ペレ 伝説の誕生のレビュー・感想・評価
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奇跡的活躍を見たくてわざわざ映画館に。 意外にジンガが大きくフュー...
奇跡的活躍を見たくてわざわざ映画館に。
意外にジンガが大きくフューチャーされ、ジンガ=フォース、とは言いすぎだけど、そんなエンタメ感。全編英語でハリウッドナイズされた作劇、見せ場の作り方で不満はないわけではないが、やはり内なる力を入れ発揮して奇跡を呼び込む活躍は嗚咽するほど感動した。それは映画の感動、というよりペレ個人の奇跡を追いかけての涙なので何とも言えない。
感動
感動した。
ペレが本名でない事をこの作品で知った。
1958年までの彼の物語。
サクセスストーリーとしても、面白かったし、当時のブラジルを体験できたのも良かった。
体制と組織に縛られ、自分を見失なう。
17歳の少年には抗う術などないように思う。
だけども、彼は突き進んだ。
どこかで自暴自棄な時もあったのかもしれない…。
これでダメなら終わりでいい。
そんな覚悟を決めた瞬間があったかもしれない。
かなりベタな台詞や展開もあって、国民的英雄を持ち上げ過ぎて、うんざりする箇所もあったものの、やはり、最後は盛り上がる。
ゲームが全てをさらってく。
ゲームのシーンは、とてもスピーディーで、その技術を特等席で観ているようだ。
アイコンタクトを再現してたのには、脱帽だ。サッカーを語る時には、なくてはならないものなのだろう。
世界最強のカナリヤ軍団。
その栄光と挫折を魅せてくれる。
その起爆剤が"17歳のスラム出身の少年"
…出来過ぎたドラマのようだが、これこそが現実だ。
劇中、ご本人も出演してる。
なんというか…得した気分になった。
スポーツ親子は是非とも観るべき作品!!
最近は、ノリさんのPelé入りましたぁ〜の方が有名になっちゃいましたが・・・
昭和な親父は、子供の頃〜スポーツに興味あるなし関係なく、自然にインプットされるレジェンドがいた(笑)
野球はベーブルース、ボクシングはアリ、プロレスはルーテーズ、ゴルフはニクラウス、テニスはボルグ・・・そしてサッカーは彼!
昔は、リアルに貧困を感じる事が出来たり日本のスポ根漫画も全て、そんな場所が舞台になっていた。
冒頭からそんなシーンの中を駆け回る子供達の足技の妙技が圧巻!!
そう!そのブラジル伝統のジンガと呼ばれるスタイルが、ネイマールの動きににも脈々と受け継がれている。
舞台は、その個人技の集合体を軸に戦うブラジルが、欧州組織サッカーに通用しなくなった時代に現れた16歳の彼が、W杯でブラジルに復権をもたらす活躍する物語。
見所としては、サッカー選手だった父親とのシーン・・・
日本で言う星一徹スパルタな教えではなく、息子を信じ自分が見本を見せて、俺を超えろ!ってやる気にさせる。
サッカー好きは勿論の事!スポーツ親子は是非とも観るべき作品です!
伝説を感じろ!!☆4.6
国民的ヒーロー
「ヒーロー映画」だった。ポルトガル語ではなく幼少時から全員英語で会話している事に違和感とエンタメ感を感じた前半。「ジンガ」をキーワードに天才が国民的ヒーローになる王道ヒーロー話。当時の空気感とか貧困とかシリアスな所はあっさりしてるけど、バランスは良い。
感動のペレ。
サッカーをよく知らない俺でも名前は知っているペレ。
ジンカの事も、へー、って思ったし当時はブラジル人もこんな人種差別を受けていたのかと知らされた。
ストップモーションも効果的に挟まれ、家族、友情、チームの仲間、と熱くあたたかい関係に感動。
泣けた。
魂が揺さぶられる。
実話であるからこそ心にダイレクトに響き、奥底を揺さぶられる感じでした。ペレの自信が無ければブラジルサッカーの歴史は大きく変わっていた。感動なんて言葉では表すことが出来ないくらい素晴らしい作品。映画の観客がみんな当時にタイムスリップしてゲームに興奮する。そんな感覚も味わいました。
ブラジルの自信と誇り
ブラジルの国民的英雄の一人であり、「サッカーの王様」と呼ばれるペレのこの伝記映画は、1950年自国開催のFIFAワールドカップ敗退で自信と誇りを失ったブラジルが、ペレを中心に不死鳥のように蘇り、それらを取り戻していくのを感動的に描いている。
若くして天才と呼ばれたペレが、どのような環境で少年時代を過ごしたのか、そして彼の“本名”も本作で初めて知った。
彼が生まれ育ったのは、サッカーボールもスパイクもないスラム。
元サッカー選手の父、優しい母、彼を慕う弟と妹、そして手作りのボールでサッカーに興じる幼馴染たち、このような温かい家族愛と友情に支えられ、ペレは父と交わしたある“約束”を果たすべく成長していく。
ペレは勿論、天性のサッカーの才は持っているが決して“超人”ではない。
若者らしい挫折や葛藤を抱え、もがいてサッカーに取り組んでいたことが作品から伝わってくる。
そういった内なる困難を乗り越え、彼が本名のエジソン・アランテス・ド・ナシメントから真の意味で“ペレ”になった時、彼本来のサッカーが開花する。
この作品で描かれるサッカーは映像詩のように美しく、これこそがブラジルの歴史と伝統が培ったものだと感じた。
このサッカーの“伝統の技”を「ジンガ」と呼ぶ。
終盤で繰り広げられるサッカーは、ペレをはじめとしたブラジルの人々の思い、それはブラジル人としての自信や誇りといって良いものが一気にサッカーのフィールドに押し寄せてきたみたいで、観ている私も胸が熱くなった。
間もなく開催されるブラジル・リオデジャネイロオリンピック。
南米大陸初のこの大会で、サッカーをはじめとしたスポーツ競技がどのような感動を我々に届けてくれるのか、本作を鑑賞して猶の事、その期待は高まります。
プラジルには勝てない
日本人はハングリー精神が無いからサッカーは強くなれない、ということをよく聞きますが、この映画を見ると納得。プラジルの環境やあの独特のリズム感があるDNAがサッカーを楽しく、強くさせている事がよく分かります。
全体的にとてもテンポ良く、あっという間にエンディング。
サッカーに興味無い人でも楽しめる映画でした。
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