「カーテンコールをいつまでも」ゲキ×シネ「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII」 conpeitoさんの映画レビュー(感想・評価)
カーテンコールをいつまでも
舞台を大きなスクリーンで観るのは初めて。歴史物も新感線も初めての初めてづくし。
歌あり踊りあり笑いあり涙ありの3時間は、その長さを感じることなく、面白くも目まぐるしく過ぎてしまった。
ずうっと三浦春馬ばかり追ってしまう。当たり前か。アンコール上映なのだから。22歳の彼は想像以上に美しく無敵だった。
舞台を遠くの席から眺めている感覚だけではなく、時に人物の表情が大写しになるのを見ることになる。遠く彼方に目をやる彼の瞳はやはりどこか悲しげだった。あんなに楽しく晴れやかな舞台上でも。
恵まれた容姿、豊かな才能に甘えずに、たゆまぬ努力をし走り続けた人。最期に見た光はどんなだったろうかと、スクリーンに映し出された彼の瞳と重ねてしまい泣けてきた。
もう一度、板の上に立つ彼を見たかった。
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