劇場公開日 2014年6月28日

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「『インセプション』が残念な出来だったクリストファー・ノーランが製作...」トランセンデンス よねさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0『インセプション』が残念な出来だったクリストファー・ノーランが製作...

2014年6月28日
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鑑賞方法:映画館

『インセプション』が残念な出来だったクリストファー・ノーランが製作総指揮、個人的に全然好きになれないジョニデ主演のSFが面白いわけがないと思っていましたがやっぱりダメでした。下卑た評価ですが『バーチャル・ウォーズ』、『ターミネーター』、『ID4』、『マトリックス』、『攻殻機動隊』辺りを鑑賞した人には不要な作品。冒頭2分でオチを見せるという野卑な展開にも頭を抱えましたが、本当に許せなかったのは生まれつき全盲だった人をジョニデが治すシーン。「み、見える!」って喜ぶんですが、そんなにすぐさま喜ぶのは失明した人だけではないでしょうか。生まれて初めて目が見えるというのはそんな単純な反応ではないと思います。あともうひとつ気になったのはモニターに映ったジョニデと会話するシーン。そこにジョニデの目は映っていますが彼はその目でこちらを見ているわけではなくて別のカメラで見ているわけで、その辺りを捨象するのはSFに対する冒涜。さらに言うとなんでもかんでもナノマシンで説明する思考停止も許せないです。

よね