴァージンハンド」以来13年ぶりとなる。

2013年製作/90分/PG12/アメリカ
原題または英題:Fading Gigolo
配給:ギャガ
劇場公開日:2014年7月11日

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映画レビュー

3.5ジョン・タトゥーロのあまり見ない一面

2023年11月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジョン・タトゥーロといえばどちらかといえば3枚目役、ひょうきんな役、変わり者の役、そんなイメージだ。 そんな彼が自ら監督脚本主演で、ジゴロの役を演じる。一体どんな変化球が飛び出すのかと、変な方向に期待があった。 しかし蓋を開けてみれば、意外と(と言ったら失礼だが)標準的なラブロマンス作品で、ウッディ・アレンが演者として出ていることもありウッディ・アレン作品のような雰囲気すら感じるストレートな作品だった。 ただまあユダヤ人コミュニティを絡めているあたりは一筋縄ではいかない感じはある。 しかし、全くユダヤ教のことが分からなくとも問題ない程度のスパイスで、逆にこんなテーマも盛り込んでくるのかと、ジョン・タトゥーロの意外な一面を見た気がした。 映像は80年代のロマンス映画を思わせるようなレトロな雰囲気で色彩感覚もいい。 古く乾いた空気感が不思議と静かな恋愛とマッチし、大人のロマンスとして昇華している。 ジョン・タトゥーロの監督作としては2本目くらい?だが、もっと撮ってくれてもいいのにと感じた。 傑作ではないし、強い見所もないけれど、観て損はない堅実な一本。 私のようにジョン・タトゥーロ好きには、イケメンオーラを醸し出す意外な彼を見られるというだけでもオススメ。かもしれない。

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つとみ

4.5こんな男に逢ってみたい

2023年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

ウッディ・アレンが出てるけど、あくまでも役者としてであり ウッディ・アレン毒は溢れていないので、 それが好きな人にはもしかしたら物足りないかもしれないけど それが辛すぎる私にとってはとても素敵な映画でした。 ジゴロと言うと女を喰いものにしている様な印象があるけれど 実際のジゴロは、この映画の様に女心を熟知してないと なかなか勤まるもんじゃないんでしょうね。 セックスの技だけで女心が掴めるもんじゃ無いですわ。 ウッディ・アレン演じるマレーに ジゴロに仕立て上げられるフィオラヴァンテは 最初はすっごく戸惑っていたけど、実際にフタを開けてみれば 初めての男性に戸惑う中年女性の気持を揶揄するでなく とても暖かく自然にそう言う行為に持って行く。 そう、女性に対してとても誠実なのだ。 お金の関係とは言え、お金を出しても何かを求める女心を 見下したりぜず、丁寧に汲み取り、優しく寄り添うように 暖かい肌と肌のふれあいに誘い込む。 これは出来そうで出来ない。 こんな男となら、もう一度恋がしてみたいと思う。 私が客なら本気で惚れちゃうかも…。 ユダヤ教の事を知らないと解り辛い部分もあるんだけど そこはちょっと脇に置いても、 バネッサ・パラディ演じる未亡人アヴィガルの熱い涙の意味が 胸に刺さってしまう中年女性は多いと思う。 男性より、女性の方がこの映画を好きになるかも…。

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星のナターシャnova

3.5アヴィガルが幸せになりそうでよかった

2023年1月25日
Androidアプリから投稿

楽しい

幸せ

洒落ていてテンポがよく、中味もおもしろく、ほっこりさせられる。 フィオラヴァンティはイケメンで口数少ないけれど優しそうで、男っぽく、控えめで(これ大事かも)、ジゴロとしてぴったりのよい味わい。 彼とマレーとの組み合わせが絶妙で、二人のコンビがそれぞれの良さを引き立ていて、けっこう面白い。 マレーは、ちょこまか動き、おしゃべりで客を誘うという、ちょっとみっともない老人の役割だけれど、見てないようでちゃんと見ている。逆にフィオラヴァンティは私情を挟んで揺れてしまう、まだまだプロになりきれない味熟者だった。対比が楽しい。 彼らによりアヴィガルは目覚め、新しい人生を歩むきっかけを得る。この展開は女の私からみて好感がもてるし、なんだか暖かみがあっていい。

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あま・おと

4.0クスっと楽しめる。

2022年11月21日
PCから投稿

邦題のイメージとかなり違っていて、 それが返って面白かったな。 コメディとしてクスっと楽しめる。

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miharyi

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